鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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僕はどこにいる?思い出せないのに、なんでこんなに悲しいんだ?
鬼太郎の生まれるときの、目玉のオヤジの物語。
てか、漫画ですでに、目玉のオヤジがその姿になってしまう経緯が描かれたものはあって、それとはちょっとスジが違っている。生まれてくる鬼太郎への愛はどちらも同等にあるが、映画の中のオヤジ(まだ鬼太郎は生まれてきていないので、ゲゲ太郎と呼ばれているが)は随分とニヒルで義侠心が強い。おまけに、記者水木とのバディ感がいい。たしかにこれは支持されるなと思った。
なによりも、霊的なものへのリスペクトを感じた。怖いだけじゃなくて、畏れ敬うものである存在への。やはり彼らは願うのだろうな、忘れないで、と。唯物主義中心の近現代、幽霊や妖怪を、まやかしだ嘘だと片づけてしまっているが、自分の先祖を含めた異界へのリスペクトは、持つべきだよな。そう改めて思わせる映画。
よーくみたらおるんだよ
ストーリーは墓場鬼太郎…では無かったです。原作などで流れを知ってる方こそネタバレ無しで見に行って楽しめる作品だと思います
絵柄も原作寄りのデザインのキャラクター、現代的なデザインのキャラクター、写実的な背景、漫画のような妖怪が混在しながらもきれいにまとまっていて、原作漫画の雰囲気が味わえました。
特に妖怪についてはよーく見ると序盤から端々に心霊写真的な演出も有って、いる!いる!なんか居る?ってなりました
アクションシーンも鬼太郎とはまた違った、目玉おやじ(になる前)の歌舞伎の毛振りのようなアクションや劇場ならではの迫力あるシーンが有り、とても楽しめました
エンドロールの最後は、無理やり付け足したおまけ映像ではなく、重要なシーンも有ったので、是非最後までご覧ください(エンドロール中も目が離せません)
年末の大掃除を抜け出して見に行ったので、これからあかなめが出てこないように掃除を頑張ります
まさに異界、村
日本のなかで、異界になりつつある村。そこに鬼太郎誕生が蔓のように絡まって、実話怪奇物語が育っている。
戦争の爪痕がまだあるなか、影を許さず、やみくもに光を求めた日本が産み出したのは、濃くて、深く深く落ちた闇。その隠されて深い闇は今も脈々と日本の底に流れていると思う。鬼太郎誕生にはその暗闇が哀しく切なく愛しく描かれていたのは凄かった。ある意味その暗闇は鬼太郎の存在そのもののよう。同じように戦争、戦後を描い「ゴジラマイナス1」で放射能の影響で産まれたのがゴジラみたいに。
だから鬼太郎もゴジラも愛されてるんだろうなと思う。
いろいろ深く考えればそんな風にたくさん評される部分はあるけれど、そんなこと抜きにしてゲゲゲで育った昭和の小学生は、最初の頃のおどろおどろしいタッチの水木先生の世界観が手放しで嬉しくて、実は三回観に行っている。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花光」といわれても、やはり闇には何かいると思うしげるファンにはたまらない妖怪愛あふれる映画だった。
まさにゲゲゲ!
日本暗殺秘録
絶望の中でも希望があることを教えてくれる。
日本の今を考えさせられる映画
大人から子どもまで、鬼太郎は知られている。今回は、鬼太郎の父親がメインだけども、小学生低学年も、最後まで観れていました。恐い部分もあるけども、それほど恐怖というわけではない感じでした。
戦闘描写など、展開が都合の良い感じにはなっているので、まぁ漫画だからしょうがないかなぁと思いつつ、という感じ。
ストーリーの流れというより、どちらかというと戦時中、戦後、そして現代に向けたメッセージ性があるものでした。
我々が求める豊かさは何か、夢を持ち、夢を実現して行くことはどういうことか、人と人の繋がり、仲間、権力者などなど、そんなことに対して、色々考えさせられる映画だったんじゃないかなぁと思いました。
ストーリー、キャラ、世界観 全てが完成度高い
「食わず嫌い」は勿体なさすぎる
現代的で都会的な絵柄が、戦後の山村を舞台にしたおどろおどろしい物語にマッチしていないのではないかと、なんとなく敬遠していた。
確かに、最初は、「鬼太郎」にしては洗練されすぎているという印象を受けるのだが、丁寧な作りと細やかな描写には好感が持てるし、観ているうちに、横溝正史のような世界観とストーリーにグイグイと引き込まれる。
やがて、禁忌の島とか、窖(あなぐら)の結界とか、絶滅寸前の幽霊族とか、それを狩る裏鬼道衆とか、怨念の集合体である狂骨とか、謎の血液製剤である「М」とか、その原液を作り出すための血桜とかの、特異な設定と難解な用語のオンパレードに、どっぷりとハマっている自分に気付く。
戦争によって体と心に傷を負い、人間不信に陥っている水木のキャラクターは奥が深いし、ゲゲ郎とのバディぶりも楽しめる。
その一方で、疑問に感じるところがない訳ではない。
龍賀一族は、どうして当主の代替わりを急いでいたのか?龍賀一族の修行や儀式は、狂骨を封じ込める結界のためだったのか?それとも、当主が子孫に乗り移る術のためだったのか?太平洋戦争では「М」は使われなかったのか?だとしたら、それはどうしてか?村長が操っていたのは人間の狂骨で、当主が操っていたのは幽霊族の狂骨ということか?だとしたら、幽霊族の魂は、怨霊の狂骨と怨霊封じのチャンチャンコを同時に作り出したということか?
ただし、二段構えのクライマックスに向けた怒涛の展開のお陰で、こうした疑問が気になることはほとんどない。
ラストの現代パートに、涙腺崩壊のエピソードが用意されているのも嬉しかった。
観終わった後の満足感は極めて高く、「食わず嫌い」をしてはいけないということを改めて思い知らされた。
これぞ『ゲゲゲの鬼太郎』!ファン(私)大満足の出来
子供の頃水木しげる先生の『妖怪大百科』のおどろおどろしくも怪しい魅力に夢中になっていた自分にとって猫娘が美少女化した第6期アニメに基づくこの映画は受け容れられるか不安でしたが、大満足の出来でした!
戦後復興期の日本において血液銀行の会社で働く会社員の水木は取引先である田舎の旧家の当主の葬儀に向かうが、次期当主をめぐり村には不穏な空気が流れ――
人間のそばにあって確かに「いる」妖怪という存在の得体の知れなさも不気味で良いですが、それ以上に水木をはじめとした人間たちをしっかりと描いていてとても見応えのある作品でした。
水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』が描きたい物がしっかりと詰まっている往年のファンを自認する私も納得の出来でした。
今作は鬼太郎の誕生秘話にアレンジを加えたお話ですが、水木しげる先生のオリジナル版にもちゃんと触れているのも非常に好感が持てました。
水木しげる先生が妖怪という存在を通して人間社会を描く『ゲゲゲの鬼太郎』はやはり日本の誇る偉大なポップカルチャーですね。
外道
犬神家の一族を子供に見せたらあかんじやろうが❕
過去観た映画で1番面白かった❕
(あー過去っていうのは今月の事ね)
カス。
元気玉。
「急に終わった」映画が終わったあと、左隣の子供のお母さんが言った言葉だ。俺もそう思った。
「なんか…人間って嫌だね…って思った」映画が終わったあと右隣の女子中学生?くらいの子が友達に言った言葉だ。
俺もそう思った。どっちが妖怪か分からない、人間の方が妖怪だ、党首の欲望は俺も分かるからそれを悪というなら俺も醜悪だろう、だが大抵の事は理性で我慢してる。
スケールの大きさで言えば心霊版ルパン三世といったところか。
うしおととらを大手がやったらそのインパクトはジブリの2番手にまでなるだろう。
俺の左隣の小学二年生くらいの子がお母さんに「いま思ったんだけどあのミズキってさあ、水木しげるの…」
俺も観てる時気がつかなかった。俺より頭いいな。
外道とは道を外す、と書く。
6代目ベースだったのね
誕生秘話
後悔した。
本当に良かった
絶対に観て❢❢
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