RUN ランのレビュー・感想・評価
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お薬の時間よ
最後の台詞に戦慄する。
サイコスリラーで良いのだろうか?歪んだ母性によるおぞましい話だった。
クロエの演技に引っ張られまくり、終始ゾワゾワしてた。彼女が疑惑を持つのが唐突で、最後までそのキッカケが分からないままだったのだけど、何か薬が増える度に体に不調が出てたのかもしれない。
子離れできないにも程があるのだが、本当の親子ではないので「子離れ」ってのもちょっと違う。
子供の成長による疎外感とでも言うのだろうか?それを回避する為に、薬物を投与し続ける。
喘息の発作は死を予感するレベルだと聞く。
歩けない不自由さは、想像もできない。
そんな彼女の17年間って時間が、何よりも怖い。
人為的なものであったならば、地獄であろう。
人の業ってのは凄まじい…。
それまでの日常が一転する恐怖と喪失感。
母親の言葉使いが、何より恐怖。
一見して知的で常識を弁えてるような風貌も、その恐怖感を煽ってくれる。
愛情に溢れた言葉なのだけど、自分に向けられたモノではなく、愛情とはかけ離れた感情から発せられる言葉であると認識が出来てからは呪詛のようだ。
その裏側を想像してしまう。
そうなのだ。
この想像力が介入してしまう余白こそが真骨頂。
病院の廊下で、車椅子を押されながら、助けを呼ぶ声すら出せずにいる彼女の表情、その内面を共有してしまうのだ。
痩せこけた母親を前に、世間話でもするかのように薬物を投与しようとする感情の裏側に戦慄する。
脳内で構築され勝手にリアリズムを持ち出すアレやコレや…監督は、語り部としては絶品だ。
それにつけても女性ってな、化粧一つで化けるもんだなあ。ちゃんと7年後に見えたもんな。
まるで2割の希望と8割の絶望を描いておけば、サイコスリラーは成立するかのようでもあった。
お見事でした。
このサスペンデッドな「心地悪さ」の気持ち良さ。
ちょっと、これは良作だす。チャガンティ監督、searchの一発屋で終わらんかったですね。純粋なサイコ・スリラーとしてのクォリティはsearch以上で、久々に「スリラー映画」を堪能させて頂いて満足度、無茶高いですからw
何が良いかって、「母子の秘密」は割と早い段階で想像が付くんですが。イヤ、意図的に匂わすんですが、それを逆手に取って怖がらすと言う技巧です。
「ホントの親子なら殺されるこたー無いだろ?」と言う保険を、トットコサと否定・消し消し。「いや、これ、血は繋がってないから、無残な仕打ちが待っとるかも知れんがな....」
このサスペンデッドな「心地悪さ」の気持ち良さ。って、どっちやねんw
この技巧、お見事です!
更に、最後までやられました。
あぁん?ママへの愛情が残ってたん?
それも気色悪いよね.....
と思いきや。ママの表情が、ちょっとオカシイ。
地味な復讐が、最高に好きですw
3作目も、妙に風呂敷を広げずに、狭くてニッチな世界&地味でリアル感に溢れる脚本で、映画としてのクォリティを追求して、90分に収めて欲しいですぅ、ポンポw
※ただ今、90分に収まる作品には、漏れ無く0.5点のポンポ加点を付けてますw
お薬の時間です
いや毒母ってゆうか、親ですらないのか笑
出だしから、この映画怖いので皆さん構えてみましょうね!ってゆう音響と映像すぎて、少し興醒めでした(ビビリなのでちゃんとずっと怖かったです)
徐々に真実がわかっていくドキドキと、母の狂気が増していくハラハラは、スリラー映画として楽しめました。
最後のお母さんの表情とやつれた姿がわかった瞬間のゾワゾワ感で、エンドロールに向かう余韻がとても病みつきになりました。
マザー版サイコスリラー!!
日曜日に観に行ったのですが、僕入れて観客7.8人でした。これが平日だったらもっと少ないのかな〜???。怖さで表すと中級者ぐらいでした。サイコパス係でした。お母さん役のサラ・ポールソン狂ってました!!愛のあまり(゚∀゚)これは愛ではないけど!!もはや虐待(*_*)娘クロエ役のキーラ・アレンも演技よかったです!!緑のグレーカプセルはどんな薬なのかネットで調べるも繋がらず、薬剤師さんに聞いてその薬の招待がわかった!!なんと人間が服用してはいけない薬だった!!もしその薬を人間が飲んだら足の感覚麻痺とか起こるらしい!!ダイアン、なんて女だ!!終盤に進むにつれ、衝撃の真実が明らかになっていく!!特に病院のシーンはハラハラしました!!そしてラスト、変わり果てたダイアンの姿!!最後のオチは「そう来たか!!」となりました。最後のクロエのセリフ『お母さん、お薬の時間よ・・・』以上。 〔2021年6月20日鑑賞〕
スリリングな展開とモヤモヤ感
車椅子生活の娘を、賢く力強く自立できるように育てる母親。
しかし、偶然母親の用意する薬に娘が疑念を抱いたことから、緊迫の攻防戦が始まり、最後までハラハラしながら見ることができました。
スマホもない、自由に外に出ることもできない娘が、あの手この手で薬の情報を得たり母から逃れようとしたり、考えながら逞しく行動する様子は、スリリングかつ応援したくなります。
また、今まで信じていた人間、最も近しい母親が、危険な人間なのではないかと不安になってゆく様子、恐怖も印象的です。
しかし、母親の狂気の源、母親が何故そこまでこだわるようになったのかがあまり描かれていないのは、モヤモヤしました。
母親の背中の傷は何だったのか、気になりますが……。
どこか見落としていたのか、はっきりと描かれていなくとも過去に虐待を受けていたことを示唆しているのか。
とは言え、具体的な過去や心情の描写がないことで、世の中の毒親の理不尽な狂気を象徴している存在というようにも感じます。
子供への異様な執着振りや、ひたすらあなたの為だとか言う身勝手なセリフなど、まさに毒親という感じで。
明確な理由が分からない方が理不尽で恐ろしく感じますし、あえてモヤモヤさせられてるのかもと。
自ら大学受験できるまでの賢さと意欲のある娘に育てておいて、何故今妨害するのか、矛盾しているような……とも思いましたが。
この母親は、子供を懸命に看病することで周囲の関心を集めたいという代理ミュンヒハウゼン症候群のような感じで、それに加え学力の高い優秀な子供を育てることで自分も優秀だと証明したいタイプなのかなと。
優秀な子供を育てる自分に満足していたのが、いざ独立されるとなったら、色々と不都合な部分が露見してしまうから、という感じなのかなと解釈しています。
ラストも、負の感情の連鎖があるように感じ、良くも悪くも微妙にスカッとできず考えさせられます。
母親とは完全に縁を切って幸せになってもらいたいですが、やはりそう簡単に復讐心は断ち切れないものか……とも思います。
母親役も娘役も迫真の演技で、スリリングな展開は大いに楽しめつつ、毒親の影響を考えさせられる作品でした。
母娘の歪んだ愛情、共依存の物語
序盤からハラハラドキドキのノンストップサイコスリラー。
まさにRUN.立って走れ!逃げろ!だ。
単純なあたしにはわかりやすくて面白かった。
色々な考察がある中で、妄想をしてみる。
この映画のテーマ、監督が伝えたっかったこととは何か。
虐待の連鎖?代理ミュンヒハウゼン症候群?
いやいやこれは母娘の歪んだ愛情、共依存の物語です。
それはクライマックスの病院のエレベーターの中、母であるダイアンが娘クロエに囁く言葉。
「確かにそうかもしれない、ただあなたも私を求めている、心の奥底ではね」(うろ覚え・・すみません)
これがラストシーンでのクロエの行動の理由です。
本当の母娘ではなく、自分を誘拐し障害者にした相手にも関わらず、笑顔で接見し楽しくお喋りをする。
お互いに愛しているし、依存しているんだと思うのです。その関係は変わらない、今までもこれからもずっと。
立場が逆転した二人。
自由を手にしたクロエ。歩くことだってできるようになった。
自由を奪われたダイアン。歩くこともできず寝たきりだ。
(医療?)刑務所の中でネットも電話もできず外界と隔絶され、まるで以前の自分のようだ。
そんなダイアンにクロエがすることは一つ。愛を確かめる事。
「ママ、お薬の時間だよ。」
私のことを愛しているなら飲めるよねと。
リベンジ介護 お母さん、アタシ頑張ってるよね
題名が Run.
Run for my lives. ということですな。
しかし、車椅子生活。足が動かないのよ!どうやって、逃げる?
未熟児で生んで、育ててくれたシングルマザーは大学の物理の先生らしい。
そんなに悪い人には見えないけど。
本当に毒母なの?
過干渉になりがちの母親と障害のある娘の生活。仕方ない面もあるよね。
自宅での自習(ノルマあり)。通信制高校?大学の合否通知郵便を首を長くして待っている娘(クロエ)。郵便配達の車が着くと、玄関に急ぐが、いつも母親がブロック。
二階に自分の部屋あり。階段に車椅子電動リフトあり。
スマホなし。オヨヨ。もちろん、母親は持っている。外界から完全に遮断されている。独占支配の常套手段。こわ~い。
喘息、不整脈、糖尿病、麻痺などたくさんの病気で、内服薬が数種類。背中の皮膚病は副作用か? でも、チョコレート菓子も少しなら🆗。飴だね。母親が買い物から帰ってきて、テーブルの上に紙袋を置きっぱなしに。いない隙にチョコレート菓子を狙って数個ちょろまかしたときに緑とグレーのカプセルのクスリを発見。普段飲まされているクスリ。Trigoxin。 だけども、名前はクロエじゃなくて、母親ダイアンの名前になっている。んんん? 洗面台の上の棚のクスリを手製のマジックハンドで取って見ると、クロエの名前になっている。しかし、浮き気味のラベルをはがすと、その下に母親の名前のラベルが。んんん?
Trigoxin ってなんのクスリ? 夜中にPC💻で調べようとすると、インターネット回線がOFF。昼間に薬屋さんに固定電話から電話したら、ダイヤル通知で、ダイアンさんですねと言われ、母親にバレるので、あわてて切った。適当にあかの他人に電話して、インターネットでTrigoxinをググってもらう(面白い展開)。すると、Trigoxin は不整脈のクスリだけども、赤いカプセル💊だと言われる。んんん? お母さん、前に映画に行ったのはいつだったった? 親子で腹の探りあい。 映画館に入って、わざと飲み物を全部飲み干して、途中でオシッコ。外に出て、ドラッグストアへ。長蛇の列を割り込んで、薬剤師さんに緑色のカプセルを渡して、これは何のクスリ?と質問。薬剤師さんはこれは貴方の薬ではなく、お母さんの薬だから、個人情報なので、教えられないと。そこで、咄嗟に親子で謎解きゲームをしているから内緒で教えてよと。すると、これは犬の薬。足を麻痺させて、痛みを取るクスリねと。そこへ、母親が息急き切って飛び込んでくる。あたしの娘に何をしゃべったのと、ものすごい剣幕。強制連行されてしまう。
ほほう。麻酔薬だったのか~
足だけ麻痺する飲む麻酔薬ってあるのかよ~と思ったが・・・・そして、二階の部屋に閉じ込められてしまう。
鍵アナを針がね二本でピッキングロック解除。でも開かない。外からドアの取手に鍬を通して固定してあった。その執念深さに凍りつく。
さて、クロエは電源延長コードを何本も繋いで、毛布をからだに巻き付けて窓から這い出した。スロープになっているヒサシから落ちないで、這いずりながらけっこうな移動距離。母親の部屋の窓に延長コードにハンダゴテのコンセントを刺して、熱したハンダゴテの先を窓ガラスに突き刺して穴を開けた。そこへ、口に含んでいた水を吹きかけると窓ガラスにヒビが広がる。よく、呑み込まなかったね。オジサンびっくりしたよ。ガラスを割って中に入り、自分の部屋の前にくると、鍬を外してドアを開けて、車椅子に乗って、一階に行こうとすると、電動リフトの電源コードが根元できられていた。その執念深さにまたもや凍りつく。クロエは車椅子を階段から落とし、階段を転げ落ちた。おいおい、せっかく歩けるようになるかもしれんのに、脊髄やってもうたら知らんで~
母親の部屋で箱に入っていた秘密を知ってしまう。クロエの名前の死亡診断書を見つける。未熟児は生後2時間ちょっとで死亡していた。では、私は?小さい頃の走っている写真。病院から新生児を奪われた両親と思われる写真の載った新聞記事の切り抜き。クロエはダイアンが病院から他人の新生児を奪って育てた子供だった。本当の母親ではなかったのだ。
道路に出て車椅子で必死に逃げる。対向車が来る。巡回の医者の車だった。クロエにきづいてくれた。そして、何も言わないのに、事態を察知してくれた。しかし、そこへ母親の車が。医者は母親に彼女を渡さず、自分の車に彼女を乗せて、診療所に向かおうとしたが、母親は背後から医者の肩口に空の注射器を突き刺す。クロエは家の中の麻酔器のある実験室に戻されてしまった。医者の死体を引きずって家の中に運ぶ。鍋の中には茶色いシチューみたいなもの。でも、絶対、シチューじゃない。魔女の作った毒薬だ。母親はそれにアルコールのような透明の液体を入れて混ぜ、注射器で吸って、クロエに襲いかかってきた。そんなドロドロのものを血管に注射されたら、死ぬか良くて、脳死。わざと子供の血管内に変なものを注射して、そのあと娘を介護するよい母親を演じることで満足感を得ようとする精神病(代理ミュンヒハウゼン症候群)かな? アンタここまでやっちまったら、もう手遅れだよ❗ 足に少し力が入るようになっていたクロエは納戸のような狭い部屋に逃げてロックした。そこはたくさんの薬物が棚に置いてあった。ドアを壊して、母親が入ってきたその刹那、有機リン製剤(農薬)を一気に飲んだ。救急車をすぐに呼ばなければ、死んでしまう。ダイアンの自分に対する歪んだ愛情に賭けたのだ。病院に運ばれ、胃洗浄されて、一命をとり止めた。意識が回復し人工呼吸器から離脱できそうになっていた。アジアン系のカッコいい看護師さんと筆談をしようとしたときに、ついてないことにコードブルーが鳴り、看護師がベッドを離れたその隙に、「真相」が明らかになることを恐れた母親が上手に気管チューブを抜き、点滴や心電図のコードを外して、車椅子にクロエを乗せ、病院を脱出して家に連れて帰ろうとした。戻ってきた看護師がもぬけの殻のベッドの上のノートにクレヨンで「MOM」とかかれたスケッチブックをみつける。止められた下りエスカレーターの前で警備員に見つかり、銃を持っていた母親は警備員に撃たれ、エスカレーターから転落する。
あぁ、クロエ、助かって良かったと思ったら、7年後。
痩せてやつれた母親のベッドサイドにクロエが。口からラップに包まれた緑色のカプセル3個を出して、「お母さん、お薬の時間よ」チェックの厳しい医療刑務所の母親のもとに足しげく面会に通う親孝行娘。義足の仕事も偽善的な感じ。
おいおい、娘の復讐劇だったのかい。普通とは逆パターンの代理ミュンヒハウゼン症候群だった。娘の方が一枚も二枚も上手。参りました❗
映画は全体的にあんまり怖くはなかったけど、やつれた母親の顔が気持ち悪くて怖かった。キーラ・アレンは実生活でも車椅子を使うコロンビア大学の学生らしい。新人俳優?すごいがんばっていたよ!感動した!
気分良い映画ではありませんでした。
なんで高評価ばかりなんですかね?
見てて気分悪かったんですけど。
要は、母親の異常な愛情は、娘?を束縛したいが為のそれだったということね。
しかし、映画館から出てドラックストアで順番を抜くものの、みんなおとなしかったり、さらには、母親も映画そっちのけで、そこに来ちゃうし、また、いきなりMOMだけで、全てを察して、撃っちゃうし、なんか腑に落ちないシーン多々ありで、興醒め。
そして申し訳ないが、オーデションで選ばれた新人女優さんとやらも魅力無かったんですけどね。
サラ・ポールソンの怪演
母ダイアンと2人暮らしのクロエは、生まれつきの多くの病気により、薬漬けの車椅子生活をしていた。しかし、前向きで好奇心旺盛な彼女は地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。ある日、薬の件で母親ダイアンに不信感を抱き始めたクロエは懸命に調査し、ダイアンが新しい薬と言って飲ませてた緑色のカプセルが、人間が服用してはならない薬であることが判明してした。クロエはどうなる・・・という話。
実の親がこんな事するのか、って観てたら、実は・・・だったのでなるほどとは思った。
クロエ役のキーラ・アレンも上手かったが、母ダイアン役のサラ・ポールソンが気持ち悪いほどの怪演だった。
悪寒
本作は小規模公開も相まって満席でした。
前作「Search」は自分の大好きな狭い空間・狭い視野から繰り広げられるストーリーが魅力的でしたが、今作は少し広がったとはいえ、大方のストーリーは家の中で繰り広げられるので、この地形をどう活かすか、とても楽しみでした。
主な登場人物は2人。母ダイアンと娘クロエです。予告で流れていた通り、優しい母が買ってきた食料の中に、自分が飲む薬ではないものを飲ませてきたことに違和感を持ち、原因を究明するのが前半部分です。この部分の少しずつ分かる違和感がじわじわした恐怖を煽るので、背筋がゾクゾクっとしていました。
クロエ役のキーラ・アレンさんは実生活でも車椅子で成功されているという事もあり、移動のシーンがとても機敏で、新たな演者の生き方が見れました。中盤の屋根を這いずるシーンはどうやって行動したのか、メイキングがとても気になります。
前述した屋根を這いずるシーン、母親に軟禁されるシーンなのですが、今までに学び作ったものを活かして、部屋からの脱出を描いているシーンにとても緊迫感がありました。電動工具でヒビを入れ、窓に水を吹きかけて窓を割り、ちゃんと布団で窓の割れ跡をいい具合に避けると喘息で体調が芳しくない状態であったのにそこまで頭を使うとはお見それ入りました。
なんとか逃げようとはしましたが、やはりダイアン、捻くれた愛は娘の行動を遥かに凌駕しました。あっという間に実家にまで連れ帰ります。そこで判明したのは、ダイアンは実の母ではない、自分の体は元々健康だった、ダイアンの実の娘は生まれて間も無く死んでいた。ということです。ありがちな感じですが、ダイアンの狂気っぷりを際立たせるには十分です。クロエはせめてもの反抗で塩酸?を飲んで自殺を図ります。
ただ幸か不幸か生きてしまったクロエは再びダイアンと再開します。ダイアンはあっという間に娘の点滴や管を抜いて、病院から抜け出そうとします。病院ザルすぎん?とは思いましたが、そこはご愛嬌で。ただクロエは立てるようになっており、そこに驚いたダイアンは油断して駆けつけた警官に撃たれ、足を滑らせ、階段の下まで落ちていきました。なんか呆気なかったなという感じです。
7年後、杖を使えば歩けるようになったクロエが、ダイアンの入院している病院へ行きます。クロエと同様、下半身麻痺になっていたダイアンにここ最近の思い出を語りながら、復讐として飲まされそうになった薬を飲ませようとしながら終わります。
ダイアンが自分より弱い存在(クロエ)を身体的に弱らせていく虐待をする事で、もの扱いにしていましたが、きっとその考えが自然とクロエにも受け継がれており、もしクロエに子供ができたら…と思うと少し怖くなりました。連載というものは怖いです。
鑑賞日 6/19
鑑賞時間 15:30〜17:10
座席 D-7
結末が傑作
最後の1分くらいの大どんでん返しがすごい。
てっきりちょっといい話で終わるかと思ったのに、娘のあの行動で予想を裏切られて大満足でした。ありふれた映画にならなくて良かった。こういう映画好きです。
毒親怖い…
謎の薬に疑問を持ってから、こっそりネット検索すると、
ネットが、遮断されている
それを実は母親に見られてて、そこでゾッとしたけど😱
手先が器用で、頭も悪くないから、
自分でいろいろ考えて脱出試みたりするものの、確実に母親に邪魔をされる
出てくるときの母親怖い😱
何とか傷だらけで外に出て、郵便局員に助け求めても、結局…
上がってこれない地下室で、自分の秘密が明かされ、ダイアンが誘拐した新生児で、実の母親で無いことがわかり、また、実は体が不自由ではなく、薬で病気にさせられていたとわかり、助けを求めようと自殺未遂
ようやく助かるかと思いきや、病院から連れ出されかけてしまうものの何とか😅
ラストは、数年後に見舞うシーンだけど、口から飲まされてた薬を吐き出し、飲ませるシーンは、ゾッとした😱
秘密を守らせるために、自分にずっと縛り付けるためにしてたのかと思うと怖いけど、
虐待とか毒親から逃れられないのは、外部と遮断されてるのが大きいだろうし、それが続いていくのも、リアルに感じた😱
母親への憎しみボルテージは中々
サイコスリラー作品としてはまぁそれなりに楽しむことができたかな。
主人公のクロエは下半身麻痺、糖尿病、心臓疾患、喘息をはじめとした5〜6つくらいの病気を患っている。その為車椅子生活を送り薬も欠かせない。
そんなある日母親の名前のラベルが貼られた薬を見つけその薬をなぜか自分が飲むことに違和感を覚える。
そこでその薬の正体を調べると犬用の薬だと知る。そしてその薬を人間が飲むと下半身が麻痺する症状出ることを知り自分が病気なのは母親に毒を投与されたからだと気づき母親からなんとか逃げようと、そして母親は娘に自分の正体を気づかれたことでなんとか家に閉じ込めようと最後は鬼ごっこする作品である。
まぁストーリー内容としては特別新鮮味はない様に思える。
予告の有無に限らずまぁ母親がヤバい奴だということは序盤で気付かされる。
17歳の娘にスマホはおろかインターネットすら使わせてあげない環境は中々の虐待だろう。
特別母親と衝突などがあったわけではないがクロエが母親を疑う展開も早く、早い段階でクロエVS母親の構図ができ忍び寄る母親の存在が時には恐怖に感じ面白い。
最終的にクロエは本当の娘ではなく病院から赤ちゃんを盗んだ挙句、自分の下から離したくないから毒を与え病弱させたという展開もまぁあまり驚く様な展開ではなく、その他の展開もあまり捻りは感じなかった。
ただテンポが良くそして母親への憎しみボルテージはストーリーが進むにつれていい感じで増していく為とても見やすい。
最後は警察に捕まり、きちんとクロエが同じ犬の薬を母親に投与し同じく下半身麻痺に苦しむ姿で終わるところはなんかスッキリさせられる。
この作品の母親ダイアン程はいないにしても自分の子供をいつまで経っても子離れできずまるで物の様に扱う親って確かに目にすることはある。その病的な部分を最大級に表現したのがダイアンである為胸糞悪さの刺激はどこか現実と照らし合わせながら見ることもでき非常に上手かったと思う。
全55件中、41~55件目を表示