「【”ノアの方舟” ディザスター映画男ジェラルド・バトラーが大活躍し、人類を救う話かと思いきや、存亡の危機に瀕した際の人間の善性と悪性を鮮やかに描き出した奥深い映画であった。】」グリーンランド 地球最後の2日間 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ノアの方舟” ディザスター映画男ジェラルド・バトラーが大活躍し、人類を救う話かと思いきや、存亡の危機に瀕した際の人間の善性と悪性を鮮やかに描き出した奥深い映画であった。】
ー 今作の根底には旧約聖書の「創世記」で描かれた”ノアの方舟”があると思う。
神が、地上に増えた人々の堕落した姿を見かねて、”大洪水で滅ぼす”と告げられた”神に選ばれたノア”が、方舟に全ての健康な動物のつがいを乗せて、40日間荒れ狂った洪水の中、生き残る物語である。
映画化もされ、鑑賞したが、動物たちは船に乗り込む際、実に整然とした態度で乗り込んでいた・・。ー
■感想
1.人間の悪性を描いた数々のシーン
・現実にも起こっているが、クラーク彗星衝突による、壊滅的被害予想が出された際に、暴徒化し店に乱入する愚かしき人々の姿。
ー 殺人まで、侵している。しかも、車椅子の老婆を撃ち殺すとは・・。ー
・大統領アラートにより、シェルターに避難する権利を与えられた”選ばれた”離婚寸前のジョン(ジェラルド・バトラー)と、妻アリソン、糖尿病の息子ネイサン。
だが、彼らの腕に巻かれたタグが原因で、バラバラになる”家族”
ー ジョンと離れ離れになってしまった、妻アリソン、糖尿病の息子ネイサンを車に乗せてくれた中年夫婦が、行った事。助かりたい気持ちは分かるが・・。
ネイサンが糖尿病を理由に、シェルター避難対象から外されてしまうシーン。
正直、観ていて腹が立つが、”ではお前はいざと言うときに家族を守るために暴徒にならないか?”と問われると・・。ー
2.人間の善性を描いたシーン
・アリソンが息子ネイサンを助けようと、軍の女性に”貴女にも家族がいるでしょう!”と詰め寄った際に言われた言葉、”家族は選ばれなかった・・、私は自分の役目を務めているだけ。”と言われ、絶句した後、謝罪するシーン。
軍人や、優しき保健婦たちが、自らの命の保証がないのに、懸命に働く姿。
ー 現況下の、医療従事者の方々の尊崇な姿が脳裏を過る・・。ー
・ジョンを北へ向かうトラックに乗せた運転手。乗り込んだ席の隣に座っていた黒人の若き男性がジョンに教えた事。(一方、ジョンの反対側に座っていた白人男性が行った愚かしき出来事・・)
・ジョンが命懸けでシェルターのある、グリーンランドへ飛ぶ飛行機を止め、渋々乗せたパイロットたち。重量オーバーの危険性がありながら乗せる姿と、彼らの最期の言葉。
◆シェルターと重い扉が開き、生き延びた世界各国の人々が交信する声の中、ジョン・ギャリティ家族を始め、人類が再生していく予感を思わせるラストは希望を持たせてくれるが、有事の際の人間性の発露について、イロイロと考えさせられた作品である。>
<真の人間性は、存亡の危機に瀕した時に問われるのだな・・、と思った奥深い作品。
激甚化する気象、いつ起こるか分からない大地震。
BCPを如何にキチンと実施していても、最終的には人間の善性の発露如何なのだろう・・、と思った作品でもある。>
NOBUさん
CSで鑑賞できました(^^)/
ジェラルドさん、渋かったです。
ノアの方舟 なるほど そうですね。
ストーリーが進むごとに
怖さが増してゆきました。
CGも迫力あったし・・・
地球環境が心配される現実
大きな隕石も落ちてくるようになるかも
いろいろと考えさせられた作品でした。
最後は、家族愛に包まれましたね。
NOBUさんへ
広島8館中5館で貸し切り経験したBloodです。しかも、この2〜3年でです!
イオンシネマ広島で、422席貸し切りでシン・ゴジラを見た時は、さすがに寂しかったですよw
NOBU様いつもありがとうございます。カーペンターズの雨の日と月曜日には みたいですね。今日は両方です。いよいよ梅雨入りです。ブルーになります。
それにしても沢山観ていますね。凄いです。