「何もかもすべてが浅い」あなたの番です 劇場版 Yu0911Sさんの映画レビュー(感想・評価)
何もかもすべてが浅い
大前提として
このドラマが考察が捗るスゴイドラマってメディアでは設定されてるんですが
結局伏線が張り巡らされたり、細かいヒントが散りばめられてるわけじゃなく
最終的には誰が真犯人でも問題ない作りになってました。
最終回実は犯人は西野七瀬!実はこんなやつでした!この時に実は描写されてないけど心の中ではこんなこと考えてました!描写されてないけど
というガッカリどころじゃない極めて浅い脚本
え
これ横浜流星が犯人でしたでも通用するよね?
最悪田中圭の二重人格説でもいけるよね?
って感じ
また西野七瀬の演技の稚拙さも相まって酷いもんでした。
ただ
結構世間では話題になったので
日本のドラマが大好きなちょっと流行ったら映画化
でも
登場人物がほとんど出せないし
そもそもドラマも2部構成になってましたが、無理矢理2部構成にしたせいで毎回入る同じ回想シーン
伝説の会いたいよタイム
という劇場版にするのは不可能な内容
なのでドラマの出来事が起こらなかったというパラレルで
しかも人物も少しいじろう
というとてつもなく浅い作品が出来あがりました。
肝心の内容の方も
ドラマがドラマなので期待はしてませんでしたが
まあー浅い!
あ
そうですか
という感想
日テレではもちろんゴリ押しですが是非騙される人が少しでも減れば幸いです。
追記
prime Videoでたまたま再鑑賞
感想は変わらずなんですが
最後の西野七瀬が実は途中の場面、横浜流星と会話したシーンが違う人としてた会話でした!
というのが最大のドンデン返し?ポイントなんですが
ミステリー系の映画として絶対やっちゃいけない愚策ですよね
そりゃ後から勝手にあの場面の人は違う人と会話してたので〜って言われても
じゃああの場面おかしくない?ってしかなりませんよ
普通のミステリー映画で時間操作したようなもんです
田中圭が海に落ちて行くシーンとか
殺害シーンは予算の関係上派手にはなってましたが所々笑えるくらいチープでした。
ほぼ西野七瀬が主役で西野七瀬のための映画でした。
冒頭にも書きましたがそもそも導入の時点で
ドラマがそこそこ当たったから映画で儲けたいけど
キャラクターほぼ消しちゃったから
IFストーリーでやり直しってのもミステリーとして愚策ですよね
ラストも製作陣は
「えぇぇぇ結局ナナちゃんしんじゃうの〜??汗汗」っての期待してるんだろうけど
普通にどうせ生きてるでしょってたぶん観てた9割の人が冷めた目で観てましたよ