「急いで作った感」あなたの番です 劇場版 maruさんの映画レビュー(感想・評価)
急いで作った感
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テレビでは原田知世さんを殺してしまったので、映画では西野七瀬を殺そうというのはおそらくコアファンなら察していただろうと思います。
そもそも「どうせプロデューサーがプロデュースしてるアイドルグループのメインを犯人にするんでしょ」という、嫌な視聴者心理をそのまま採用する度量を持ったTVドラマの原作があるのですから、そこは映画では、正々堂々と西野七瀬を殺しにかかってくるでしょう。
ただ、そこがピークだったような気がします。漫才で大ウケがきてオチは控えめというように、映画で主役級が死んでピークを迎えて犯人が控えめな印象でした。
「ひるまだ」とか「タイタニック」とか随所にパロディ要素がちりばめられてましたが、緊張と緩和の緩和になってはおらず、終始「緩和」な映画でした。大衆受けを意識した演出が多い気がして、全体から緊張感を得られず、物語に入っていけませんでした。「違う本編」かなと思ったら「本編なのにスピンオフ」みたいな感じでした。でもTVが好きなら見ると楽しいと思います。
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