劇場公開日 2021年5月28日

「人間と音楽が好きな人は是非」アメリカン・ユートピア JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人間と音楽が好きな人は是非

2021年8月11日
iPhoneアプリから投稿

デヴィットバーン氏を全く知らない状態で、
前評判が良さそうだったので、観に行きました。
同じように知らない人のレビューで、あんまりだったというのを見かけ
無茶苦茶迷ったが、観て大正解だった!!!!

もうね、デヴィットバーンありがとう。
スパイクリー監督ありがとう。
演者さん含めスタッフの皆さんありがとう。
といった感情になりました…

全国民は「グレイテストショーマン」じゃなく
「アメリカンユートピア」を観るべき!これ切実

何も知らないのが怖すぎて、
一応「ストップ・メイキング・センス」だけ観て行ったんだけど、
これも正解でした。
あれから時が過ぎたデヴィットバーンがどんな変化を遂げて、
また社会が、映画が、どんな進化をしているのかがよくわかった。
あの若い頃のエッジもそれはそれで熱かったんだけど、
今回はそれに加えて、包容力とか母性を感じました。
(欲を言えば、もっと女性が多くてもよかった気が)
今見る意味のある映画でした。

撮り方もものすごく進化していて、
映画館、一番前で観たんだけども
本当に劇場にいるみたいで、最高でした。
贅沢な映画体験。これであの値段は安過ぎる。
より前衛的だけど、奇を衒い過ぎていない大人な演出だった。
パフォーマーの方々も最後らへんには汗びっしょりで、
その熱が伝わってくるようだったし、
拍手とかもっと言えばスタンディングオベーションしたかった。
もう一人一人を大好きになりました。(あの短時間で)

もうね、映画にこんなこと思ったことないけど、
年中上映していて欲しい!!!
落ち込んだら観に行くから…
本当に何回も観に行ってしまう気持ちがわかりました

何度も込み上げてくるものがあったし、
少なくともこの時間、この空間だけは、
平和というものの可能性を感じた。
周りの人、社会、そして一番大事な、
自分自身を少しでも信じることができるような作品でした。

本当にありがとうございました。

JYARI
JYARIさんのコメント
2022年4月22日

追記:
喝采を浴びるべき人が喝采を浴びているのが、無性に良い。心が熱くなる。

JYARI
JYARIさんのコメント
2022年4月21日

2022/04/20 劇場で2回目の鑑賞
まさに浄化。こんな気持ち良い浄化あるかね。
ステージが、ブラウン菅や川に見えたりするのよ。混沌として見えたり無機質に見えたり。
やはり映画館の暗闇で観るのが一番たのしい。自分達の思いを代弁してくれている観客も重要な要素だったりする。
あれは穏やかな革命だね。本当に内から変革が起きるよう。
一瞬、天国にいるかのように思える

JYARI