プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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痛快? いやいや……
完全に胸糞でしょ……
今まさにオリンピックのあれこれが、この作品とリンクする思い。
人は過去の過ちをどう償っていけば良いのだろうか。
私刑や復讐はする本人はそれで気が済むのかも知れないけど
少なくともニーナの母親はそれを望んでいなかっただろうし
キャシーが前を向いて生きていくことの方がよっぽど良かったのでは
見た後色々と話し合いたくなりますね。
ストーリーは胸糞だけど、作品としては良かったと思います。
良い人面したクソ男
クラブやバーで酔ったフリをしてヤり目で近づいて来る男を成敗することを趣味とする女の人の話。
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1番最初、キャシーを家に連れこむ男のさり気ないクソ加減の描き方が見事。家に送っていくタクシーの中でこんなに泥酔してるのにビールあるから家で飲まない?と誘い、実際に家に行くとビールじゃなくて甘いけどアルコール度数強そうな酒をストレートで飲ませようとする(しかも自分の分は極小量!)。
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何が1番腹立つかって、最初に話してた男3人の中なら1番良い人そうに見える奴なんだよね。マイルズにもその節があって、概ね良い人に見えるのだが、最後の行動がねえ。その反面1番信用できた人が一見猟奇的殺人鬼に見えなくもないある人だったりする。
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そういう男のしょーもないところを描くのが見事だし、ジャンルがとにかくコロコロ変わって飽きない。ラブコメになったり、ミステリーになったり、サイコものになったり。そしてなによりラスト、胸クソでもありスカッともするなんとも言えない終わり方最高。
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あとは、キャシーのファッションがとても可愛い。キャシーが"仕事"をしに行く時は戦闘靴のようにヒールを履き、本当の自分の時はスニーカーを履いてたり。ヒールは女のプライドですからね。
鈍い感触が後を引く復讐劇の傑作
ポップで可愛くて強くて重い
カラフルでポップな映像、キャシーはキュートで可愛い。
でも話は重いよ。ポスターに騙されないで(笑)
日本でも女子はいつも男に値踏みされながら歩いてる。「イケてる女」か「いまいちな女」か「お話にもならない女」か。
夜の新宿ででもなければその声は視線だけで済むけど、アメリカでは「声」を聞かされる事になるのね。しかもすごく下品な言葉で。
キャシーの凄さはそんな男達を無言の視線だけで退治しちゃうシーンで分かった。そして自分の足で歩く時、その足にはヒールの靴は履かないの。
情け容赦なく男達を断罪していくキャシーだけど、過去の罪に苦しんでいる弁護士には女神のような優しさも示すのね。
監督のこれからの作品も期待してます!
ちょうど姫野カオルコさんの「彼女は頭が悪いから」を読了した後の鑑賞だったから、映画館を出た後にすれ違った男性の皆さんに冷たい視線を投げ掛けてしまった事、ごめんなさい。
それにしてもキャシーって30才って割りに時々あまりに老けて見えるのよ。ものすごく小顔でキュートなのに。
欧米の白人さんは老化が早いの?
サントラすぐ聴きたくなりました
キュートで儚い復讐の天使に、ブラボー!
会社の同僚と、LiLiCoさんが薦めるなら観てみっか。
軽い動機でしたが、サンキュー!!
ライアンゴズリング出世作「ドライヴ」の彼女、
キャリーマリガンじゃないですか!
変幻自在の可愛さと妖艶さにあっぱれをあげたい。
女性が男性を怨んで復讐する話だけど、
カップルで観ても全然大丈夫だと思う。
エロそうでエロくない、
めちゃ巧妙な社会派サスペンスだから。
過去の罪にフタをしたり、忖度してもらって
言い訳しても、お天道様は見てるんだなぁと
思わせてくれます。
パンフレットの冒頭に、監督からのメッセージが。。
復讐は甘いもの。でも、鮮度が命。
映画を観た後、キャシーの計画をバラさないでくださいね。
と書いてありました。
プロミシング…バラさないと約束します。
是非是非、ディスタンスのとれた映画館で
彼女の計画を見届けてあげてください!
@品川
キャリー・イズ・バック
バカな若者の結末
はい100点
女子の生き様。
すごい映画だった!!
某元JOC会長みたいに、本人も理解してないけど、基本的に女性蔑視だったり、女性をエロの対象としか見られない、歪んだ価値観の人っていて、ホント気持ち悪いんだけど、そんな世界で生きていかなきゃいけないので、いつも心にタイヤレンチ。
みんな誰かの可愛い娘で、帰りを待ってる人がいる。
だから絶対に、誰かに踏みにじられたり、軽んじられたりしていいはずがない。
デートレイプするような男は、それ、肝に銘じとけ、と言いたい。
復讐されて当然だ。
他人事だと思ってる女性も、女性である以上、いつ自分の身に降りかかるか分からない、というのを分かりやすく見せてくれてた。
最後の復讐に向かうキャシーの後ろ姿に、女子の生き様を見た気がした。
見事だった。
死に場所を探してたんじゃないかとさえ思う。
なんかもう、侍みたいだった。
それでも最後に見たキャシーのネイルは、ポップでgirlyで可愛くて、悲しかった。
報われはしない
本当にもうウンザリなんです。
絶対に許さないでくれてありがとう。「些細な事」「冗談」で済まさないでくれてありがとう。ああ、やっぱりこれくらい怒ってもいいんだと、この怒りは至極当然のことなんだと、示してくれてありがとう。
女性だけでなく、これまで人生を踏みにじられて泣き寝入りするしかなかった経験がある人みんなに響く映画だったと思う。
将来有望なのは男だけじゃない!!
春のことなのでもう忘れてるかも?ですが
米アカデミー賞で脚本賞受賞して
主演のキャリー・マリガンも主演女優賞に
ノミネートされてました。
解るわ!!脚本良かったわ!!
出だしは、音楽に合わせて腰をくねらせる男たちの
ズボンを履いた下半身が映し出されます。
男ってのは結局下半身でしか物事考えてないんじゃね?
なんと痛烈な嫌味!!
ベロベロに酔っぱらったちょっとイイ女を
まんまとお持ち帰りした男~
そして、泥酔状態の女にいざのしかかろうとした時
実はそれは彼女の芝居だったと種明かしされて
狼狽えまくる男~~
アホか!!
でもその男たちは世間的に見ればそんなに悪い感じじゃない。
つまり、真面目に見えてる男たちも
チャンスがあれば、同じ事してしまうのかも??
そして主人公のキャシーが
どうしてそんなことを繰り返しているのかが
すこしづつ明らかになってゆくにつれて
どうしようもない男性優位社会の理不尽さが見えてくる。
それだけでなく、過去の出来事に区切りをつけて
自分の幸せを探そうとするキャシーの姿は
可愛くて楽しい~~
良い事と悪い事が交差する物語は
さて、どこへ行ってしまうのか??
見ごたえ十分です!
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
「プロミシング・ヤング・ウーマン」とは
「将来有望な若い女性」と言う意味だそうで
パンフレットの解説によると、実際のレイプ事件の裁判で
日頃は長髪だったり、髭ずらだったりする犯人の若者が、
裁判の当日は髪を七三に分け、衣服も真面目に整えて
自分は将来有望な若者です。「プロミシング・ヤング・マン」
裁判の結果によっては僕の将来は無くなります。
と、言いやがったそうです。
将来有望なのは被害者も同じ!
しかもすでに人生壊されていると言うのに!!
なかなか顔出しなどが出来ない被害者の方は
「もともとヤリマンだった。」とか
「挑発的な服装だった」とか
真実を捻じ曲げて拡散されてしまった。
こんな話、最近も日本であったよね。
女性たちの怒りが凝縮したような映画です。
絶対、観て!!
今のところ今年ベスト5には入りそうです!
女性の社会的弱さに立ち向かう、若き女性。
何とも言えない幕引き…。
ん〜、何とも言えない幕引き…。
主人公キャシーの泥酔シーンから話は始まり、前半は、男への恨みを持ち、復讐を繰り返しているシーンが象徴的に描かれていきます。
中盤に入り、医学生時代からキャシーに想いを寄せる男ライアンが現れ、それをきっかけとして、キャシーが持つ復讐への真の目的が明らかになっていきます。
そして、話は終盤へ…。キャシーは医学生時代の友人の恨みをはらすべく、男に制裁を加えるため、山中のパーティー会場へと向かいます。
ここから、ラストシーンに入りますが、何とも言えない展開に突入していきます。
アカデミー賞で、脚本賞を受賞しているので、この展開が素晴らしいという評価なのでしょう。
この映画は、復讐劇を通して、人間を描くというよりも、ポップ、サイコ、スリラー、サスペンスという要素の強いエンタメ作品に仕上がっています。
しかし、巷の映画評論家の高評価や、レビューの高評価をあてにして、この映画を観ると、ちょっと違和感をぬぐえない結果に陥ります。
期待するもの次第…。深みを期待せず、軽いノリで観れば、エンタメとしてはいいのかもしれません。
個人的には、配信でパソコンで観てもいいレベルですね。
最近の映画の中では、世の中の評価と、自分の中の評価に、最も開きを感じる作品のひとつと言えるかもしれません。
燃えカスが残る感じかなぁ…。スッキリしないということですね。
まあ、よろしかったら、観てみてください。
誰かの尊厳を蹂躙した人間に幸せな未来はない
過去の自分の行動は全て未来の自分に返ってくる。
いつも感じるのは加害者と被害者の意識の差。加害者は軽い気持ちや遊び心であっても、被害者にとってそれはトラウマとして一生の傷になる可能性があるということ。その差はあまりに大きい。
実際に危害を加えた当事者だけでなく、その事実を知りながら傍観した者も同罪。では、果たして自分は過去に誰も傷つけてこなかったのか?誰かを糾弾出来るほど立派なのか?
本作はリベンジ・ムービーとして強烈なメッセージを観客に植え付けながらエンターテイメントとして観客を驚かせる。鑑賞後に軽々しく楽しかったと言わせてはくれない秀逸な傑作。
改めて自分の行動や発言が誰かを傷つけていないか想像する大切さに気づかされる。
鑑賞しながら小山田圭吾氏の問題が脳裏に。過去に誰かの尊厳を蹂躙した人間にスポットライトは相応しくない。音楽活動を続けるのは自由だと思うが、やはりオリパラには関わるべきではないと個人的には思う。
過去に誰かを傷つけた事実は回り回って自分にきちんと返ってくる。因果応報は絶対にある。
ところで捨てアカ大量に作ってやたらいいねして来る人って何がしたいの?
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