「あな番の世界観ばっちり」あなたの番です 劇場版 くまのさんの映画レビュー(感想・評価)
あな番の世界観ばっちり
大好きなドラマの、やっとの映画化なのでかなりの期待感でいざ…!
住民たちのそれぞれの濃い〜キャラクターを、すこしのミステリー(おのちゃんの子とか相手とか)を持たせつつ、本ストーリーの蛇足や邪魔にはさせずに、短い時間の中で、たくさん魅せてくれました。
ドラマの2部?から出てくる、マンションとはまだ関係のない新管理人さんや南さんを出してくれたのも流石ですし、ナミトメくんとかちょいキャラだけど重要、黒島ちゃんの家庭教師が出てくるあたりも、あな番の芯がちゃんと感じられて、新キャラの麦さんもスッと飲み込むことが出来ました。
出てこないキャラクターもいるのでそこは残念でしたが、たとえば児嶋佳世さんが英会話教室を営んでるってことを語る児嶋旦那さんからは、仲良く暮らしてるのがわかるし。
自分が、なつかしい学生時代に戻るような同窓会に出席してるような、嬉しいかんじがありました。
内容は、ん〜…
ドラマや、スピンオフ?を観てない人からするとどうなんだろう?
作品はキャラクター紹介のファンサービスが過多で、本筋のストーリーがオマケに感じました……。
結局、管理人(床島)さんはどうして??
本筋のストーリーと関係がないなら説明なきゃダメじゃない?説明ありましたっけ、見落としただけかな…。
推理するにはキャラクターが多すぎるから、
キャラ設定を頭に入れるだけでも大変なのに展開が速すぎのような。
キャラクターを知ってても、パラレルワールドってことで、設定を頭に入れ直すにも混乱したし。
ん〜、ドラマでたのしめた「え、それって…」「絶対こうなるよ」みたいな考察?できる「あそび」が無い。時間の限られた映画では難しいです。でも、
キャラクターは楽しめたので、間違いなく娯楽エンターテイメント。
あな番らしい愛情に満ちた動機も◎良いです(そして、ドラマでは腹パンする・されるのに…とか思うと非常に萌えました)。
朝のスッキリで、番宣で来た流星くんが
「二階堂的にはドラマが良い」と言った意味も納得。
もしも、自分がドラマやスピンオフを観ていないで、映画を観たなら評価は低くなりそうですが、
あな番の1ファンとして、期待を裏切られずに、べつの結末が文句なしに楽しめたので★5です。
ドラマとは違うパラレルワールドということで、ヘェ~どんなもんだろ…と思いつつも、まっさらな気持ちで観ようと思いました。そして観ていて気付く。
Σこ、これは、シミュレーションゲームにある、選択肢によって分岐していく「違うエンディング」のやつ!
まあ、そういうような選択肢に迫られるような事態は起きないし、勝手に展開していくんですけど(笑)。感覚としては、観ていてそんな印象を受けました。もっと違うエンディングも色々観たいデス(小声)
走り書きの感想で滅茶苦茶ですが面白かったです!