「静かな鬼ごっこ」RUN ラン Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな鬼ごっこ
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この作品の怖さを象徴すると予測した緑色のカプセルがあっさり正体を現したのは、ちょっと残念。しかし筋萎縮剤と言う正体がばれたら、そこからヤバい薬が次々に判明すると思いました。ならば娘の恐怖も、母の狂気も増殖してくれた。
薬局での騒ぎや車椅子での逃走や、救いの神になるはずの男性の出現も、劇薬飲んで病院に保護も、母親のために全て失敗。
にもかかわらず、あまり追い詰められた恐怖感が上昇しませんでした。
何故か?
それは母親が、自分にとってのピンチをそこそこ賢明に片づけてしまったから。例えば、娘の部屋や地下室や車の中に、母親が仕掛けた罠があったら、絶望感も増したはず。
「待ち構えられていた」と言う恐怖感がなく、極めつきのサイコホラーではなく、サスペンスにしてもスリル感は緩めでした。
娘の視線で隣部屋が映し出されるシーンが何度かありましたが、一度はそこから怖い顔した母が躍り出て欲しかったです。
同監督と制作チームによる「サーチ」の印象がやはり強烈で、予告編段階では母と娘が舞台を変えつつ、逃走と発見を幾度も繰り返す作品かと思っていました。
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bloodtrailさんのコメント
2021年7月11日
Uさんへ
コメント、ありがとうございました!
サーチと本作から、チャガンティの技巧面の卓越振りを感じます。他者と、なーんか違うw
次作も期待してます!