「「良き妻」女性解放コメディ」5月の花嫁学校 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
「良き妻」女性解放コメディ
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1968年5月のフランスの五月革命の前はフランスもまだまだ保守的で男尊女卑だった。主人公が夫婦で経営する花嫁修業をする2年制の家政学校は経営難の中、田舎の貧しい家庭から18人の新入生を迎えた。家政学校の校長はもちろん生徒を良き妻になるべく考えているが、自分自身は年の離れた夫に使えながらも辟易していた。その夫が借金を残して急死し、学校存続のために銀行へ行くと戦死したはずの元カレが。
良き花嫁を目指すことに反発している少女達、一緒に学校経営をする修道女や料理長など個性豊かな登場人物が、ドタバタとコメディを展開する。
ラスト、アルザス地方からパリに最後は徒歩で向かう彼女たち、完全にミュージカルに転換していて置いて行かれた感じがした。しかし1968年までは日本と同じように男尊女卑だったフランス、半世紀後も大して変わっていない日本。置いて行かれた。
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