「良かった頃の思い出と」ベル・エポックでもう一度 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
良かった頃の思い出と
仕事も失い、妻からも追い出されたおじさんが、過去を見事に再現するタイムトラベルサービスを利用し、変わっていく物語。
主人公のおじさんは、どうしようもない現状にウンザリし、運命の人と出逢ったあの日をもう一度・・・と、このサービスを利用するが・・・。
オシャレで愉しく、少し切ないフランスムービー。
懐古主義だなんだと言われそうなサービスだけど、思い出は宝物とは言ったモノで、良かった頃を思い出せば良い今を作りだせる、ってのはあるかもしれませんよね。
登場人物は控えめに言っても問題児が多い。突然喧嘩したかと思えば、何故そこで仲直り!?みたいな展開は数多し。でも結局バカンスは終了??
それでも、大切な人の言葉は自分を変えてくれるんですねぇ~。話すのは借り物の言葉でも、流れる涙は本物・・・ですか。グッときましたね。
最後は名シーンでした!
ちゃんと覚えていたんですね。それでも、ただの懐古だけではなく、しっかりと「今」を描いているのが素晴らしい!
そして一瞬映る切なさがまたどうしようもなく美しく、それでいて男臭くてグッドでした。ホロ苦い笑みがプロの業!
変わることと変わらないことの大切さを、オシャレでユーモアに教えてくれる作品でした♪
疲れてウトウトしてた状態で観てしまったので、またしっかり観たい。。
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