桜のような僕の恋人のレビュー・感想・評価
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原作も映画もどっちも、好きです…
原作知らない身としては良かったです。
最初美咲役の方の演技が、あれ?と思いましたが、すぐに勘違いだったかなと気付きました。
美咲が「私が職業で人を判断する女だと思ってるんですか?!」とブチギレたところ、すごく良い子だなと思いましたね。普通だったら、あ、そうなんですね。と言ってガッカリするところを、こういう普通人が怒らないことで怒ってくれるというか、大事なことで怒ってくれる人って良いですよね。私の元恋人もそんな人だったな〜としみじみ。
美咲は亡くなりましたが、美咲に出会えたおかげで晴人は夢を追うことができたんですよね。
原作だと美咲は晴人の名前を呼ぼうとしたときに被っていたニット帽が飛ばされて美咲だって気づいてもらえなかったという内容のようですが、映画だと倒れている美咲に晴人がニット帽を渡していましたね。
原作の方が、これニット帽プレゼントした綾乃と兄のせいじゃん運命の悪戯じゃん...って感じで面白かったのかなって感じですがそれだとあまりにも残酷すぎるから変えたのかな…
早老症って病気を始めて知ったので、これから人助けする機会とかあったらむやみにおばあちゃん!とか言って声かけたらダメなのかもな…と頭の片隅で考えてました(そんなケースは滅多にないだろうけど)
原作ファンにはあまり良い評価はないようですが私はとても良い作品だと思いました。
ヒロインが美しかった!!
「未成年だけどコドモじゃない」パンフレットのインタビューで、中島健人君の仕事への姿勢を知ってファンになり、本作も気になりました。そろそろ桜が散りそうなので観ました。人生を振り返ると「あの時行動していれば…」と思う事が多々ありますが、誰にでもある「あの時行動した自分」を想起させる出だしで、掴みはOKでした。ヒロインは長身で清潔感のあるショートヘアが似合っていて、初デートでブチ切れ、すっぴんを誉められ照れる、絶望して声を出して泣く等、感情豊かで印象的でした。病気の事が分かって「早く子供を作れ…」と思ったので、すぐそのシーンになって笑えましたが、ヒロインが主人公の名前を君付けで呼んでいて、愛しさが伝わりました。活力のある人物が動きの鈍い物体へと変わっていく様は、映画表現の一つのテーマであると感じました。どんなに惨めな姿になっても、主人公が最後までヒロインと一緒に過ごす選択もあったと思いますが、まあそうしなかったのも人生という事でしょう。ヒロインの実家が日本家屋で良かったです。お兄ちゃんも厳しくて優しいお父さんみたいなキャラで良かったです。お兄ちゃんの彼女が「(来世で)また会おうね」と言いましたが違和感があり、「ひとりぼっちにはしないよ」と言った方が良かったと思います。写真についての説明が抽象的で楽しめませんでしたが、泣いたり鼻をかんだり忙しかったので、劇場で観たかったです。ポスターで二人の距離が離れているのが気になります。
愛した後の行動、そこに愛はあるのか?
多くの方が好意的なレビューでありますが、私は普段映画を見てよく泣きますが、この作品ではあまり泣けませんでした。最後、ピンポイントで、春人が桜の帽子をみて、あれが美咲だったのかと気づいて慟哭するシーンは、中島健人の演技は自分のイメージを上回り素晴らしかった。
ただ気になったのは、美咲の病気が分かり、ある時を境に全く春人と会わなくなり、連絡もしなくなり、挙げ句の果てに別の人と付き合ってるから忘れて、というのは映画や小説でよくあるパターンではあるが、現実そんな誠意のない事をやるのかと思う。相手は自分にプロポーズまでしてくれている。自分も好きだ。確かに相手の人生を巻き込むかもしれない。でも愛したのなら、自分の状況を伝えるのは勇気もいるし、時間はかかるかもしれないが、伝えなくて良いのか? こうした映画を見て、同じような事をする人が出たら、これは相手も悲劇だと思う。何も知らされず、一方的に冷たくされ突き放される。良いのか、それで。このストーリーの美咲は独りよがりだし、春人の気持ちを本当に考えているのか?
そんな感想を持ちました。美咲も最後に勇気を出して、春人の写真展に出かけたのは良かったが、そこに至る心情の変化や周囲の愛をもっと表現していたら良かったと思う。
あと、冒頭のデートのシーンで、春人の耳たぶを切ったお詫びデートなのに、春人が正直に写真家というのは嘘でした、とぶっちゃけた時、あそこまで怒るか? とここも現実離れの違和感を感じた。怒るかもしれないが、それをこういう状況の、「デート」でストレートに出して帰ろうとするのか? そうした違和感が幾つもあり、泣けなかったんだと思う。
個々の花びらに想いを重ねて、降りしきる心模様に涙が止まらない
久々に家でワンワン泣いた気がする。こういう手の映画は弱いとは分かっているけど、この純度の高さには抗えない。はぁ…まぶたが痛い。笑
思い返せば、最初の緊急事態宣言で観た『君の膵臓をたべたい』も家で大号泣。次第に力を失っていく現実と、他人が故に踏み込めないもどかしさ。脚本は同じ吉田智子さんらしく、パターンと言えば軽薄に聞こえそうだが、構図は少なくとも似ているように見える。当然ながら、そうしたモノには弱い訳だ。
だが、ここまでスコアを上げたのは、やはり概念の使い方だろう。原作は未読のため、ほぼ無知のまま入ったこともあり、そこにやられっぱなし。時間や瞬間、そして老いの概念が絶妙に混ざり合うことで、写真の一瞬、漠然とした恐怖、行き場のない藻掻きが写る。それでいて、2人を取り巻く周りの人の言葉がドシッとくるので油断ならない。分かっていても、重層的に魅せてくれるのでクライマックスに涙が止まらなかった。
また、NETFLIXの強みも随所に感じる。名の強いキャストを脇に携えつつ、適役の配置で作っていく。さらに、行き届いたディティールの細かさは小さな画面からでも良く伝わる。それでいながら、ショウゲートの博報堂DYミュージック&ピクチャーズが制作に入り、TOHOスタジオも名を連ねるなど、実は邦画として総力を挙げているのも伺える。だから、実は大手配給を凌駕する可能性を持ちながら、純度の高い邦画になっているのだ。ネトフリのポテンシャルが高いことを改めて知らしめている。
主演は中島健人さん。ヒロインには松本穂香さん。中島健人さんってこんな柔らかい演技が出来るのか…思わず舌を巻いた。喜怒哀楽の中にも不器用さが混じっていて、直向きな青年にジャニーズのカラーは出ていない。ホントに役者としても凄いのだと唸るばかり。ヒロインの松本穂香さんは、いよいよ真骨頂かもしれないと思った。結構ずっと追っているが、特殊メイクも相まって、葛藤や息に老いの徒労感が混じる。どのシーンにもオーラと輝きがあって、それを逃したくないとずっと見てしまった。
昨日桜を見に行った。風に舞い、ひらひらと床に化粧を始める花びら。来年は何を想うだろう。見上げたピンクの美しさに、時の軌跡と刹那を重ねて。
優しい2人の悲しいラブストーリー
旦那が「この映画、ミスチルの曲だから一緒に見よう」というので、まぁたまには一緒に見てやるかと。
けど、泣ける映画だったら旦那の前で泣くのは気まずいので、内緒で先に鑑賞。
うん。一人で見て良かった。
よくある悲しいラブストーリーなんだけど。
2人がお互いを想い合っているのが、すごく伝わってくる優しい映画でした。
早老症という病気があることを、私は初めて知った。
本当に病気って嫌だ。
自分の病気のことで相手の人生を奪いたくない、だから
好きな人ができたとウソをつく優しさ。
どんなこともしてやりたいと、妹のために一生懸命なお兄ちゃん。
病気のことを知った上で、彼女に会いにいく。
「こんな姿、見られたくない」そんな彼女の気持ちを大切にして、襖越しに話しかける優しさ。
「なんで気がついてくれなかったの?」と
手紙に書かない優しさ。
思いやりあふれる映画。
ありそうでない
ありふれた題材だけどありふれた展開ではなく最後まで楽しめた。
ひとつ気になったのは突き放されたあとにまだ想い続けてるような描写がほぼなかったのに襖の前での愛にあふれた話しぶりに違和感が。
最後の朝倉くんの崩れ落ちる泣きっぷりはすごくよかったです。
映像に驚く
考えさせられました
早老症と写真
王道の『恋愛×病気』映画かと思ったけど、良い意味で期待を裏切ってきた。
早老症という特殊な病気が話の根幹だが、そこに写真というテーマを入れることで感動的に。他の人より時が速く進もうとも、写真はいつだってその時を思い出させてくれる。変わらないものが写真の中にある。
3月の別れの季節になると特に感じるけどやっぱり写真って良いものだよな、としみじみ。
物語の中盤は主演の中島健人がほぼ出てこなくて、美咲を支える家族の話がメインだったのも良かった。美咲の兄を演じた永山絢斗が1番のハマり役だったかもしれない。
最後、美咲の事を気づけなかった晴人。病気が生み出すものすごくリアルで残酷な現実を突きつけられた感じ。
美咲が亡くなった後に思い出すのも見ていてこっちが辛くなる。
あえてそういう展開にしたのが良かった。
まさかの号泣。マーベルの鉄則。
ミッチーに泣かされるとは!
そして、エンディングもとても良かったです。
手紙を読むラストから、
ミスチルの歌がかかる流れは、キミスイを思い出して。
やっぱりミスチルの歌は、こういう映画似合うなーと、思ってました。
ああ、うまくできてる脚本だなーと思ったら、吉田智子さん。キミスイの人ですね。
伊藤ゴローさんの音楽なんで、これはこうなるわな。
と思ってしまいました。笑
原作も読んでみたいと思います!
素敵な映画でした。
最後の最後に、あの笑顔は、誰でもやられますね!
あなたに微笑む
原作が出た頃、初めて小説で涙したことを覚えています。
実際にある早老病をテーマに描かれていたストーリー。
実在する病だから、取り扱い方に気をつけているのかと思いましたが、原作通りのストーリーでした。
レビューのタイトルは桜の花言葉を選びました。
耳たぶを切った美咲が、晴人に心を寄せていく姿にこの言葉がピッタリではないかと思い、選びました。
やはりこの作品において、兄の存在が大きいのではないのかと感じます。
不器用で妹思いなまっすぐな兄だからこそ
美咲はここまで来れているような感じもするし
晴人と美咲のストーリーだけではなく、美咲側の家族のストーリーにも注目していただけたらと思います。
ただ、原作を読んでいて晴人側のストーリーってこんなに薄かったっけ?と感じるところがありました。
あと20分長くても良かったから晴人側のストーリーも掘り下げてほしかったと思いました。
ですが、気付いたら涙が止まらない作品でした。
切ないけど心あたたまる純愛です!
セクシーのーサンキュー
ほぼありきたにな展開。
セリフも予想出来るくらい。
途中のVFXっている?
バラエティに出てくる中島健人は面白いと思うけど、俳優としてはどうだろう。セクシーなイケメン役は出来ると思うけど。この情けないかっこ悪い役はさすがに無理かな。キザに見えるというか、白けてしまう。
初めの30分くらいは、見るのやめようと思いました。Netflixだし、ほかの見た方が、、、と思いましたが、頑張って最後まで鑑賞。
中島健人が出てこなくなるあたり、お兄さんや周りの人達の気持ちに涙。これは切ない。
ベタな展開でこのまま終わるのかと思ったら、最後の15分で、ちょっと思っていたのと違った。この展開はより切ない。
でも、中島健人が出てきたらセクシー過ぎて。
ほかの役者なら、もっと違ったのかも。
のーせんきゅー。
でも泣けたから良いか。
期待せず観たがいい意味で裏切れました
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