「レビューの評判を見て観に行ったものの。。。」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
レビューの評判を見て観に行ったものの。。。
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自他共に認める水木しげるファンです。
アニメは第4期からはほとんど観ていません。
但し深夜に放送していた「墓場鬼太郎」は原作の世界観を忠実に再現していて大好きでした。
本映画については、当初は劇場で鑑賞するつもりは全くありませんでしたが、
絶賛されている方が多かったので、それなら観てみようと思い出かけました。
結論から言うと、テレビで観ればいいかなという出来でした。
決してつまらないわけではないのですが、面白くもないのです。
ダークでグロイという評価もありましたが、そこまで振り切れていない。
第2期アニメの「足跡の怪」の表現の方が余程グロイです。
線や色彩が綺麗すぎるのも一因だと思います。
ストーリーは既視感はあったものの、抵抗なく受け入れられましたが、
ひとつ疑問が。
鬼太郎の母はどんな理由であの村に行ったのでしょう。
そして、血を採ることが目的なので、手も足も切り落とすと言いながら、
捕まっている幽霊族には手も足もある。
時々、モヤモヤする場面がありました。
決定的だったのは、本編ラストからエンドクレジットを経てのラストです。
本編は、墓場鬼太郎ゼロの位置付けだと思いますが、
墓場鬼太郎原作への繋げ方が甘すぎます。
本編ラストで記憶を失った水木がどうして鬼太郎父母と再び結びついたのか。
バディを組む間柄だったのなら、
記憶を失った水木が来た時点で
鬼太郎父からそれを思い出させるアクションがあったのではないか。
原作冒頭に繋げることを考えすぎて、逆に話が破綻してしまったのが残念でした。
最後に。
鬼太郎と猫娘は無理矢理登場させなくてもよかったのになと思いました。
山田もどきもいらないです。
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