RUN ランのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
よくあるサイコスリラー。面白いがあっさりしすぎてる。もっと徐々にせまりくる恐怖が欲しかったのと、娘が無敵すぎてなんとも(笑)
後半の毒薬飲むが生きてる展開、そして救命装置を無理矢理外されても特に問題ないどころか、今まで指先がピクリと動く程度だったのに、連れ去ろうとする母親を脚で踏ん張って制止するなんて無理すぎる。「インサイド」の妊婦の主人公を彷彿させる無敵さ(笑)最後の、娘がそれでも母親を許したのかと思いきや...な展開は後味の悪さと復讐が出来てスッキリするのと二重に楽しめて良かった。作品としての評価はそこまで高くないけど、BGMも良かったし嫌いじゃないタイトルです。
タイトルなし
母親の歪んだ愛情ホラーかと思いきや実は母親ですらないという展開。母娘として生活してきた時間が長い為か、真実を知った後も狂人相手にママと叫びながら命乞いをしている主人公を観ていて辛かった。
日本の映画館は席が階段状に設置されている事が多いから、「トイレ」と言って車椅子でサーッと劇場を出ていく後ろ姿に驚いた。
面白いしドキドキしたけども
説得力に欠けるママの行動に頭の中に?がいっぱいになってストンと落ちないよ
もうひと展開謎解きがあると思ってたら無かった
・背中の傷の伏線回収なし
・ネットに繋がらない偶然発生
・なぜか薬を自分の名前ラベルで偽装
・証拠だらけの地下室に監禁
・なぜか大学受験させた後に妨害
・トムさん放置、病院連れ去りでどちらにしても詰み
ポストマンのトムはどおしたのさ???
サイコパス母ちゃんが、娘を所有物の如く扱う為に薬を盛って不自由な身体にしてたんだけど、これってあのミュンヒハウゼン症候群ってやつかな?と思わせておいての、実はそこにも別の真実が隠されていた!お話。
ダイアン(サラ・ポールソン)が とにかく用意周到に、娘に色々とバレないように工作するんだけど、そんな中 娘が真実を求めてあの手この手で謎を解こうとする姿に少しイラつきながらも、早く逃げてくれ!って思った(笑)。
でも人って、薬一つであんなにも病気になっちゃうんだ?って驚きもあるんだけど、6年間の間に12箇所もの病院を渡り歩いて病気の元になる薬を処方してたのに あの母親に誰も疑いの目を向けてなかったのも怖いね。まぁ、疑われる前に別の病院に変えてたんだろうけど。それでも娘自身が病院に行くこともあるだろうに…。
あの母親のそういった知識(Google先生か)も目を見張るものがあるよね。致死量まではいかないまでも、身体の自由を奪う匙加減。
結局、精神異常者ってことで医療刑務所に入ってたみたいだけど、そこで“娘”の反撃にあっていたという…。
ただ、ダイアン自身の背中に深い傷跡があって、あれは…なんの傷だったのか…。その説明は無かったのは何でなんだろう…って思ったんだけど、ミュンヒハウゼン症候群を調べてみたら、幼少期に身体的な虐待を受けていたりすると発症するみたいなので、実はダイアンも被害者だったのか…と思ったり…。
なんか複雑だなー(悲)。
でもサラ・ポールソンってなんだかサイコが似合うなぁと関心してしまった(笑)。
王道だけど
展開自体はシンプルなサイコスリラーもの。
身体が不自由なためになかなか逃げられない、という設定は面白い。
ただ、よくわからない点が多い。(見落としているだけ?)
・なぜクロエは健康だった時に記憶がないのか?
・幼児誘拐が簡単に成功しすぎ
・薬剤師はなぜ虐待を疑わなかったのか?
・トム?は生死
など
面白くするための要素だからツッコみすぎるのは野暮だが、さすがに納得することが難しい点が多い。
そこで?!
薬に気づくまではずっと仲良かったのにね?
スマホは持ってない、学校も通ってない?とはいえ、
普通に仲良く暮らしてたのに、こんなヤバい親ならもっと早く異変に気づくだろうに。。。
結局、母の背中の傷は何だったんだろう?
最初に早産?になったのは、父親の存在は???
が分からなかった。
あとまあ、薬をどうやって手に入れた?
なぜ母親のラベルが存在するのか?
とか、住民票、母子手帳どうしてる?とか、
めちゃくちゃいい家に住んで仕事してないような暮らししてたけど、資金はどこから。。?が
気になってしまい、集中が途切れ途切れに、、
血糖値も160台から60台に下がるって、
インシュリン打ちすぎだし、
なぜスライディング(注射針)なのか、、?と思ってしまったのである。。。その時点で薬でコントロールしてるなぁ、と察してしまった、、
主治医が12人変わってる?のは殺したから?
その辺も浅くて、
抜管も普通の人間はできないし、出血凄すぎて抜いた瞬間呼吸できなくて死んじゃいそうだけど、、?
階段の上で看護師が話しかけてるけど、それどころじゃないし。違和感だらけ。
例えば母親が薬剤師、とかで薬に詳しいとか盗んで来れるなら分かる。お金の面も。在宅でできる、薬剤師の仕事とかね、
全体の内容はよくあるパターン。
もうちょっと捻りが欲しかったなぁ、
オチは良かった(^^)お薬の時間だよ(^ ^)
狂気がイマイチ
まあまあ面白かった。
いわゆるミュンヒハウゼン症候群とはちょっと違うが、
どっちにしろ自己中心的な愛情で娘を家に縛り付けるがために
独り立ちできない状態にしている母親の狂気の愛情の話。
意外と地味でもう少し母親の狂気が見られるかなと思ったけど
イマイチ怖くなかった。
多分ミュンヒハウゼンとは違い娘を愛しているのは本当なんだよね。
なので若干弱みがあるのかも。
何であれ体を弱らせ動けなくさせられている状態が
思いの外何もできなくてクロエ(主人公)のヤキモキがめちゃめちゃ伝わってくる。
なのに動けない体で屋根は伝うわ階段から転げ落ちるは、それはもうもどかしい。
なんだけど、登場人物が母とクロエだけなのでイマイチ大きな展開にならないんだよね。
だってクロエのできる行動は少ないし、母も意外と過激なことをやらないし。
しかもラストで病院から母がクロエを連れ出すシーンとかめっちゃあっけなかったもの。
警備員もすぐに発砲しすぎ!もう少し心理的なバトルがあっても良かったと思う。
特にクロエは全身動かなんくなるという超恐怖状態で見ている側は、ええ!どうなっちゃうの!?
って思っているところなのにあっさりだし。
そして最後の最後のオチはクロエが母親に同じことを。。ってオチだけどさ、
なんか微妙だよね。
本当の両親のところで幸せに暮らしているという、話を嫌味の如く話す方が
より精神的ダメージが大きいし罪にもならなくていいんじゃないかと思ったんだけどさ。
まあ面白かったけど、3日したら忘れそうな感じの話だったかなあ。
関係ないけど「私の中のあなた」という映画を思い出した。
あれは感動物語を装ってるけどホラーだよね。
代理ミュンヒハウゼン症候群
初めて知ったけど、こんな症候群があるなんて。
早産で産まれた病弱な娘を献身的に介護する母親、という事実と誤認をミスリードさせといての、徐々に明らかになる秘密。
物心つく前から薬を飲むのが当たり前になってたら、飲んじゃうよね。母親がなんでもやってくれることに疑問なんて感じないよね。
母親が虐待を受けていたのは、シャワーシーンで背中の傷が映るだけだけどカットされる前は母親自身が受けた虐待シーンがあったらしい。
それにしても、本当は赤の他人で病院から連れ去られた赤ちゃんで健常者だって証拠を見つけちゃったらトラウマどころじゃないだろうに、ラストの7年後は、きっと大学にいって彼氏を作り結婚して子供も産んで、本当の生まれた家に引き取られて祖父母までできてやっと本当に安心できる家族に囲まれた人生に戻れてよかったよ…。
母親(偽)は最終的に警備員に撃たれて長い階段から落ちて死んだかと思いきや、刑務所病院?に寝たきりだけど生きていて、あんなに騙されて車椅子生活を余儀なくされて虐待され続けたのに面会にいって今の現状報告をするなんて人が良すぎるよ、娘…(涙)と思ったのも束の間。
口の中に隠していた、娘に与えていた犬の薬を「お薬の時間よ」って母親(偽)に与えるの、痺れたなぁw
最高
最後が最高です。「マジ!?」と声が出ました。
演技もいいし、身体を張って逃げようとするし最高。
こういった映画で悪者が死ぬのはなぁ…でも死なないと被害者の身の安全が保障されない…と思うタイプなので、このオチは最高だと思います。
母の演技がとても素敵で、これは本当に娘の妄想なのでは?と思ってしまう場面も。
トムが母にほだされずに最後まで娘を信じたのが素晴らしかった、多分死んでしまったと思うのですが…。
はらはらもするし、それでいて大きな音等で変に驚かす場面もなく、素晴らしい映画でした。
search-サーチ-鑑賞済の人は、序盤でドキッとする?
分かりやすいストーリーながら、最後までハラハラできるTHEスリラー作品で非常に面白かったです!
(設定は違いますが、「ミザリー」を思い起こさせるようなスリル感でした)
劇中の主人公の行動(薬への違和感を素直に母に質問してしまう、暴力で反撃しないなど)も、母娘の関係だからこそそうなると理解できるので、違和感無く観進める事ができました。
徐々に不信感を募らせていくという描写が丁寧で良かったです。
(薬剤師さんに薬の情報を聞き出そうとするシーンや、終盤にコードブルーのアラームで看護が手薄になった瞬間を狙って母が娘を連れ出すシーンなどは、ご都合主義に感じたり「そうはしないだろう!」と思ったりもしましたが…)
序盤、search-サーチ-に登場するフリー素材の女性が出てきたと思うのですが、私の記憶は正しいのか…?
この母親は怖い
母親が子供に怪我をさせたり、入院中に点滴等に細工したりして病状を悪化させる母親がニュースになったこともある。それは、「お子さんが大変な状態なのに、あなたはしっかり看病して大変ね、よく頑張っているわね」と自分に同情して欲しかったり、認めてほしいなどのために危害を加えることがある。恐ろしいことだ。この映画もそういう話かと思ったが、そこまでではなく、ただ可愛いがために自分のそばにおいておきたい、と思ってのことのようだ。
でも、なんとこの母親は自分の子が命を落としたために他人の子を誘拐して自分の子として育て病気にさせている。本当の両親の元で普通に育っていればと思うととても気の毒である。ラストの彼女の言葉で、結婚をし、子供にも恵まれて幸せそうに暮らしているようなので、一安心!
断罪される母性の狂気
現実の世界でも、母性の狂気にまつわる犯罪はしばしば起こるが、何かしらの同情や理解が伴うものだ。 この作品では、 常軌を逸した方法で実子でもない娘を支配し、彼女の青春を奪ったこの母親?への同情は一切ない。 最終的には、身勝手極まりない悪行として娘から断罪され、始末?される。
最初は、悪意をもって娘を陥れようとしているようには描かれていない。 人格の破綻したサイコなのだから悪意もクソもないが、その表情と言動からは、娘が自分から離れることに怯えている母親の姿しか見えない。 車椅子の娘とそれを支える母親の関係からは、 深い絆さえ伺える。
母親の歪んだ支配欲・独占欲を、 母性と母娘の濃密な関係に転換して見せる演出が、非常に巧だ。 この描き方が、後半の盛り上がりにドライブをかけることになる。
個人的には、 母親の怪しさを確信できて以降も、少しは同情の余地があると思いつつ、 この大人しそうな娘がどう行動するのかを観ていたが、 展開が進むにつれて甘い考えは吹き飛んだ。
娘の疑問が確信に近づいてくると、母親の隠していた狂気が凄まじい形で露出し始めるのである。 そして、愛が裏切られたことを悟った娘の怒りと悲しみは、異常者の狂気を遥かに凌駕する。
結末は、想像以上に厳しいものだった。
仮に、これが自分の身に起きたならと想像してしまう。 血のつながっていない他人であり、自分を支配し殺そうとした鬼・悪魔である。 しかし、自分を育ててくれた母親であり、幼いころからの思い出を共有している唯一の人間でもある。
果たして、殺れるものか。 いやぁ…。
やっぱり殺るしかないかねぇ…。
考えさせられるサスペンススリラーであった。
よくある親の監禁系
誘拐して軟禁するのはよくあるパターン。
「全てがあなたのため」
よくあるセリフ。
サラさんがお母さん役を演じてたため緊迫感恐怖感が増した。
最後は娘?(他人)の復讐。
ちゃんと復讐で返すのは気持ちがいい
新人の女優さん良い
「search」がすごかったので期待して見てしまった。「search」は、ワンシチュエーションというか、映画全編・パソコンの画面だけで展開ので、斬新でおもしろかった。今回のは、「郊外の家」「病院」「道路」これれが前作でいうところの「パソコンの画面」であって、単純に撮影する情景が多くなった。
登場人物も前作が1人だったのが、2人以上になった。主人公にかかわる人物・配達員や医者や看護師も増えた。単純に人も情景も増えている印象。
ルールの範囲が「パソコンの画面内で表現できること」から「セットと実際にある施設と外で表現できること」に広がった結果、「シチュエーションをどう使うか」になっていて、「物語や心の描写のためにシチュエーションをどう使うか」というふうには感じられなかった。。
恐ろしく歪んだ欲望の果て
観始めれば、この親子の異様さはすぐに見えてくる。
娘クロエの服用している薬への疑惑
調べものもさせてくれない母ダイアン
身体障がい者であるクロエのADLの低さから考えると、過保護な母親にしては対応が異常。身体が動かない分、他の技能に目を向けさせるのは当然の選択のはずなのに…。
ただミステリーとして先が読めない事はなく、むしろ「まぁ大体こうだろうな」と想像できるストーリー。内容は90分で出来る限りの展開はやったと言う感じ。
ここから先はネタバレします。
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誘拐までして得たクロエへの執着は毒を飲んだクロエを病院へ連れていった部分で判るが、人為的にマヒを起こさせて身体を悪くしたのでは、お世話をしている内にクロエが死んでしまう可能性もあっただろう。何故偽物ではあるが“義親”として愛情で縛る事が出来なかったのか?そんな大切な娘にマヒを引き起こす薬を飲ませる…そんなダイアンが理解できなかった。
ラスト、ダイアンの面会にやってくるクロエ。
指にはリングがつけられているが、マヒはそのまま…本当の両親とは出会ってないままなのだろうか?
疑問は尽きないが、「お薬の時間ですよ」と胃から吐き出される“あのカプセル”にはダイアンでなくても、うわぁ…となる。
手に汗握る
想像を超える展開。
予告編を観て興味を引かれたので、途中までは想定内の展開。
異常な愛情を注ぐ余り、それが虐待に繋がっている話かと思った。
それだけでも結構緊迫感があり、どう落とすのだろうか。
昨日に引き続いて救いのないラスト?と懸念していた。
母親がそれ以上のサイコ、異常者であることが判明し、
ラストに向けて怒濤の息をもつかせぬ興奮が押し寄せる。
ラストシーン、え!母親を許したのと思いきや、またしても想定外。
個人的には快哉を叫んだ。
目には目を!爽快なラストだった。
あっという間の90分、それ以上に長くは感じたが、
もう少し母親周辺など描いてくれても良かったのでは?
ということで☆-0.5。
面白い
娘への歪んだ愛情の原因はそういうことだったのかという驚き、意外性がありました。恐ろしいですね。
途中助けてくれた男の人を眠らせた?後に車とかどうしたんだろうって思ったりもしましたが、、
ラストまで衝撃を受け、久しぶりに面白いスリラー映画でした。
静かな鬼ごっこ
この作品の怖さを象徴すると予測した緑色のカプセルがあっさり正体を現したのは、ちょっと残念。しかし筋萎縮剤と言う正体がばれたら、そこからヤバい薬が次々に判明すると思いました。ならば娘の恐怖も、母の狂気も増殖してくれた。
薬局での騒ぎや車椅子での逃走や、救いの神になるはずの男性の出現も、劇薬飲んで病院に保護も、母親のために全て失敗。
にもかかわらず、あまり追い詰められた恐怖感が上昇しませんでした。
何故か?
それは母親が、自分にとってのピンチをそこそこ賢明に片づけてしまったから。例えば、娘の部屋や地下室や車の中に、母親が仕掛けた罠があったら、絶望感も増したはず。
「待ち構えられていた」と言う恐怖感がなく、極めつきのサイコホラーではなく、サスペンスにしてもスリル感は緩めでした。
娘の視線で隣部屋が映し出されるシーンが何度かありましたが、一度はそこから怖い顔した母が躍り出て欲しかったです。
同監督と制作チームによる「サーチ」の印象がやはり強烈で、予告編段階では母と娘が舞台を変えつつ、逃走と発見を幾度も繰り返す作品かと思っていました。
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