「サイコスリラーが苦手な人にも十分お勧めできるのでは」RUN ラン いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
サイコスリラーが苦手な人にも十分お勧めできるのでは
個人的にサイコスリラーはあまり得意ではないが、本作には一気に引き込まれた。
その理由としては、ストーリーや配役がとてもシンプルに構成されていてわかりやすいし、目を背けたくなるような残酷なシーンも最小限に抑えられているように思う。しかも、不謹慎に捉えられると困るが、ドラッグストアでのシーン等々ところどころで、これって笑わせようとしているのでは?と思えるほどコミカルに感じてしまうシーンすら結構盛り込まれていて、ハラハラドキドキしながらも深く落ち込むことなく観進められる。
とにかく、娘のネバー・ギブアップ的大奮闘もすごかったし、母親のサイコぶりとその表裏一体にある母性からの叫び「うちへ帰るの!」も場違いなだけに迫力あり、主演女優2人の鬼気迫る演技の攻防戦が本作の最大の観どころだろう。
「UNIVERSITY OF WASHINGTON BE BOUNDLESS 」これも個人的には名シーンに挙げたい。
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