真夜中乙女戦争のレビュー・感想・評価
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果てぬ渇望、愛しきセンセーション。
堕落で、ピュアで、憎く愛しき世界。
説得力のある物語です。
私はこの作品以上のものに出会った事がない。
そして今後も真夜中乙女戦争を超えるものに
出会うことは出来ぬと断言出来ます。
青春の渇望、希望、狂おしき愛。
音楽、衣装、セットの断片的な部分にまで
あらゆる枢と仕掛けが組み込まれ、
兎にも角にも拘りに充ちた究極作。
割り砕いたガラスを拾いながら
それらの破片で起こす清き戦争とは。
掬われ、果て堕ち、愛に耽溺し翻弄されゆく私、
つよく儚く愛を性(さが)の如く揺蕩する先輩、
シンボリックに世界を巣食う、果敢なき黒服。
スイッチを切り替える如く激しい場面転換が
原作同様魅力ですが、それらを否応なく
自然に溶け込ませてしまうのが
永瀬廉さん、池田エライザさん、柄本佑さんの
グラデーションのように滑らかに展開される
芝居力の高さかと思います。
敢えて作中の大筋、山となる部分や
見せ場を予告で出してきていたのも
あくまでそれらが作中の場面への
誘導であると感じます。
SNSを使い分けた宣伝力も流石でした。
これは単なる学生だけに向けた物語ではない。
全ての才能が爆弾の如く投げ合われた、
狡いほどに至極の映画でした。大好きです。
うーん…。
作品はとてもよく役者さんたちもすごく演技が上手くてお話の中に吸い込まれるような感じだったけど前列しか空いてなくて前列の2列目に座ったけどゆっくり回るところがすごい酔いかけてあたり集中出来なかったかな。最後のちょっと手前ぐらいのシーンは「え?」って思っちゃいました💦
なんだったんだろう、、、
永瀬廉の儚い、憂いある切なげの表情はホントに素晴らしい。壊れてしまいそうな心がギュッと詰め込まれた表情でなんといっても、あの大きな瞳が翳りある表情を際立たせている。
さて、内容は、、ずっとふわふわとカタチが見えないというか掴めないストーリーだったんだけど後半に入ってグッと輪郭がハッキリクッキリとなって一瞬、ハッとしてここから盛り上がるのかと思ったらまた、掴めなくなってしまった。そして終わった。きっと自分の許容範囲が狭すぎなのかな。エライザさんの歌声は、それなりに上手いと思いますが少し長かったかな、、。
よい出逢いを
エンドロールに流れるビリーアイリッシュの主題歌が耳に残りシーンを思い返さずにいられない。
余韻を楽しむにはやっぱり夜に観るのがおすすめ。
私ほど拗らせていなくても皆どこかで、「私」の抱える青い苛立ち、諦め、危うさ、孤独感と似た感情を抱いたことはあるはず。
完全には諦めていないことが私の唯一の強みで、それが黒服と先輩との出逢いにつながり私を変えていく。その過程を演者それぞれ上手く体現していた。映像も美しい。
「私」ぐらいの年代での人との出逢いは、その後の人生に良くも悪くも大きな影響をもたらす。
よい出逢いをして、出逢いを糧にできるように生きたいけど、それが難しくもある「今」も感じた。
自分が中学生なら、、、
もし自分が中学生で廉くんやエライザさんが好きだったら発狂してるかもしれない。
今後の人生に少しなりとも影響を及ぼしたかもしれない。大学への憧れ的な笑
でも思春期をとっくに過ぎてしまった自分にとっては終始訳がわからなかった。
サブカル的な雰囲気から出る厨二な台詞回し。
主人公が中途半端でモノローグが多い。
急に出てくるコロナ的な世界線などなどここ最近見た映画では正直ワースト級。。。
惜しいなあと思ったのは意欲的すぎるカメラワークや世界観。
全体の色味や人物配置がめちゃカッコ良いのに、セリフやその場の緊張感とミスマッチなカメラワークだからただただ見にくかった。。
もう少し伝わりやすくしてくれたらもっと面白くなったのかなぁと思った。
ともあれ今後の期待と廉くん、エライザさんを大スクリーンで見れたということに関しては評価です。
さらっとした映画 若者だけどあまり刺さらなかった 24本目(再込27本目)
主人公と境遇は割と似ているが、あまり刺さらなかった。冒頭の大学の先生に文句を言うシーンが1番刺さったw
人物の背景の描写が少なく、さらっと事が流れていく映画だった。なんでその行動をしているのかが描かれていないからわからない。恋愛要素もあるが、それも描写が少なくさらっとしていた。さらっとしているから単純な面もあるが、登場人物の発言はところどころ考えてもよく意味がわからないこともあった。
俳優の演技は良かった。
投稿者はグラン・トリノが刺さった若者なので、思考はおじさんなのかも。
詳しい事は他の方が書かれてるのでレビューもさらっと
ナレーションが良く聞こえなかった
僕の視点で話は進むので、
主演の永瀬さんがナレーションを言うのだけど、
ボソボソ言ってて、何を言ってるか分からなかった。
やる気のない若者を演出してるからかなのか、
ハッキリ話さないんだけど、
特に語尾が聞き取れなかった。
発声練習とかしてないんだろうか?
他の人は聞き取れたんでしょうか?
お話は、又、ファイトクラブを彷彿とする内容で。
なんかニセモノ感が漂って、どうもパッとしない。
エライザさんは可愛かったなあ。
あぁ、なぜ観てしまったんだ・・・後悔
今のところ2022ワースト邦画。駄作と書いてしまった別作品の評点を上げなくては。これに比べれば十分な仕上がりです。あぁ、相対評価してしまう僕はまだまだですね。こんなブレる評価をしてしまうのは世の中が悪いからだ!全部燃やしてやりたい!・・・なんてことは思いませんがね(笑)
作中、主人公が話すセリフの「時間の無駄」。はい、おっしゃる通りですね。本作は対価に対してなんとバックが少ないことか。いやいや、あくまで個人的な感想です。映画好きの私の感想です。すみません。やっぱりジャニーズ(アイドル)映画避けるべきだった。ま、好きな女優の一人であるエライザさん目当てで行った僕も同じ穴のナントカですけどねww
なんとまー、長く長く感じる作品ですこと。疲れた。しゃべるしゃべる。説明するする。あれはこれで、これはあーで、私はこう思って、あなたはこう考えてそうしたんでしょ?・・・・・あーーーーうるさい!映画なら映像で語れよ!もぉう!で、一体なんなんだった?この話。上澄みのかっこよさのみすくって繋げてかっこよく見せて・・・厨二大会じゃぁないか。ま、ガキの妄想世界の映像化ですね。はい。
商業映画だから売れてナンボですから仕方ないですね。
カッコいいセリフとそれっぽいアップショットでファンは大喜びでしょうしね?
脈絡のないエライザさんの歌声。
影ある主人公(たいしてないけど)
柄本さんの無駄使い(けど厚み出るよね)
はぁ・・・・はぁ・・・・・ため息しか出ない。
いつも通りに原作未読です。角川のサイトの原作紹介文を見てみました。うん、面白そう!面白そうな内容じゃん!でも・・・映像化するとこれになるの?がっかり。脚本、監督が原作の本質を汲みきれていないんだろうなぁ。なんて思います。こんなのやだー!ってヤケを起こした人の話にしか見えない(笑)
とにかく、とにかくつまらない映画でした。
生ぬるい風呂ダラダラとに入って、長風呂するも温まらずに冷める一方で風邪ひくわ!って感じ。
これこそ駄作。アイドル映画二度と観ないと改めて誓いました。
原作ファンしか分からないよ
原作者、Fさんのファンであり、この原作のファンであり観に行きました。
冒頭の台詞、あの言葉を初めて読んだ時震えました。
Fさんの文章の暴力のような言葉の並び、世界観、それが映像として目の前に居ることの喜び。
映画として楽しいかと言われたら初見が映画じゃなんじゃこれはってなります。
普段小説を読まない人もとても読みやすい作品だと思うので、
ジャニヲタさんもエライザさんのファンの方もまずは本を読んで欲しい、って思いました。
その上で映画を観たら全く違う作品に見えると思います。
この作品は美しいんです。
その美しさを理解して欲しい。
ストーリーを見に来るものではない
原作を読んでいないのもあるのだろうか、、、??
ストーリーが全く入ってきませんでした。
原作を読んでなくても見れば面白い映画はたくさんあるのに、、、、
「どうして?!」「なんで?!」「あのシーンは何?」
と言うのが多く、最後までオチも掴めず、、、
それでも評価を2.5にしたのには理由があります
カメラワークや演出、音楽や世界観はかなり入り込むものがありました。
以降、ネタバレになりかねません⬇️
映画内のセリフで生きてる意味を見出せない理由を語っている場面がありました。
その論は今まで聞いたことのないような世界の捉え方、見方であり、なるほど〜、と。
もう一度見るかと言われると絶対見ませんし、おすすめもあまりできませんが、主演のファンの方には楽しいかもしれません
二宮健らしさ健在もプロットが甘ったるい、主人公の色が弱め
良くも悪くも攻めが効いている作品。映像における挑戦は忘れてないが、今作は少し苦みが強い。
「これって面倒くさい奴の戯言でしょ?」と言えば片付きそうな程脆くて、中身は確かに痛さがぶり返している。大学生のため、キャンパスライフの表現度によってはのめりこめるのだが、これはもはや皆無…。というか、現実を逃げた人の話でもあるわけで。小説だったら確かに綺麗に見えそうな部分はあるが、やひり映像化されたことによる可視化でちゃちなモノになっている。
とは言え、一定の信頼を置いている二宮健。映像は綺麗だし工夫と冒険心はすごく感じる。肌感覚はCMディレクター上がりの監督さんと近いかも。今作はそれと作品の面白さは結びついていなかった形。
永瀬廉さんを主演に置いて、割とスケールも大きめ。だが、池田エライザのような華モノがあんな変わり者を気に掛けるにしては少し説明が足りないというか。黒服にしても距離があって、その心模様が透けなかったのが惜しいところ。少し甘ったるくなった気がする。
もうそろそろ大人な恋愛とか、エモさとか手を出して欲しいかな。大学生にしてはバランスが悪かったと思う。あと、『ファイトクラブ』っぽいと言われていたので観てみたいところ。自分はMr.Childrenが映画から作った「ファイトクラブ」なら知っている。つまり、「孤独が1番の敵だった」ってことか?確認してみたい。
自分にはこんな映画は撮れない
映画を撮っている身からすると、
自分には一生かかってもこのような映画は撮れないと思いました。
それぐらい監督の作品熱が篭っていたし何より脚本・編集まで監督自身で行なっている映画はやはり違うと感じました。
あと、この映画は好きと嫌いが大きく分かれる作品だとも思いました。
嫌いと思う人の大半は、カメラワークがものすごい速さで720度ぐらい回転したりして頭がぐるぐるしたり、
突如カットの切り替えなどでスクリーンから観客に向けての光の光量がバンっと大量に向けられるので、フラッシュが苦手な人、眼が弱い人などはそういった面でオススメできません。
ー私がなんでこの映画を観ようと思ったのか。ー
映画を作る身でありながら大変短絡的な見解で申し訳ないのですが、
私は目に留まった予告編で面白そうだなと思ったものをキャストを選ばずに鑑賞します。
映画のタイトルのセンスで選んだりもします。
あとは誰が監督なのか。
二宮健監督は「チワワちゃん」で存じておりました。
とても観たかった作品だったのですがまだ鑑賞できておらず、人間の善悪の心理描写をリアルに再現するタイプの監督なのかなとお見受けした次第、気になっていました。
そして今回タイトル漢字7文字と予告編での抽象的なワードセンスに加え、邦画でありながら東京破壊という壮大なスケールをぶつけてきていたのでどんな映画になるのだろうと好奇心が燻られました。
結果的に言うと私的には面白かったです。
自分には全く無いスピリットを始終感じていて、全く先が読めず訳が分からないのさえこの映画の見せ方なのだと思わされました。
登場人物が全員何を考えているか分からない。
ミステリアスな雰囲気が良かったです。
誰も死なない戦争
原作は未読です。
◉物憂げな生の価値
死を越えるだけの価値ある生はあるのかと、永瀬廉演じる主人公は、観る者にナイフを突きつけてきたのだが、その青年の憂鬱が凄すぎて、刃がその中に隠れてしまったと言うのが、正直な感想です。
作品の主題は、生の意味は考えるほど、想うほど分からなくなる……で良かったのではないかと思います。考える苦悩や、想う苦しみをたっぷりと。
あるいは本人の虚無感に関わらず、いつの間にか繰り返される生に押し潰されて、壊す力や、死へ向かう力も消え失せたと言う結末でも、作品としての納得は得られたかも知れません。
あんなに謎めいて、可憐で豊満な先輩が登場したので、そんな心変わりの筋書きも想像したのですが。
◉終わりの後の物語
この物語の終わりはただの終末ではなくて、と格好つけたまま、実際は騒ぐほどじゃないエンディングが待っていただけでした。
花火のように優しい爆発がしばらく続き、多分全員が生き残る若者たちに、崩壊の後の物語は用意されていたのでしょうか?
主人公の若者も、疲れただけだったかも知れません。傷んだ我が心を愛おしむように、黒服に口づけをした。目に見えて命を失くしたのは黒服のみ。不思議で何を始めるか分からない危機感は素敵でしたが。
彼は主人公の心の闇の表象だったとしておきましょう。
東京爆破と言っても…。
さすがに、ラストのつじつまが合いませんね。
時限爆破装置を東京各所に置いていったということだと思いますが、爆破はかなりの具合で、大型爆弾を何発も落としたような状態です。
東京壊滅、終末論のような話になっています。
あれだけの爆発を起こすには、中東の武器商人から、かなりの爆薬を買わないと、ちょっと無理ですね。
それと、動機がはっきりしませんね。
なんとなくで事件を起こせるような規模でありません。
原作はあるようですが、またまた、話をこねくり回して、インパクトを狙ったが、話の芯は大したことなかったというパターンですかね。
スクリーン上では様々なことが起こりますが、不思議と居眠り率の高い映画といえるかもしれません。
しかし、映像はきれいに撮れてますから、2時間ボーと過ごしたい方や、エライザさんのファンの方は、ぜひ劇場でご覧ください!
居眠り注意です!
書き直し
特に感想はないかな。
私の場合だけど、たまに都内で映画を観た時、良い映画だったら鑑賞後の夜の街並みはいつもより素敵に感じるけどな。
って、書いたらレビューを非公開にされたので、書き直します。
映画コムさん、レビューのチェックは人がやってるのかな。それとも、NGワードがあるのかな。
この映画の場合、感想を持てないってのが、ある意味では感想かな。
後半部分は、劇中の黒服の台詞に対しての感想と言えば感想。
これだけだと、また消されそうなので、感想加えときますね。
主人公の高校の同級生の新歓コンパの話は、正直羨ましいと思った。
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