「ファンはクスリとする」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 aberronさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンはクスリとする
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水木しげる作品はだいたい読んでいますが、原作の「輸血した患者が幽霊になる問題について調査するよう会社命令を受けた血液銀行勤務の水木はミイラ男とお岩さんのような幽霊夫婦が貧乏ゆえ血を売って生計を立てている事実を知る、その後夫婦は餓死して哀れに思った水木が土葬をすると土の中から鬼太郎が生まれる、子のためにミイラ男の遺体から目玉が落ちて目玉おやじになる」
今の時代餓死や血液銀行なんて分からない人が多い点について映画では上手い具合に改作されています。
映画を見る前は正直、鬼太郎の父親をイケメンにしすぎだろ。猫娘と同じく若いファンに媚びるのかと敬遠していましたが、レビューを見てみると大人向けとのことで試しに見てみると原作の夫婦(死ぬ寸前)が見るに堪えないブサイクだった理由付も出来ていますし、素直に楽しめました。
妖怪について教えてくれた水木のおばあちゃんの話題(のんのんばあ)、水木の兵隊時代の回想で水木の横でいつも酷い目にあうメガネのトロい男(総員玉砕せよの水木しげる本人)などカメオ?出演のように別作品を知っていたらクスリとするような要素も盛り込まれていて、この映画を面白いと思ったらぜひ別作品も見てほしいです。
ただ、今テレビで鬼太郎を見ている小学生位の子が見てもほぼ意味不明だと思うし、近親○姦や血液牧場のような描写もあるので、PG12でほんとにいいの?って引っ掛かりはしました。
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