「女帝 ココ・シャネル」ココ・シャネル 時代と闘った女 あささんの映画レビュー(感想・評価)
女帝 ココ・シャネル
物凄い急足で、あれよあれよ言う間に終わってしまった。55分で彼女の波瀾万丈な人生が収まっている。それも、彼女の黒歴史も脚色していないから好感が持てる。
シャネルのストーリーを手っ取り早く知る上ではもってこいの作品だ。特にファッション好きは見て損はない。
20代の頃にシャネルのマトラッセ(チェーンバッグ)に憧れた時期があった。ただ、やはり値段が高い上に、まだ年齢的には似合わないと思って購入には至らなかったが、かつての私のように、シャネルのストーリーをよく知らずにシャネルのバッグや洋服などを好んで持っている女性も少なくないのでは?ブランドのストーリーを知ることってとても大切だと改めて思う。
若い頃は“エロス資本”を活用し愛人をしていたココ・シャネルが、自身が歳を重ね富を築くと今度はパトロン側になるというのがなんとも皮肉。平凡で凡庸な私にとって、こんな人生がちょっと羨ましくもあるが、、、。
時代に新たな風を吹き込み、帝国を作り上げ、さらには国家にまで権力を及ぼす“女帝”の並外れたエネルギーと強靭な精神力。そんな彼女が残した多くの名言は現代の女性達のバイブルとなり、伝説となり、彼女は生き続けているんだ。
たけど、私もお友達にはしたくないな笑
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