ウィズアウト・リモースのレビュー・感想・評価
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目新しいさはないが、なかなかの面白さ
終わってみれば、なるほど、あいつが黒幕だったのかという感想になるが、脚本家の誘導通りに感情移入してしまったので、最後までドキドキ感が続いて楽しめた。
ロシア本土に乗り込んで、重要なロシア側工作員を捕縛するなんて無理がある。案の定、絶対絶命の危機になるんだけれども、マイケル・B・ジョーダン演じるジョンが、肉体を極限まで酷使して死地からの脱出を試みる。
目新しい設定とか、初めて見るような戦闘シーンとかはないけれども、陰謀渦巻くアクションスリラーとしてはよくできてる。劇場で見ても十分満足できる内容。
トム・クランシー原作だからねえ、面白くないはずがない
映画の性質上、銃撃戦がたくさん出てくるのですが、いかにも実弾を使っているみたいなリアルティがあってよろしい!
射撃映画はいかにも取って付けたような画面で白けることが多いのだが、この映画は緊迫感がある。それだけでも可とする。
なかなか張本人が分からないところも興味を引っ張ってくれる。
御覧になって損はないよ。
インドネシア映画からの影響が色濃い鮮烈なバイオレンスが眩しい本格B級アクション
ネイビー・シールズのジョン・ケリーはシリアのアレッポでシリア軍に拉致されたCIA工作員の人質救出作戦でアジトに突入し何とか人質を奪還するが、そこにいたのはシリア軍ではなくロシア軍であることを知り驚愕する。帰国後その作戦に従事した隊員が次々と殺害される事件が発生、4名の武装した男達に自宅を襲撃されたケリーはうち3名を射殺するが1名を取り逃してしまう。重傷を負い意識が混沌とする中でジョンは妊娠中の妻を殺害されたことを知り復讐を胸に誓うが、その背後には巨大な陰謀が渦巻いていた。
監督はステファノ・ソッリマ。ローマを舞台にした裏社会の群像劇を冷たい質感で活写した『暗黒街』で注目を集め、ドゥニ・ヴィルヌーブの後任に抜擢された『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』でソリッドなバイオレンスに奇妙な友情を滲ませる奥行きのある作風を披露したベテランなので、本作でもその個性は物語の冒頭からしっかり発揮されています。至近距離かつノーガードでの銃撃戦、追い詰めた車にガソリンをぶっかけて火をつけてから後部座席に乗り込んでのロシア要人尋問、狭い独房での警官隊との殴り合いといった描写に見られる血の気の多さが尋常でないバイオレンスにインドネシア映画からの影響がむせ返るほどに匂い立っています。激しい戦闘の合間にしっかりと友情を滲ませることも忘れていないので、まさしくトム・クランシー作品の映像化に適任だったと思います。卓越した演技力を持ちながらもシルベスター・スタローンやチャドウィック・ボーズマンといった共演陣の醸すカリスマにあてられて今ひとつ印象が薄かった感のあるマイケル・B・ジョーダンの魅力がここで一気に炸裂した感あり、今後の同ジャンルでの活躍が大いに期待されます。本来であればスクリーンで観たかった本格B級アクションでした。
期待はずれ
監督ステファノソリマ、脚本テイラーシェリダン、主演マイケルBジョーダンと最高の布陣。なのに面白くない。印象に残ったシーン皆無でまさに期待外れ。
2000年代に24でさんざん観たような展開にジャックバウアーと被る。
制作費の問題かセットでのアクションが多く狭いとこでドンパチしてるなーって印象。それでもフレッシュなアクションを魅せてくれるならいいのに。。。
昨年のタイラーレイクのほうが面白い。
ポップコーン・ムービー(?)
アクションは良いんだけど、ストーリーがね。
なんか、9.11後くらい?みたいな古さを感じた。
the reportが良かっただけに、同じamazon制作ってことで期待したんだけど
思い返しても特に印象に残ったシーンもなく…
まぁポップコーンつまみながら見るのにはちょうどいいのかも。
家で見るのにちょうどよい
アクション多めだけど、映画館のスクリーンで見るほどの迫力はないかなと思った。テレビサイズで十分。
内容もステレオタイプで黒幕の正体の明かし方、動機なんかもよくあるなあと思った。昔の原作を元にしてるからしょうがないのかもしれないけど、アレンジ多めで良かった気がする。
主演 × 脚本 × 監督 × 原作 = 是が非でも高まる待望の組み合わせ
黒人のジョン・クラーク誕生アクションスリラー!まず何より、あのテイラー・シェリダン脚本 × ステファノ・ソッリマ監督 =『Soldado ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』コンビというだけあって砂埃舞うように血生臭く暴力的なリアル志向に陰謀論なのだけど、テイラー・シェリダン節炸裂した最高に景気良すぎる台詞回しは今回あまり無かったかも、原作モノだからか鳴りを潜めて控えめ。例えば70年代の政治サスペンス(ex.『大統領の陰謀』)っぽくも、80年代の筋肉アクション(ex.『コマンドー』)っぽくもできそうな題材を、そりゃこの二人が手掛けたらそうなるよねという骨太な雰囲気。テイラー・シェリダンは傑作揃いのフロンティア三部作最後で、自身で監督もした『ウインド・リバー』で観客に問題意識を突きつけるような作品はひと段落したのだろうか。
すっかり若き名優、我らがマイケル・B・ジョーダンは裏切らない。今回も流石のコミットメントとカリスマ性で見せてくれる。原作は、本作のタイトルの頭にも付いているように、トム・クランシーの同名タイトル『容赦なく』。ライアンバースの有名キャラクター、ジョン・クラークにマイケル・B・ジョーダン、ロバート・リターにジェイミー・ベル。『今そこにある危機』では前者をウィレム・デフォー、後者をヘンリー・ツェニーが演じた。今回、ガイ・ピアースは安定のキャスティングでもはやお家芸の域な悪役ポジション・バイプレーヤー。
となると後は白人以外のジャック・ライアンに007ジェームズ・ボンドも期待?…と時代の変化を感じるし、今日的にダークに骨太、比較的リアル路線なのはいいのだけど、一方で如何せん時代遅れ感の否めない画一的"対ロシア"の図式や愛国心に、シリーズの中でこそもっと機能しそうな要素の多さはやっぱり気になったかも。
死がついて回る --- 黒幕は誰だ?ケリーは命を狙われる。仕組まれた。なら俺がルールを作る、俺は目的のためなら誰よりも手段を選ばないから。なんせ俺は軍人じゃない、重罪人だ。契約は破られた、ポーンがキングに復讐する。復讐鬼と化した"ライアンのダークサイド"ここに暴走!目的は捕獲でなく復讐。妻の名前を言え!
ヴィクトル・ルイコフ
アメリカで死んだロシア兵とロシアで死ぬアメリカ兵
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