「看板に偽り有り作品に偽り無し」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)
看板に偽り有り作品に偽り無し
そうそうコレコレ。
子連れファミリーも見かけたけど、鬼太郎ほぼ客寄せパンダな看板作品。
横座席のキッズ永久にポップコーン食ってたぞ、鬼太郎見に行こうーとかお母さんに連れて来られたんか、鬼太郎全然出て来なくてつまんないか?
方やおじさんは凄え面白いぞ。
例えばルパンとかあの5人出てくりゃ成立するじゃん、そこさえやってりゃ時代劇やっても、ラブロマンスやっても、政治批判やっても、コメディでも、反戦映画でも良い訳じゃん。
そう作家性。
描け描け、こう言う時は描け。
監督の、脚本家の、アニメーターのやりたいヤツぶっ込め!クライアントなんか騙しとけ。
かつて日活ロマンポルノがそうだったらしい、看板で客騙してお前が作りたいヤツ見せろ、それで喜ぶ俺みたいなん居るからさ。
アニメ映画としても邦画としても凄え面白かったよ、煙草ガンガン映画的演出に使うとかもう誰もビビってやって無いしカッコよかったよ。世界観は横溝みたいでびっくりしたけどw
これ鬼太郎の看板無かったら企画書でボツられてんじゃん絶対、こんな面白いのに。
でも作ったヤツ偉いな、水木作品と敬意払ってるの大人だなって感心したわ。
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