「あなたのパンです、は通じないしスベる」あなたの番です 劇場版 とびこがれさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたのパンです、は通じないしスベる
田中圭はいつ見ても唯一無二のエンターテイナーですね。天真爛漫さと気遣いが同居してる感じ、策士ではないが一生懸命考えて動く感じ、観ててすっと入ってきますよね。アホじゃないけど裏表のない感じ。
密室状態で殺人犯と一緒にいる状況で何人か死んでも、人間結構冷静なんですね。結局殺される理由が全くない自分は死なないだろうと信じきっちゃいますから。実は昔後ろめたいことがあった人だけパニクりますから大体こういうの。
けどこの場合西野七瀬は無差別殺人衝動を持ち合わせていたんですよね。皆さん結構危なかったことを自覚すべきですね。
スカした刑事は顔も立ち居振舞いも怪しい感じでしたが、やっぱり事件起こってから来たわけで、私は全く犯人とは思ってなかったです、びっくりした。この船の担当にどの刑事が選ばれるかもわからないと思うので、途中からは偶然が絡んで起きた別の事件だということですよね。それは確かに視聴者推理困難です。先入観だなーと思いました。
「あなたの番です」ってどういう意味なんですかね。次々と死ぬなかで、次はオマエだ的な意味でしょうか。雪山山荘系はだいたい「あなたの番です」ですけど。丁寧語だとより猟奇的な感じはでますね。これを模して友人にパンを渡すときに「あなたのパンです」って言ってみても通じないことが何度かあってへこみましたね。
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