ブラックボックス 音声分析捜査のレビュー・感想・評価
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音の世界に目をつけた発想力が素晴らしい
世の中には「音」に焦点を当てた映画がいくつかある(「ギルティ」「ミッドナイト・クロス」など)が、航空事故の原因を探る上で不可欠なブラックボックスと、そこに刻まれた音を読み解く専門分析官を登場させた時点で、本作の独自性はある程度担保されたようなものだ。その世界は、闇に広がる出口なき迷宮。そこから何かを聞き取ろうと入り込むあまり、何が真実で何が幻聴か、その境界線を見失う者だって存在する。果たして主人公が辿る道はどうかーーー。冒頭からワンカット風の映像で旅客機内の構造を簡潔に描き、巻き起こる惨事については決して映像で見せることなく、観客は主人公の特殊な技能に身を預けながら想像力を働かせる。ピエール・ニネ演じる主人公がまた絶妙だ。少々生きづらさを感じるほど真面目すぎるところが難点だが、それゆえキャラクターが人間らしく息づき、彼が立ち向かうサスペンスも息切れすることなく映える。見応えある良作である。
派手さはないが一級の社会派スリラー。音声記録の分析プロセスも興味深い
出演陣も製作陣も、仏映画のファンや本国の観客を除けば知名度がさほど高いわけでもないので、やや地味目な座組みの印象を受けるかもしれない。だがふたを開けてみると、フライトレコーダーから墜落事故の真相を探る謎解きの知的興奮と、航空機業界の“現実”に鋭く迫る社会性を兼ね備えた一級品であることが明らかになる。
主人公はフランスの航空事故調査局で働く音声分析官マチュー。300人を乗せたドバイ発パリ便がアルプス山中に墜落し、当初の担当だった上司が謎の失踪を遂げたことで、マチューがフライトレコーダー(通称ブラックボックス)の分析を引き継ぐ。初期の段階では、記録されていたかすかな叫び声などからイスラム過激派によるテロが疑われるが、いくつかの情報から調査は新たな展開を見せ、マチューは航空機業界の闇に迫ることになる……。
まず、機長と管制の通話などを記録した音声データから、ノイズ除去などの処理を施して手がかりを探していくプロセスの描写が興味深い。“音”だけの変化では単調になりそうなところを、PCディスプレイ上の波形データや、マチュー役ピエール・ニネの繊細な表情の演技で飽きさせないように工夫している。彼の妻でやはり航空業界で働くノエミを演じるルー・ドゥ・ラージュの、計算高そうで謎をにおわせる雰囲気も、サスペンスの持続に大いに貢献している。
朝日新聞がちょうど今月、「強欲の代償 ボーイング危機を追う」と題した連載で「ボーイング737MAX」機の2018年、19年に連続して起きた墜落事故の原因が失速防止システムの不具合にあったことと、どうしてそんな危険な機種が開発され当局から認可も受けていたのかを詳しく追っている。朝日新聞がこの映画をひそかに応援しているの?と勘繰るくらいタイムリーな連載だが、いや待て、映画の脚本が737MAXの事故に着想を得た可能性もあるぞと思い直してプレス資料にあたったら、ヤン・ゴズラン監督が脚本の仕上げに入った2019年頃、各国で737MAXの運航停止・禁止が相次いだという。監督は「現実が僕たちに追いついてしまった」とコメントしている。
自動化システムに依存しすぎることのリスク、安全性より利益や株価上昇を優先する傾向、メーカーや外注企業と規制当局との不適切な関係など、これは決して航空機業界に限った問題ではない。乗り物つながりで言うと、車の自動運転技術が今後ますます普及すれば運転支援システムに起因する事故が増える可能性もあるだろうし(本作にも車の支援システムがハッキングされる場面がある)、AIの応用はさまざまな業界に及ぶはずだ。人はテクノロジーとどう付き合っていくのかというますます複雑化する問題に、警鐘を鳴らす意欲作でもある。
Necessary Tech-Horror Thriller that Gets Carried Away
For those with a fear of flight, the opening long-shot to Black Box is gripping tension. The aviation safety employee with a skill for fast sound-editing detective work makes this an audiophile's masterpiece, taking Sound of Metal's cues into the mystical worlds made in earpieces. Developing into Tom Clancy-level geopolitical sabotage, a 30-minute cut might have made the film seem more serious.
ブラック・ボックス
初めて、しかも開けるシーン!
見たことがなかったのでワクワクした。←そこ
事故後のボイスレコーダー云々のニュースを読み、どうなってるのかずっと気になっていたので。
そうなってるのか〜。
そういう風に解析するのか〜。
などなど興味深い。
長尺だったが、久々に飽きることなく観た。
事故現場を映すことなく展開するのもよかった。
主演の俳優さんについてはよく知らないが、やや神経質な感じなど敵役に思えた。
しかしナビってすごいな…水中まで。(笑)
フランス映画はちょっと苦手(あくまでも個人の見解です)だったが、苦手意識は克服したかも。
☆☆☆★★★ 「機長!何をするんです!」 後にビートたけしの持ちギ...
☆☆☆★★★
「機長!何をするんです!」
後にビートたけしの持ちギャグとなる【逆噴射】の羽田沖墜落事故。
そして御巣鷹山に消え。当時の人類史上最悪の飛行機事故となった、日航機墜落事故。
その際に社会的に有名になったのが、航空機に搭載されていたブラックボックス。
個人的な事ですが。映画の中で、パソコンを使用してサスペンスを盛り上げようとする作品には、今ひとつ「面白い」と感じる作品が少ないように思えます。
これには、オジサンであるこちらのパソコンに対する拒否反応が色濃く出ています。
以前は何とか覚えようとした時期もあったのですが、、、
しかし、スクリーンに映っているのは人間。
少なくともパソコンの場面が映っているよりも、人間がアクションを起こしている方が、どうみても面白さが出ると思うんですけどねえ。
とは言え、そんな中からも充分に面白い作品が出る時も有って。そんな作品の1つが数年前に公開された『search /サーチ』でした。
〝 真実はネットの中にこそある 〟
観ていて「その手があったか〜」…と、感嘆したものでした。
そしてもう1本。この本編のように、音声のみでサスペンスを盛り上げる作品だったのが『THE GUILTY/ギルティ』でした。
音声認識とゆう特殊能力を持つ人間だからこそ、真実へと近づく事が出来る。
但し『THE GUILTY/ギルティ』は、音声での単純な犯人探しではなく。主人公の心の奥底に棲む【真実】を、画面上に映る指に貼られていたバンドエイドであったり、結婚指輪を映し。観客には画面上に映る現在進行中の出来事よりも、物語には映らない以前に起きたのであろう?出来事を想像される秀逸な物語でした。
そんな『THE GUILTY/ギルティ』と比べてしまうと(比べるモノでもないのですが)この作品には、主人公の妻の存在であり。その妻と改竄の首謀者との関係等には、この作品でのクライマックスにあたる《ブラックボックスの存在》と同様、物語の在り方として多少の都合の良さ等を感じない訳ではない。
最初にパソコンを使うサスペンスは、、、と書いておきながら、実は面白く思いながら観ていた場面が有って。それこそが、主人公がパソコン上に映る音声分析を聴き込みながら「何とか真実へたどり着こう!」と、必死に自らの分析能力をフル回転させ集中している場面。
主人公が筋肉モリモリの強い男ではなく。如何にも神経質な眼といい、この職業への強い拘りを感じさせる演技であり。ヘッドフォンを通し、拘りの《音》へのアプローチ。カメラアングルと共にスムーズな移動撮影等は必見と言える。
…と同時に、やはり映画はアクション在ってこそ!と思わせてくれる。
特に秀逸だったのが、今では当たり前の様に車に車載されているカメラの使い方。
主人公がその車載カメラを意識する瞬間は「しまった!ヤバイかも!」…ってゆう表情だったのが、「そうだ!アレだ!」と思いつく時の脚本の巧さ。
更には、「俺ひょっとしてヤバイ組織に狙われているのかも?」…と、事件の匂いを嗅ぎつけて不安に駆られ。悩み始めてから、強いストレスに身も心も削られて行くサスペンスの盛り上がりも、上手い…って言うか、本当にずるい。
動物を使用したちょっとしたB級ホラー的な演出でさえ、使い方によってはまだまだ充分に面白くなるのだから。
そうそう、クライマックスでのサスペンスを盛り上げる主人公の周りをカメラがグルグルと何回も回り込むカメラワークも、【やり過ぎ感】を1歩手前で回避し、作品に対しての絶好の調味料となっていた。
それでいて些細な部分にも疑問視する神経の細やかさ。それによって自身を悩ませる身体的な情弱さであり、ヤサ男だからこそ暴力に対抗出来るのか?…と観客を一気に不安にさせる。
観客をその場に居合わせる臨場感の狙いと。音だけなのに、映像で示す為に生じる違和感。
勿論、それは映画的な演出であり。それによって観客を引き摺り込む常套句でもある。
が…しかし、その際の墜落に直接関係してしまった有る人物の、〝 まずい、、、どうしようもない 〟と言った表情であり、その場に居合わせている全ての人の感情等は。当たり前ではあるけれど、演出による想像であり。(映像を挿入しなければならない為とは言え)勝手に作られた映像であるのを多少は理解しなければならない。
それは、何よりもこれは劇映画だからこそ。
映像で観客に追体験を促し、サスペンスを盛り上げる為にはどうしてもその様な演出・映像が必要になって来る。
それを理解した上で。以前にテレビで放送された、あの日航機墜落事故の時に御巣鷹山に墜落したコクピットの中で《何が有ったのか?》…とゆう疑問を、全て公開されたブラックボックスの全貌。
ただひたすらに「頑張れ!」と励まし続けた機長の叫びの声。その【音声のみ】が、どれだけこちらの・放送を見た国民の心を掻き毟るくらいに胸を打ったのか…と。
サスペンス映画としては及第点以上。それでも本物の【真実の声】の前では、作り物の映像ではまだまだ及ばないのかも知れない。
「だったらお前はドキュメンタリー映画だけ観とけ!」って言われそうですが(ー ー;)
2022年1月21日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
面白かったぁ
こういうリアリティ溢れる映画は大好き。
ただ不自然なとこは2点。1コ目はあの狭い車の間を機材持って通ったとこ‥伏線なんだけど。
でも1つの記録を分析していく様を丁寧に重ねて映像化していくのは良かった。
不自然2コ目は終盤のポロック邸。あのタイミングで来ないだろ‥。
ハッピーエンド派の自分としては、最後はやや残念だった。でも昔の『ビューティフルマインド』を思い出した。
頭悪いからその都度見直さなきゃ難しかったんだけど、全般的に面白かった。
ただ飛行機嫌いが、より飛行機嫌いになった。
評価:4.0
着眼点に感心しました
CS放送のムービープラスで放映していたのを途中から鑑賞しました。
最新型旅客機の乗員乗客が全員死亡する航空機墜落事故が発生。主人公の航空事故調査局の音声分析官は、フライトレコーダーの「ブラックボックス」に残されたコックピットの音声分析を頼りに、隠された事故原因に迫っていく・・・というサスペンス映画です。
フランス映画なので、最初はフランス語に違和感を感じながら観ていましたが、次第にストーリーに引き込まれて気にならなくなりました。
周りから疎まれるほど有能な分析官が、紆余曲折を経て真相に迫っていく姿は鬼気迫るものがあって、サイコっぽいところもありました。
結末がハッピーエンドとはいえませんが、なかなか面白い映画でした。
テロか欠陥か妄想か
最新の旅客機が墜落。回収されたフライトレコーダーの音声分析担当官のポロックが、なぜか失踪してしまう。優秀だが几帳面すぎるマチューが引き継ぎ、コクピットに侵入者ありと分析、テロと断定される。しかしマチュー自身が、辻褄が合わないところがあると発見し。
テロか欠陥か、はたまた妄想なのか、先が読めない展開にハラハラ。複合した真相と、残念な結末に見応えありました。
ティザーから受けた印象とは違っていたが
面白いサスペンス映画でした。フライトレコーダーを最初に聞いたところからテロだろうとの推測から始まり、機体の欠陥を疑い、さあ、果たして真相はなんだったのか?という話の流れ方は砂時計の落ちる様を見ているようでした。
ただ、デンマーク映画の「ギルティ」のように「音」にかかりきりでもなく、そのところに期待はしてたのだけれど、意外と「足」で証拠を探し事実にたどり着くところは宣伝とのギャップを感じたところです。
ただ、
・ラスト、主人公マチューの扱いには、さすがにそりゃねえだろ、とは思いました。そう処理しなくても、いや、別のやり方/落とし方の方が痛快に終わったんだろうなあと。
・話のつなぎ方が雑になるところはちょくちょくあります。
・「音」にはこだわった映画でした。街の喧騒だったり機内の音とかよく仕込まれていました。
主人公の奥さん・・・怒って良いと思います。
旅客機墜落事故を調査する事故調査員を描く物語。
フランスで高い評価を得た・・・というサスペンス。期待に違わぬ佳作でした。
巨額の金銭が動く飛行機市場。その中での事故に、策謀の影が蠢きます。
物語は、特別な聴力を持つ調査員が疑惑を追及しながらも、前のめりになり過ぎて苦悩する姿を描きます。
ヒーロー的な主人公の活躍を想像していましたが、寧ろ才に溺れ鼻つまみ状態になった主人公が描かれていて、その分物語にリアリティを感じさせています。
ただ、サスペンスとしてみると物足りなさを感じます。
特に残念なのが、ポロックの失踪に疑念が集まっていない展開。大事故の直後に主任調査員が失踪したのであれば、大騒ぎになっているはず。実際、主人公もボロック失踪から原因究明をしているわけですから、公的機関の捜査を受けていない展開は折角のリアリティを大きく減じさせてしまいました。
ラスボスは想像通りで意外性がなく、逆に墜落の直接的な原因は意外性高く驚きましたが、リアリティを感じないことも残念。
私的評価は普通にしました。
音声分析官
飛行機墜落事故の原因を探る音声分析官の試行錯誤がミステリアスに描かれる。
非常に面白かったです。
主人公の音声分析官の性格が偏執的で頑固。
思い込んだら頑なに突っ走る。
だから、この人どっかで必ず、事故る、との確信を感じつつ観ているのも、
スリリングでした。
航空機関係者や航空機を取り巻く問題にも切り込んでいて、
中々社会派で見応えある映画でした。
ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落した。
乗員・乗客316人全員の死亡が確認される。
航空事故調査局の音声分析官マチュー(ピエール・ニネ)は、
天才と一目置かれる程優秀だが、反面思い込みの強い性格。
事故の原因を回収されたブラックボックス(ボイスレコーダー)から、
原因を解析するのが音声分析官の仕事だ。
墜落の数分前からの機長や副操縦士の声、ノイズ、
ブラックボックスの声をひとつひとつ掘り下げて行く。
テロか?
操縦ミスか?
航空機の欠陥か?
はたまた陰謀か?
マチューがボイスレコーダーにある疑問を持つ。
それは乗客の家族から提供された犠牲者のスマホに録音された爆発時刻と
ボイスレコーダーの航空機爆発時刻に誤差が数分あったのだ。
そしてマチューの直属の上司ポロックが忽然と姿を消す。
ミスリードされ・・・結末をみると、当然なのだが、
最初は観客に知らされない。
だからマチューの心の動きそして何より重要な、
ブラックボックス(ボイスレコーダー)の会話そしてノイズや、座席表と、
そこに座る人々が(時にマチューの想像が)
再現映像になるなど、とても面白い。
この映画は墜落現場から回収されるブラックボックスの形や中味が、
詳しく写されているのも興味深い。
墜落の衝撃に耐える頑強さ、その内部の小さい録音テープ。
普段見ることが出来ないものだから、墜落事故の原因解明の
それが意外と小さいことにも驚いた。
マチューの独断行動は妻を傷つけ、家庭は崩壊。
マチューも遂に職場を更迭される。
映画のエンディングとしては白黒がハッキリしていて、
とてもスッキリするのですが、
現実に○○を交換する・・・そんなことは可能だろうか?
それに○○を交換して、改ざんすることに意味がありますか?
素人考えだけれど、非常に困難なミッションですね。
(かなり不可能に近い・・・だから映画の評価も、とても面白いけれど、
やっぱりこれは不可能!!)
映画を面白くする・・・そのためにはとても有効でしたが、
何故、原因を闇に葬る必要があったのか?
この改ざんには意味がない・・・素人目にはそう思えた。
《参考資料》
日本で1999年7月に起きた、
「全日空機61便ハイジャック事件」について簡単に書かせて
いただきます。
シュミレーションゲームで飛行機操縦をしていた男が、
全日空機をハイジャック。
機長を殺害して自ら操縦。
機内で取り押さえられるまでの数分間、犯人が操縦桿を握る、
高度200メートルで飛行をしたときもあった。
墜落は免れたが震え上がった事件でした。
「レイボーブリッジの下をくぐってみたかった」と供述。
まだ現在よりアナログな時代だったが、
予想外のことが起こった例でした。
飛行機物を音からアプローチって新鮮。
一言「飛行機に乗れなくなる、かも」。
フライトレコーダーとコックピットボイスレコーダーを称して、ブラックボックスという。
なのでこのタイトルですが。
内容としては、事故機の原因調査のために、ボイスレコーダーを調査する主人公。
いかに彼が耳が良すぎるかを、同窓会でうるさすぎてイヤホンさせることで。
印象づけるのが上手い。
話が進むにつれて、段々事故調査官として動く。
そこに上司の失踪事件を絡めていく。あれ、もう音の話は?。
と思わせといて終盤前あたりから。
自分に迫ってくる「音」に気づいて、逃げ始めるところ。
こちらまでハラハラ。真相に辿り着けるのかと。
終わりもえええ!と、驚き。
全体的に闇夜のシーンが多いので、真っ暗にして見るとよりいいかも。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「人間の耳に勝るものはない。聞こえる音に集中せよ」
一級のサスペンス!仕事人を見た
映画館で観そびれていたこの作品!
やっと観ることができました。
ピエール・ニネ、こんなにいい俳優さんがフランスにいたんですね。素晴らしかった。
300人を乗せた旅客機がアルプス山中に墜落。
原因究明のためのブラックボックスの究明にあたる音声分析官マチューをピエール・ニネが演じます。
世渡り上手では決して無い、まっすぐな心の持ち主、マチュー。誰に何と言われようとも、諦めず、粘り強く、天性の聴力と分析力を武器に墜落機のブラックボックスの謎に迫っていく様がとてもスリリングでした。
航空業界の闇を暴く、一級のサスペンスであると同時に、1人のプロフェッショナルの生き様も描かれる。
先が読めず、予想もしない展開に、釘付け。
信念と正義感に突き動かされるように、時にクレイジーなほど入れ込み、真相究明に突き進んだ彼の末路は…
観終わって、何とも言えないもの悲しい余韻が残っています。
おすすめです!
飛行機の墜落事故の原因を、ブラックボックスの音声を頼りに究明する。...
飛行機の墜落事故の原因を、ブラックボックスの音声を頼りに究明する。
ちょっとした音の違いでエンジンの回転数の変化等を感じる聴覚は神業かと思う。
最初はイスラム過激派によるテロかと思われたが、なぜ主人公の上司が失踪したのか。
航空機業界の闇が浮き彫りになる展開は緊迫感があり、おもしろい。
ボーイング737MAXの欠陥や、JAL123便の事故を思い起こさせ...
ボーイング737MAXの欠陥や、JAL123便の事故を思い起こさせる。
電子制御の盲信の危うさ。現代社会の便利な生活は、危うさと背中合わせなんだょなぁ。
全98件中、1~20件目を表示