「評判ほどには…」アメリカン・ユートピア キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
評判ほどには…
皆さんの評価が高い様なので、多少書きにくいけど…
日曜日の昼間。
緊急事態宣言中だけど、席はほぼ満席。
20代〜30代の若いお客さんが多くて、往年のファンが喜んでる訳ではないのがまず伝わってきた。
ただトーキング・ヘッズって、80年代の洋楽ブームの頃でも私の中では「変わったパフォーマンスをするオジサン」くらいの印象だった。
で、本作。
率直な印象は当時と変わらない。
なんか変なダンス…といっていいのかどーなのか。
楽曲も知らないものばかりだったし(結局知ってたのは最後の「Road to nowhere」くらいだった)、なんだか歌詞もピンと来ず、正直なところ前半は退屈さを感じていた。
でも、パーカッションをはじめとするパフォーマー達とのセッションが心地よく、途中から日本語の訳詞を追いかけるのをやめたら途端に楽しくなってきた。
そして後半。
より彼のメッセージが直接的なモノになっていく。
冒頭の語りや曲の合間のジョーク、メンバー紹介のちょっとしたクダリも、実はそのメッセージの為に散りばめられていたことに気付く。
とは言うものの、個人的にはやはりこのデヴィッド・バーンという人に強く惹かれていなかった分、あまりノれなかったかな…と。
あと、日本語の訳詞を字幕にするなら、英語でそのまま歌詞を書いてくれた方が、曲と合わせて楽しめたかも。
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