劇場公開日 2021年5月28日

「裸足で鑑賞するのがベストか?」アメリカン・ユートピア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5裸足で鑑賞するのがベストか?

2021年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 正直言って、トーキングヘッズの曲は「サイコキラー」しか知らない。無理やり参加させられたパンクバンドで演奏し、なんだか一番盛り上がっていたような記憶がある。多分、先輩にアルバムごと聴かされていたのですが、まったく覚えてません・・・というのがトーキングヘッズの思い出です。

 コンサートなのかショーなのか、踊りメインだった気もするし、見事な撮影と音響編集によってあたかもコンサートの客席で鑑賞している気分になりました。デビッド・バーンを中心にパーカッション6人(最後は全員)の12人編成。みんな動けるようにケーブルなしの楽器とヘッドセットマイクによる演奏で、マーチングバンドのようだった。

 21曲もあったのですが、逆に考えると一曲一曲が短くて聴きやすい。全体的にメッセージソングといった感じで、MCでは選挙の投票率について面白おかしく語るバーン氏。ただ、トーキングヘッズの曲よりもジャネール・モネイの曲「Hell You Talmbout」が最も感動的だった。泣いたよ・・・ネットでも動画を見ることができるけど、写真付きではない。

 有色人種の差別や虐待に反旗を掲げたコンサート。バンドメンバーも出身地がバラバラ、多様性を象徴している。その中でもギターのアンジー・スワンが良かったな~女の子のギタリストって、どうも惹かれてしまう。『THIS IS IT』のオリアンティみたいに・・・

kossy
Imperatorさんのコメント
2021年6月9日

コメントありがとうございます。5弦は少し音が高いのか、響きが悪いような感じでしたが、気のせいかな・・・。後半に使っていた普通の4弦ベースの方が、ビンビンとベースっぽい音が響いていた気がして(これも気のせい?)、自分は好きです。

Imperator
カールⅢ世さんのコメント
2021年6月9日

ジャネール・モネイの曲とあの映像がスパイク・リーの仕事なんですね。たぶん。私もギターの黒人の女の子がすごく気になってしまいました。

カールⅢ世
bionさんのコメント
2021年6月8日

「Hell You Talmbout」は僕も感動しました。
まさにsoul to soul

bion