「ゲゲ郎と水木の物語」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 まきおさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲゲ郎と水木の物語
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本作のストーリーとしてはとある一族の相続争いに戦争体験をしたサラリーマンの水木と行方不明になっている妻を探す鬼太郎の父が村の謎を解き明かす、という風になっています。
血飛沫が飛び散っているポスタービジュアルでもわかる通り本作は結構えげつないシーンが多く、惨殺される人や当主との関係を強いられる少女、冒頭の列車に乗っていた少女か屍人として生贄なったと示唆されるシーンなど、とにかく残酷的な描写が多い印象です。それ故にこれまでの鬼太郎シリーズで描かれる「人間の醜悪さ」というものを見事に描いている作品だといえるでしょう。
人間を信用しない鬼太郎の父と自分の弱さを隠す水木の2人が共に行動することで二人の間に友情が芽生えていく、というのが本作の見所でしょう。特にラストシーンの生まれた鬼太郎の水木とのシーンは必見です。
戦闘シーンもやはりワンピースやドラゴンボールを手がけているスタッフが手掛けていることもあってここは流石の東映アニメーションでした(笑)志田作画もあったかな?
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