鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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妖怪よりも人間の方が怖い
最近のテレビアニメの鬼太郎は『悪の妖怪を倒す正義のヒーロー』になってしまった。
まぁ、その設定自体を否定するつもりはないが、往年のファンのなかには受け入れられなかった人もいたと思う。
今回の作品は登場人物の殆どが金の亡者で『触らぬ神(妖怪)に祟り無し』という禁忌を侵して妖怪を利用し、制御出来なくなって悲惨な末路を辿る。
本来の水木先生のコンセプトを踏襲したシナリオだったと思う。
そうした意味ではこの作品を作ってくれたスタッフの鬼太郎愛を感じるな。
安直なヒーローものを期待して観に行くと「なんじゃこりゃ」になるかもしれないが、
本来の鬼太郎はこんな話が多かった。
戦争で地獄の体験をした水木先生は妖怪よりも人間の方が怖いってことを知っていたんだと思う。
これはすごい!鬼太郎誕生を現代的に、絶妙にアレンジした秀作!
鬼太郎の誕生の秘密といっても、すでにあるていどやっているのでは?と思ったのだが、たしかに墓場鬼太郎は厳密にはゲゲゲの鬼太郎ではないし、第6期鬼太郎では出自の部分だけ意図的にぼかされていた。なるほど、その部分をうまいこと使ったわけである。
そしてこの鬼太郎というすでに確立されてしまったキャラクターではなく、鬼太郎の父(後の目玉おやじ)という原作でもあまり触れられていないキャラクターに焦点を当てたのは実にうまい着眼点で、本作はそのよく分かってなさを着いて、伸び伸びとクリエイター達が作品を組み上げていったのが伝わってくる。実は原作では鬼太郎の父より母のほうが設定が細かく書かれているため母の出番が少ないのはそのあたりの事情によるものだろう。
それにしても料理がうまい!鬼太郎のスピンオフでここまで美味い料理を出されたのは正直驚いた。おどろおどろしく、残酷で、横溝正史を思わせるミステリーに突然の江戸川乱歩が乱入してきて、水木しげるが笑いながら両成敗していったような、変な清々しさのある作品である。是非とも劇場で!
目玉のおやじを見る目が変わってしまうね
ゲゲ郎が色々と秀逸。
キャラクターがよくできてる。なんであんなに強いんだろうとか、気になるですね。むっちゃ強い。あんなに強いなら、どうして人間に迫害されなきゃいかんかったのか、とか考えてしまうけども。
前半の金田一的ミステリーパートは、様式的ではあるけれど、なかなかドキドキの怪し怖しで良かった。そして陰陽師達とのアクションパートは鮮烈。あれは現代アニメならではの最先端クオリティ。もうタッチとかトーンも全然違ってたけど、あのパートだけ別班とか投入したのだろうか。凄まじかった。
後半はダークというより、胸糞が勝つ感じで。もう少しテンポよく行けたかな、なんて思ったりもしますが、全然満足度高め。とても子供に見せられる代物ではないですが。
しっかし、目玉のおやじは元々ゲゲ郎な訳でしょ?
なんだか調子狂っちゃうなぁというか。あんなんが茶碗で風呂入ってたのか。あんなんが鬼太郎の頭にひょっこり乗ってたのか……。という感じでございます。まぁお風呂好きそうだったしねぇ。
『ゲゲゲ』ファンの聖典
『ゲゲゲ』最大の謎とも言える鬼太郎と目玉オヤジの親子関係について、非常に明快かつ説得力充分な脚本で応える素晴らしい完成度だと思います
自然の背景や人物描写も美しく仕上がっていますが、個人的に一部どこか別作品で見たような感じも残るのは気のせいでしょうか……(『犬神家』とか『吉良の父親』とか『真宮寺』とか)
あと、全体的に少し話を広げすぎて冗長な感があり、連続殺人の真犯人の背景や衝撃的運命の悲惨さが薄まってしまったのも惜しいところ
ホラー要素は思いのほか少ないですが、やはりグロテスクな描写も多いですし、子供には分からないような話なので御注意ください
期待して見たらつまらなかったです
鬼太郎のテレビシリーズが好きなのでとても楽しみにしていたのですが、モチーフばかり重くてストーリーは子供向けというか子供騙しの内容でがっかりしました。
また、後の目玉おやじ(ゲゲ郎)がアニメの博識でお人よしな目玉おやじのイメージと結びつかず、私は何を見せられてるんだ?という気持ちにもなりました。墓場鬼太郎のようにアニメシリーズと全く別物として楽しめる内容ならそれもいいのですが、ノリはニチアサなので混乱します。
女の子の設定にしても正直ストーリーに必須とは思えず、無駄に可哀想なことになっていましたし
女性ファンをつけるために男性キャラ2人を仲良くさせるためのダシにされているようで気の毒でした。
連載第一話
見ました。
私は年代的に少年マガジン
連載第一話を読んだ記憶が有ります。色んな経緯で最後
そこへ繋がって行って、だからちゃんちゃんこや下駄が先祖一族の魂で有り託された者
はその魂に恥ずかしくない正し生き方をするようにと言う事なのでしょう。
とても日本的で良い作品だと思います!
スタイリッシュイケメン妖怪アクション
横溝正史的な因習盛り盛り村を舞台に、ホラーとミステリ要素を散りばめた鬼太郎アクションアニメ。
アクションやホラーのアニメ描写はすごく良くできていて、それだけでも楽しめました。
ただ、サブキャラのデザインやストーリー展開に古臭さは否めません。また、話のテンポが妙に速く、なんだかダイジェスト版観てるような気分にも…
悪くはなかったのですが、必見!というほどでもないかなぁ…
鬼太郎にも母ちゃんがいた!
昭和31年に遡る話。
とある医薬品商社の社員である水木が日本を陰で牛耳っていると噂のある大手製薬会社の会長の死を知って次期当主になると任される現社長をヨイショする為と謎の薬品の極秘調査の為に会長の実家のある山深い山村を訪ねる。
そこで跡目争いに巻き込まれ犬神家の一族状態に…
行方不明の妻を探しにこの村にたどり着いたゲゲ朗(名前を名乗らないので水木が適当につけた鬼太郎の父親となる男のあだ名)は水木と一緒に跡目争いと怪事件に巻き込まれる。
それぞれの目的は違うが事件を通して奇妙な友情を結ぶ二人の男達。
果たしてゲゲ朗は妻(鬼太郎の母親)を見つける事ができるのか?
怪事件の犯人はだれなのか?
謎の薬品とは何なのか?
何故目玉親父になってしまったのか?
何故墓場の鬼太郎なのか?
全ての謎は見れば分かる。
熱いバトルが多いし面白いが、凄惨なシーンが沢山出るのでR15とかにしなくて良かったのか?物語的にも心がかなり痛む内容だ。
TVアニメの鬼太郎と同じノリだと思って見ると色々な意味で怖さが全然違うので一応それだけは先に言っておく。
馴染みの仲間は登場しないけれど…
鬼太郎誕生話はおとなな話で面白かった。ダーク感になかなかエグい展開、強欲人間ばかりの登場は怨念たまりどころが多すぎて引き込まれる。リピートしてみたらまた面白く見れそう。それにしても雅子さんの声がまたまた若返って聞こえるのは気のせい…?
鬼太郎誕生
初めて、映画館で鬼太郎を見ました。もちろんTVシリーズは何回も見てました。特に第2期かな。
それにしてもすごい物を見せられた感じです。完全に大人向けで、恐怖ミステリーでしたね。まさか鬼太郎映画でこのような内容になるとは思っていませんでした。だからレビューで大人の方がけっこういい評価していたんですね。
サービスディだったのでお客さんがけっこう入っていてしかも客層も幅が広かったです。
只、残念なのが有名なオープニング曲が使われなかったこと、これも時代ですかね。それと猫娘だけでなく、他のキャラクターも出して欲しかったです。後、タイトルをオーラスに持ってきたけど、オープニングの方が絶対良いと思います。
今だからこそ見るべき、現代へのメッセージ
戦争や因習にとらわれた村社会を通して人間の愚かさを描くホラーテイストな本作。PG指定で大人向けだった。
脚本、演出、キャラデザ、バトル描写全部良かった。泣いた。
八つ墓村とかミッドサマーとか大好きなので雰囲気からもう刺さる。
よく出来ていて楽しめるけど、水木しげるの本質から少し外れている 今風に軽いノリではいけない
水木しげる生誕100周年記念作品
時節がら反戦物かなあと思ったら、なかなか盛りだくさんのミステリー&エンターテインメント映画でした
というより、ゴジラ-1.0と一緒でてんこ盛り
まあ、退屈はしないけど、ミステリーとしては殺人犯はすぐ予想ができる程度の稚拙なストーリーでした
ただ、鬼太郎ビギニングという感じの作品で、”墓場の鬼太郎”までの辻褄を合わせる作業だったんですけど、PG12ですか
中途半端ですね
万人ウケはするけれど、水木しげるの本質からすれば、軽すぎる
どうせならR指定にして、原題の”墓場の鬼太郎”に戻して、オドロオドロした原作を再現してほしかった
若い頃、古本屋で買った”墓場の鬼太郎”はそれまで見た事のない、背筋がゾッとするではなく、背中に水を流されたような冷たさを感じる作品だった
漫画の概念を根底から覆されたのを思い出す
兵隊として死ぬおもいをし、片腕を失った水木しげる
戦争の恐ろしさを嫌という程知っている彼の思いを考えるなら
記念作品だからといって、てんこ盛りにするのではなく、戦争だけに一本筋を通したストーリーにしてほしかった
鬼太郎のお父さんは、包帯だらけのバケモノとしか知らなかったので、大人になった鬼太郎はこんな感じかな?って、楽しくなりました
ドラゴンボールの孫悟空と悟飯みたいでしたね
この身が目玉のみになろうとも、我が子を守り抜く父親の物語
私が小学生の時に、5期の鬼太郎が放送していて
「怖い~」って言いながらも楽しく見ていたのを覚えています。
6期もリアタイではないものの、全話視聴し大変楽しませていただきました。
さてさてそんな私にとって思い出深い作品の、”誕生”を描いた映画が公開されるということでウキウキしながら観に行きました!
結論から言うと、往年の鬼太郎ファンなら速攻シアターでGO!
ただ小中学生には刺激が強すぎると思うので、ファミリー向けの映画ではないと思います!
ここからは少し詳しく感想を書いていこうと思います。
==ストーリー==
これは凄い。小中学生の視聴者ではなく、往年のファン向けに振り切っていますね。
作品の構成としては、ジャパニーズホラーというよりもサスペンスに近い感じでしょうか。
東映の公式チャンネルでも公開されている「幽霊列車」のお話のように、人間の醜悪さ傲慢さ陰湿さが前面に押し出されていましたね。
さらには、各所に伏線が散らばっていて、後半に気付かされると胸糞悪くてね.....
(自分の目で確かめてみて....)
そんなこんな胸糞悪く終始救いのないストーリー展開ではありますが、熱い展開もありストーリー面は特に満足でしたね~
ラストとエンディング後はファンは必見!!
==作画==
キャラデザおよび画つくりは、6期準拠でしたね。(ねこ姉さん好き)
今回の舞台は昭和の集落なので、とにかく自然の描写が多い
そしてそれらが生き生きと描かれていて非常に美しい。
戦闘描写に関しても、圧巻の出来でしたね。
とにかく画が動く動く。スクリーンだと迫力満点です。
==音楽==
川井憲次さんの音楽は、言わずもがな最高!
==総評==
100周年にふさわしい、まぎれない名作です。
PV公開の時点でなんかすごいものが出てくるぞ!
とは感じていましたが、想像以上の作品をお出しされました。
制作に関わったすべての方に感謝を!
最高の作品をありがとう。
良くも悪くもグロテスクでスタイリッシュ。
自分が子供時代に見ていた鬼太郎は3期で、一番好きなのは2期です。5期もありです。
しかし6期の1話でまるでバトル漫画のようなアクションで、鬼太郎が指鉄砲を幽遊白書の霊丸のように放った時点で、コレジャナイと思って見るのをやめました。
今作も6期のノリなのかと思ってあまり期待せずに見ましたが、見終わった時にはちゃんと感動がありました。
目玉の親父が水木しげるに感謝を述べる形で終わって、感慨深いものがあります。
かなりグロいシーンがありますが、絵の綺麗さで気持ち悪くならないギリギリに抑えてあるのがすごいと思いました。
アクションシーンはちょっとハッスルしすぎな印象がありました。幽霊族って身体能力バリバリのパワーキャラなんだろうか・・・
妖怪=お気楽で自分勝手 だったはずなのに、シリアスで世界の平和まで考えるヒーロー的な性格になってるのも、個人的には受け入れ難いな。
ただ感動したのは事実で、映画としての完成度は高いと思います。
素晴らしかった。大人向け。
4期の戸田さんの鬼太郎で育った世代です。
本当に良い出来ですね。
ただ、二度観たいとは思いません。重いので。
内容は金田一耕助の世界って感じでした。
率直な感想は可哀想の一言。
そして、声優陣の演技がとても良かったです。
観れて良かった。
創造
鬼太郎シリーズはテレビでやってたものを見ていた程度ですが、今作はPG12指定になってエグさ全開になってると効いたので、これは観に行かなきゃなと思い鑑賞。特典はビジュアルカードでした。
最初は和製ミステリー、中盤からはホラーとグロテスクの応酬、最終的には悪しき文化への絶望と微かな未来への希望が描かれており、今までの鬼太郎とは一線を画す作品に仕上がっており、年齢を重ねた今だからこそぶっ刺さるものになっていました。
裕福な暮らしを求めるため、付き合いのある社長が領主になるかもという情報頼りに哭倉村へとやってきた水木、そこで事件に巻き込まれるが、それには村の文化が関係していて…といった感じのあらすじです。
村で次期領主が殺されたタイミングでやってきた謎の男、名前を名乗らないのでゲゲ郎と呼んでおり、のちの目玉おやじという事が観てる側には分かっていますが、作中の人々はそんなことは知らないのであまり良くない目で見ているのが印象的でした。
最初は互いを信用していない、それどころか互いに人間を信用していなかったゲゲ郎と水木、そんな2人が酒を飲み、タバコを吸い、腹の内を割って話していく内に相棒になっていく過程も推理ものでたる真相に近づく感じがあってとても好みでした。
途中挟まれるアクションシーンが素晴らしくて、ゲゲ郎の身体能力の高さにも目を見張るものがありましたが、一騎当千の如く次々とやってくる敵でさえ全て薙ぎ払い、その場にあるものを全て武器に変えていくスタイルがカッコよかったです。アクションシーンが特別多くない作品だからこそ、このシーンの作画の滑らかさは際立っていました。
展開が一つ進むごとに一族の誰かが殺されるのですが、殺し方が中々にエグくて、PG12指定でもギリギリなんじゃないかってくらいのレベルでした。
時麿は時貞が沙代に体を求めていた事と同じような事をしようとして、妖怪に目玉を貫かれて死にましたし、丙江は時貞と沙代の事を報告しようとしたら、妖怪に連れ去られ、そのまま尖った気に体ごとグサリ、ここでも烏に目玉が食いとられるという刺激的なシーンがありました。
康子は書物をあさっていた沙代を脅したら、首ごと掻っ切られ、そのまま祀られるような状態で死んでいたりと見る人によっては気持ち悪くなるんじゃないかむてレベルにはエグかったです。
図らずしも、鬼太郎や水木たちが助かるはずのシーンでもその惨さは続いていき、部下たちは焼かれ切られのやられ放題、抗った幻治も体を切り刻まれ、乙米は目からパイプで体ごと貫かれ、そのパイプの先端から目玉だけ飛び出て大量出血…もうここら辺は唖然としながら見ていました。
村で時貞がやりたい放題だった事が終盤明かされ、沙代との間に遺伝子を残すために近親相姦をはたらいていたり、時弥の体に魂ごと乗り移って、時弥は地獄の底へ…。妖怪たちの血を「M」という薬品に改良しビジネスとして動かしている裏で、妖怪たちは干からびて息絶えているといった残虐な状態で、それを高らかに笑う時貞はほんまもんの悪でした。
金こそが正義、権力こそが正義と謳う時貞に向かって、お前の人生はつまらないとはっきり言い切って時貞を永遠の痛みに封じ込める事に成功した水木と下下郎の表情は少しだけ明るくなっていました。
少し残念だったのが、最終的に妖怪が巨大化しての決戦になってしまったところです。盛り上がってはいましたし、見応えも十分あったのですが、安易に巨大化しちゃったかーと思ってしまいました。
現世への扉を開いてしまったが最後、閉じ込められていた妖怪たちが村へと飛び出していき、村人を焼き尽くし、考三は克典の乗る車に轢かれ、克典はそのままクラッシュして血まみれに…。外から来たゲゲ郎たちは無事で、悪しき習慣を黙っていた村の人間は1人残らず死ぬという容赦のない描き方でした。
大人子供女男なんて関係なく殺していくので、現代では珍しい平等に殺していくというスタイルは痺れました。
ラストシーン、生まれてきた鬼太郎を抱きしめる水木。怨念を全て受け入れて目玉おやじの姿になったゲゲ郎、彼らが生きる未来を"見てみたくなった"という締め方が姿や感情も相まってジーンとくる終わり方になっていました。
声優陣は全員本職、だからこその喜怒哀楽にダークな世界観が完璧に表現されており、1シーン1シーン毎に感情が突き動かされていました。
ミステリーとホラーの完璧な融合、戦争や人間の愚かさを余す事なく描き、妖怪という存在の脅威をこれでもかと示した傑作でした。
偶然にも戦後の日本が舞台だった「ゴジラ-1.0」と同じく残された者の物語というのもまた良くて、この時代をメインに据えた映画が今後増えていくんだろうなと思いました。当時の事を知らない自分が、こうして作品を通して見識を深められる事が喜ばしい限りです。
鑑賞日 11/21
鑑賞時間 12:00〜13:55
座席 A-1
アクションシーンのぐにゃぐにゃの線がすごい!
こんなはっきりとした線に明るい色彩で水木しげるワールドが表現出来るかよ…というネガティブな心で観に行っておいて恐縮なんですがすごかったです。
特にアクションになったときの筆で書いたような線で無尽に動くのが鳥肌。
アニメの作画の表現はあまり映画を見る上でレビューの対象とすべきでないのかな、と思っているのですが、さすがにすごすぎて感想として出てきてしまいます。
すげえや。
すごい怪しげな糸目野郎が怪しげな声してる(石田彰)
すごい怪しげな白髪野郎が怪しげな声してる(関俊彦)
アニメの声優さんについてもレビューには関係ないと思うのですが(演技がすごいのはもちろん関係ありますが!)、いやまあそんなことより
いい声だあ…
出来る限りの残酷で悲しくて嫌悪感抱ける話にしておきました!というしんどさなので覚悟して観に行きましょうね。
でも猫娘を萌えキャラにするなとか綺麗なキャラデザにするなとか、今時に合わせたからといって忌避するのは勿体ない出来でした。
ちゃんと原作へのリスペクトと、映画として完成させようとする意気込みを感じ、実際に完成されていました。
全然関係ないんですけど、オサダ村長とオトメさんのフラグ匂わせといてあんま深掘りしないのやめてもらえません???
もうちょっとあら~^^みたいなシーン入れてもらえません?
え、なに、好きなの?ねえ、好きなの?一方的に好きなの??あら~^で止めないでもらえますか?
渇望でしんでしまいます。
エンドロールで席を立たないで!
面白かったです!
鬼太郎の過去作を見たことはなく、世界観や演じる声優さんたちに惹かれて見に行ったのですが、それでも十分に楽しむことができました。
全体的にダークな雰囲気で、ホラーというよりも人間の業や醜さに焦点を当てているように感じました。あまり子供向けではないかもしれません。
全体的に救いがない内容でしたが、鬼太郎父とその妻の夫婦愛や、鬼太郎父と水木の友情、未来への希望など、感動できる要素がたくさんありました!鬼太郎父の気持ちを考えると涙が出てきます。
アクションもとても見ごたえがありました。
エンドロールと特典でも涙が止まりませんでした。
張り巡らされた伏線も巧みでした。また見ます!
とてもよかった
横溝正史みたいな雰囲気で鬼太郎ってこんなだっけ? あまりに評判がいいから見た。鬼太郎にはアニメも漫画もあまり親しんでこなかったのだけど、水木しげるさんの戦争体験の自伝本や『河童の三平』『劇画ヒトラー』などは読んだ。またお世話になっている青林工藝舎にも所縁の深い人物だ。
主人公は企業マンの水木で、ラバウルの戦場帰りなのだから水木しげるさんを主役に据えている。ミステリーの構成の物語がとても面白い。昭和30年代の雰囲気と、トンネルを抜けていくとある村に、巨大な湖と島など、舞台が最高でわくわくする。ジムニーで行ってみたい。
娘さんがやけにぐいぐい来るなと思ったら、それなりの事情があって腑に落ちる。しかし、水木は彼女の事情にドン引きで、引かないでやってくれよと思う。ちょっとの付き合いでは人柄は分からないけど、引いてしまうのはかわいそうだ。俺なら同情する。若い時なら無理かもしれない。
クライマックスのバトルが激しく派手で、それまでの不気味な怖さとは真逆な雰囲気のアクションで、しかし映画である以上そうした方が多くのお客さんは興奮して受けるのかもしれないけど、オレには普通のアクション映画みたいで残念だ。
車いすのおじさんをもっと見たい。存在感がすごいのに、ちょっとしか出ない。
全632件中、521~540件目を表示