RUN ランのレビュー・感想・評価
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サイコスリラーの名作
ガラガラでしたが緊迫感で館内の空気は張り詰めてました。
展開も読めず想定外のストーリーは楽しめました。
小粒でもこういう作品が見たかったと言える作品です。
ヒッチコックのスリラー好きな方にはオススメします。
母親の顔がだんだん怖くなります。^_^
90分でベスト。飽きずに観られます。カップルにもオススメ。
昔から大学の授業が基本90分なのが合理的なのを証明するような本作。
ストーリーは単純明快。シングル母親の障害を何故か?持っている車椅子の一人娘への歪んだ愛憎。
そして映画では、お約束、お決まり の過去の秘めたる真実。
ストーリーが単純な上に90分と人間が集中できるちょうどいい時間なのがストレス無しで良い。1ヶ月くらい前に見た「ジェントルメン」と真逆の脳が疲れないサイコ・スリラー。
緑色のカプセル錠剤を端緒に物語が展開する。不審なクスリ。
まあ母親の歪んだ独占欲が、精神異常レベルに達してしまった。まあなんとなく感覚的にわかる。この狂ったシングルマザーの気持ち。
展開も早くて良い。
ただ細かいこと言うと、信頼している母親なんだから、四谷怪談のお岩さんじゃないけど、ちょっとくらい不審でも黙って信頼してクスリ飲むべきだし、昔から「毒もくらわば皿まで」って言うんだから、不自然だなぁ、欧米人はこんなにいとも簡単に母親に不信感持つわけ?それまで虐待等の経緯が自覚されてれば別だけども。
そもそも最大の関心事は、ワシントン大学だかの合否の通知のはず。そんな不信感普通持たないよ。
それと娘さん、足が不自由なのに屋根這いつくばるわ、窓割るわ行動的過ぎ。
ついでに、いくらアメリカとはいえドラッグストアで割り込みはいけないし、普通、薬剤師、いとも簡単に情報言ったりしない。むしろ警察の方が話聞いてくれるはず。
あと何でスマホもパソコンも持たせないの?歪んだ愛の結果??
まあ色々書いてますが、ちょうどいい緊張感のスリラー。カップルには特にオススメ。エロ、グロは無いので安心して観られます。星四つでもいいくらい。
『search』レベルを期待してハードルを上げすぎたかな
母娘の秘密についてはミステリー好きなので、早い段階でわかってしまった。それはそれでいいんだけど、母娘の生活基盤がよくわからない。母親は教師の資格を持っていて、ホームスクーリングでクロエを教育していたのかな。
クロエが緑のカプセルに疑問を持つきっかけがちょっと不自然。母娘べったりで生活してきたのにあれくらいで、疑問を持つかな?
クロエの友達を登場させるとか、ダイアン元夫とか、親族を登場させて、ダイアンの毒母ぶりを炙り出すように演出したらもっとよかったのに。
クロエは理系少女で、化学の知識や工作物を使って脱出する。この点に関してはアイデアが冴えていて、クロエの脱出劇はそこそこ面白かった。
二度目の脱出もアイデアはよかったんだけど、そこからのひねりが欲しかった。
『search』レベルを期待してハードルを上げすぎたかな。
お薬の時間
母親と二人で街外れの一軒家に暮らす、様々な疾患を抱えて車椅子生活の17歳の少女が母親に疑念を抱く話。
喘息に糖尿病に皮膚疾患、更には幼い頃から歩けず車椅子生活で学校にも通わず自宅学習で学力を磨いてきたと思しき主人公。
スーパーの紙袋の中で見かけた母親に処方された薬が、自分に投与されたことに不信感を覚え展開していくストーリー。
設定で上手いこと主人公の動きを制限しつつ、その中でみせる推察力と行動力はスリリングだしワクワクするしなかなかお見事。
あそこまでいって薬局で嘘をつく理由は訳わからなかったけど、賢く知識はあっても世間一般の「当たり前」を知らないのかな、と優しく解釈すれば容認出来るし。
母親は母親で狂ってはいるけど、パニックになりつつも冷静に分析して何とかすり抜けていこうとする感じが不気味だし気分が悪いし、それがなかなか面白かった。
ラストはちょっとムリがあるしやり過ぎだったかな。
最後に予想外の展開
実際にもあった話を
脚色されて作られた作品
実の娘を薬で弱らせて
自由を奪うには
怖い理由があった。。。
映画は90分と短く
先々のTV放映にはもってこい
形式は違うけど
スパイ映画に脱出展開にも似てるし
登場人物も少なく
テンポも良い
ジョークやコミカルさも無く
無駄のない作り
娘のクロエの気持ちを投影させてみると
事実が徐々に明らかになっくるたび
恐怖と絶望を感じるよね
外部との接触も遮断されていてるし
疑念を押し殺しながら
淡々と準備するには
敵があまりにも近すぎて
動くに動けないし
身体的ハンディも含めて
不利なことが多すぎる
さすがハリウッド映画
一級のサスペンス映画。ハリウッド映画としては割と低予算だが、下手な大作より楽しめる。脚本も良く、伏線回収などもちゃんとしている。音楽も映画全体と合っていてドキドキ感をアオリ良い。
ラストに向けてのアクションが弱く少し盛り上がりに欠けるが、そこまでのシーンが良いのでそこまで気にならない。
ラストの落ちもパンチが効いていて非常に楽しめる。
やはりサスペンス映画をハリウッドに作らせたら世界一。邦画も見習わなくては行けない。
今作はストレートなサイコスリラー
サイコスリラーとしてハラハラドキドキ手に汗握る展開はあり引き込まれるが、ストーリーや仕掛けは単純で予測でき少し物足りなかった。
前作の全編パソコンの画面の中で物語が展開する『search サーチ』が斬新で新感覚で面白かっただけに期待値が高かったか。
ただ、母娘ふたりの鬼気迫る演技が素晴らしく見応えあり。
娘への歪んだ愛情で暴走するサイコな母を演じたサラ・ポールソンはとにかく目から恐ろしい。
娘役は新人とは思えないほどの演技力。表情の芝居が今作のスリル度を上げていた。私生活でも車椅子を使用しているため身のこなしはリアル。
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