「リアルなスパイ映画は退屈しがち」クーリエ 最高機密の運び屋 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルなスパイ映画は退屈しがち
スパイというと007シリーズやミッションインポッシブルシリーズを想像してしまうが、実際はあんなに派手ではないのだろう。地味に情報を集め、目立たぬように生活し、細心の注意を払って本国に報告するんじゃないか。
本作は、キューバ危機前に核戦争の可能性が高まっていた時期の米ソのスパイを描いた物語。しかも実話ベース。だから序盤から中盤にかけてはかなり地味な展開。正直退屈で少し寝てしまった時間もある。
ところが後半、そんな眠気は吹っ飛んでしまった。カンバーバッチの俳優魂をこれでもか!と見せつけられたからだ。この肉体改造はすごい。それだけで観た価値はあったと思う。1.0は点数がプラスになった。
この手のリアル系スパイ映画って、退屈なんだけど男の友情物語としていい話になりがちだから侮れない。あまりおススメできるものではないけれど。
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