マークスマンのレビュー・感想・評価
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正直なところ、つまらない
物語に起伏がなくて、一本調子。淡々と進行します。
敵役に特別な背景はなく、単なる悪役、単なるクズです。
敵役との対決場面も大して盛り上がらずに終わります。
最後の結末はうーん・・・
リーアム・ニーソンの大ファンの方なら満足できるでしょうが・・・
期待を上回る事は無かったけど面白かった。 もう少し捻りやどんでん返しがあっても良かったのかも。
リーアム・ニーソンさん演じる元海兵隊で狙撃兵のジム。
彼の愛犬。
メキシコ人のチビッ子。ミゲル。
このメンバーで、ある理由でメキシコ国境付近からシカゴまで車で移動する一週間のロードムービー。
二人とも麻薬組織から殺されそうになる展開。
ある履歴から居場所が麻薬組織に知られ追いかけられるストーリー。
最初はジムに馴染めなかったミゲルが少しずつ心を開いて行く様子が良かった。
執拗に追いかけてくる麻薬組織がウザイ(笑)
後半、ジムが殺されそうになるんだけどミゲルがグットジョブ。
誰もが解る伏線を見事に回収(笑)
ラスト。ミゲルをシカゴのある家に届けた直後のジムの行動がとても良い。
シカゴのホットドッグ。
食べてみたいです( ´∀`)
悪人側がホントに悪いやつに見えますわ
男と少年のロードムービー
人生に嫌気がさし落ちぶれかけた男の物語。
メキシコの犯罪組織から逃げる親子がアメリカに逃げ込む際に偶然知り合うことになる男。
そしてその時の選択により起こる悲劇。
その男と少年(子)の逃避行をロードムービー的要素を加え描いてるんですが面白味はかなり薄味です。
リーアム・ニーソンの落ちぶれた感じは出てますが。
あとアクションも80年代風でスカッとせずロードムービー的な結末で終わり、根本の部分は解決しないままなのでスッキリした感じはしませんでした。
やはり外さないリーアムニーソン!
カルテルに好き勝手やらせすぎ
今週では2番手だが、ストーリーはわかりやすいしお勧め。
今年9本目(合計286本目/今月9本目)。
なんばパークスシネマさんから、1.5時間で大阪ステーションシネマさんに移動してこちら。
なお「マークスマン」、つまり marksman は「狙撃の名手」という意味の語です(男女問わず使用される)。
ストーリーの筋に関しては多くの方が書かれているので重複するところは省略します。
それ自体は架空のお話ですが、あの国境を超えての不正入国や、またそれを取り締まる人、また背景で動く怪しい人(だいたい、この映画でもあるように、武器やら怪しい薬品やら臓器売買だったりが絡んでくる)がいろいろ出てきます。
といっても、日曜日~土曜日(このことは作品内でも出ます)の、「ある場所」へ、アメリカ人の元海軍兵と国境を超えてやってきた少年との「1週間の移動」という、ストーリーとしてもわかりやすいし、相手側(つまり、悪役)のやることも「結構手が込んでいるが、最終の撃ち合い殴り合いは単純」ということを考えると、ストーリー自体はとてもわかりやすいです。今週はどうしても「スパイダーマン」が第一候補になると思いますが、本作品は対抗としては推せると思います(明日9日の「ユンヒへ」が気になるところもあります)。
表立っては描かれませんが、アメリカとメキシコ(スペイン語が公用語)の文化の微妙な違いや似ているところ(同じところ)なども入っており、まぁ最後は殴り合い撃ち合いになるので「心がホットになる映画か?」というとそれは違いますが、「大切に思う人(異性とは限らない)との約束を守るために死守してでもがんばる」というのは、フィクションものとしてでも、大切なことであって、本作品はとても良かったです。
採点は下記が正直気になったので、4.5まで落としていますが、「理解に妨げは出ても何がなんだかわからない」という状況にまではなっていません。
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(減点0.3) この映画、上記にも触れた通り、「良くないこと」つまり、武器の密輸入だの誘拐だのやっている人まで参戦する、多国籍(といっても、アメリカとメキシコだけ)な内容になっています。この悪役が出てくるところはスペイン語会話で、冒頭こそ親切な英語訳と、さらに日本語訳がついているのですが、後半になるとそれらが抜け抜けで何を言っているかわからない(まぁ、「ほら追え」だの「あいつからぶっ○してやる」だの、常識的に想像がつく)部分があります。
また、この映画の一つのポイントは「ある場所への移動」です。どうも日本でいう高速道路と一般道を両方利用しているみたいですが、日本のサービスエリア・パーキングエリア等と同じように、一定間隔で簡易ホテルやガソリンスタンド、コンビニなどがあるようです(すべて映画内に出てきます)。また、中盤(終盤、撃ち合いになるまで)は大半車ででの移動で、そうすると色々な標識(ここは徐行運転ですとか、この先は動物注意です、等を確認)が色々出るものの、ごく一部を除いて字幕なし。まぁ、それが本質論ではないので大きな傷ではないのですが、いかんせん何も出ない+スペイン語が突如字幕なしに出てくる(字幕を担当された方、後半部分で力尽きたんでしょうか…)という問題は、確かにあります。
ただ、それらはごく一部で「常識的に補える範囲が大半、補えない部分は「ラテン語語源などの単語を知っていると推測できるもの」と「本当にわからないもの」(スペイン語検定1級とかじゃないと無理な超早口を話しているところもあります)とに分別でき、大半は「常識的に補える範囲」なので、減点幅はこの程度にしました。
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高齢者予備軍として思うこと
高齢者の死に際や散り際を描く映画が増えました。
有名な俳優の皆さんも、我々一般人と同様、当たり前に歳を取るわけですが、きっとこんな風に〝まるで映画のように死ねたらいいのにな〟と思ってるのではないでしょうか。確か、ランボーもロッキングチェアに揺られながら、矢吹ジョーのように旅立って逝ったのでした。
次の時代を担っていく若者の役に立てたんだ、という安堵感の中で召されていく。
あー、自分もそうでありたい。
とはいえ、この映画のようにいきなり、どこかの若者のために自分が役に立てる、なんて事態に(いい意味で)巻き込まれるような偶然は現実にはまずありません。
そもそも、〝昔取った杵柄〟が狙撃スキルだったり、諜報機関で培ったスキルだなんて人は、あまりいないし、それが必要な事態がそもそも日本では起きない(アメリカだって、映画ほど起きてるわけではない、たぶん…)。
でも、ひょんなことから、若い人とコミュニケーションを取らなければならない状況になるということは、意外とあるわけで、その時に距離が縮まらないとその時出会った彼・彼女の役に立つことは難しい。
でも、たぶんそんなに難しいことではなくて、相手のことを理解しようとする努力ができるかどうか、求められるのはそれだけです。
加齢とともに、自分の体力的な衰えや居どころのなさへの苛立ちを理解して欲しい気持ちが強くなるのはある程度仕方のないことだけれど、同時に自分より若い人たちのことを理解する努力は絶対必要だと思います。
平均寿命が50とか60の頃は必要なかったけれど、70や80という歳まで同じ社会で共生していくのが当たり前になってしまった現代。互いを理解しようとすることの大事さは世代を問いません。
映画のような劇的な死に方はできなくても、共生し認め合ったうえで看取られることはできると信じたい。
生き方は自分で選択してる、痺れた‼️❓
リーアム・ニーソンは強い男
まずボスから狙えよ
元海兵隊の狙撃兵だったジム・ハンソンは、妻に先立たれ、メキシコ国境付近の町で牧場を営みながら愛犬と暮らしていた。ある日、メキシコの麻薬カルテルから逃れようと、国境を越えてきたメキシコ人親子の母親が銃で撃たれて死んだ。死ぬ直前に母親から11歳の息子ミゲルをシカゴの親類のもとに送り届けてほしいと頼まれたジムは、仕方なくこれを引き受けた。シカゴへ向かう2人を、メキシコからカルテルが追ってきて、無事ミゲルを送り届ける事が出来るか、という話。
話は単純だし、カルテルもそんなに大がかりというほどじゃ無いし、アクションが凄い訳でもないから、ちょっと退屈だったかも。
ジムは元海兵隊の狙撃兵で腕が良いなら、まず下っ端から狙わずツルッパゲのボスから狙えよ、って思った。
最高までハラハラ、ドキドキ
なかなか良かった!
リアムニールセンが、元海兵隊で、最愛の奥様を亡くされて国境近くの牧場に。しかし、銀行の担保に。そこに、わけありの親子が来て。母は殺害され息子をシカゴにと依頼され、映画は動く。イーストウッドを思い出す。監督は、グラントリノはじめイーストウッド作品の助監督だ。モーテルでの若きイーストウッドの姿もあったね。僕は楽しめました。
ジムスナイパー
メキシコとの国境近く、アリゾナで独り牧場を営む男が、麻薬カルテルに追われて逃げてきた少年をシカゴの親戚の家に送り届ける話。
密入国をしてきた母子に遭遇し、追っ手との銃撃戦になって死に際の母親から息子を託されて巻き起こって行くストーリー。
一応ロードムービーになるのかな?グロリア的な?
母親が死んだことで口を噤む少年と、後ろめたさがあるとはいえ巻き込まれその道を選択した主人公という関係から、徐々に打ち解けつつ逃避行をする感じは、ありがちだけど判りやすいし、そこはリーアム爺さんなだけあって元海兵というオマケがついて期待値も上がるってもんですよ。
キズを抱えた主人公とキズを負った少年と、どちらを追っているんだ!?な、規模は小さいけれど凶悪な上になかなか手練れのカルテルの輩のやり取りは、ド派手なアクションが有るわけではないけれどなかなか面白かった。
元狙撃兵なんで、特技は撃つのみ
【ルート66】
途中、アメリカの中西部とシカゴを結んでいたルート66の看板が出てきたので、ジムとミゲルは、オクラホマを経由して、シカゴに至る既に廃線となったルートと同じような道を辿ったんだろうなと思わせる。
アメリカの人流や物流の基幹道路だったが、高速道路に取って代わられたルート66。
ナット・キング・コールの歌やドラマにもなったルート66は、古き良きアメリカの代表だ。
しかし、経営の難しくなった中西部の牧場、かつては移民に寛容だったが、今やアメリカは移民を敵対視するようになってしまった。
古き良きアメリカは、どこに行ったのか。
この作品は、時代が移り変わり、年寄りや移民になかなか寄り添えないアメリカの現状を、かつて西部劇では頻繁に描かれていた追跡劇を現代に置き換えて見せようとしたのではないのか。
(以下ネタバレ)
そして、ミゲルを送り届け、ジムがエンディングのバスの中で、静かに目を閉じ逝く場面は、本来のアメリカ人の美学とするところではないのか。
ありきたりなストーリーの中に、何かメッセージを残そうとした感じがする作品だった。
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