「どうやんの髪の毛」あなたの番です 劇場版 nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
どうやんの髪の毛
どうやんの髪の毛が、突然短くなります。どうやんと黒島ちゃんの部屋に、翔太来て部屋に入るシーン。部屋に入る前はどうやんの髪は長かったのですが、翔太が部屋に入ったときどうやんは髪の毛が短くなります。別の日に撮影したのでしょう。映画撮影期間は髪を切らないで欲しいです。
早川先生が出てくるのですが、早川先生の「研究が流された」と言うのですが、一体何の研究をしていたのか良くわからない。海から流されたものを引き上げたときに巨大サメが上がるのですが、そのサメは研究の為に使っている物なのか、それとも予定外にサメが引き上げられたのか良くわからない。サメが作り物だったのですが、作り物として映画で出てきているのか、本物は使えないから作り物を使っているのか良くわからなかった。とにかく、このサメはこの映画で一番がっかりした。
良かったのは、ドラマを見て、上映直前に「もしも、連続殺人が起こらなかったらどうなっていたのか?」という特別放送があったので、映画に入りやすかった。
このドラマは、とにかく登場人物が多い。そして、それぞれ伏線を持っているので初見の人には消化しきれない点が多かったと思う。
水中銃
菜奈ちゃんが犯人特定の為警察ぐるみで乗客を脅しに使うのだけれど、他の方法なんかなかったのかなと言う物になった。警察が銃を使う事を許すと思えない。更に、矢が翔太にあたるのだが、矢が当たった後、翔太の芝居が永遠続くのだが、「そんなわけないだろ」という程気になる矢の存在。
矢が当たった後、逃げた真犯人を追いかけ海に入り、海に沈もうとする犯人を引っ張り上げる。「そんなわけないだろう」
良かった点
全体のストーリーが良かった。翔太と菜奈が引っ越しをして二年経ったからこうなったという部分がどこをとっても良く描かれていた。見ていて、更に作り変えて三度目の新しい「あなたの番です」を作る余裕さえ感じられた。
ドラマで獲得している登場人物のキャラクターは変えないと言う事を維持している事が素晴らしい。ドラマでは新しい管理人として登場している人は、船内の記念写真館の従業員として出てきた。ちゃんと伏線も幾つも持っていてよかった。
ラストのすべてを回収してくれるエンディングロールの最後。これはドラマを見ていた人にはたまらない。
全体的に、気になった点
登場人物の衣装。クルーズ船での旅なのだから着替えは持ってきているだろう。一日目で事件が起きて警察から船から降りないようにと言われて5日間過ごしていたことになるのだが、誰も着替える事が無いのが違和感があった。海水を浴びても着替えることなく船を降りてタクシーに乗って帰るって言うのは、違和感がある。海水臭いだろ、ベタベタで気持ち悪いだろ。着替えてよ。
ドラマで、視聴者に受けた事を映画で載せてると言うのが分かるので、それは伏線と直ぐに分かる。
早苗さんが息子を気になって紙を食べちゃうシーン
早苗さんが息子を気になって海に飛び込んじゃうシーン
尾野さんの「これ、どうぞ」とう気色悪い手作りプレゼント
赤池おばあちゃんのヒステリー
等々
ドラマを見ていた人には、十分楽しめたのではないだろうか
しかし、細かい部分で気になる点が出ているのは撮影が長く出演者のモチベーションがドラマの時ほど続いていなかったように思われる。