「鑑賞動機:あらすじ5割、評判5割。嫌よ嫌よも」プロミシング・ヤング・ウーマン なおさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞動機:あらすじ5割、評判5割。嫌よ嫌よも
クリックして本文を読む
好きのうち…な訳あるかい! いやっつってんだろうがっ、あ゛あんっ💢!?
勧善懲悪痛快復讐譚だったらもっと心穏やかに観終われたかもしれない。こちらの想像を次々超えてくる展開で、いいように鼻面引き回されてしまう。途中のあれこれもギリギリのラインで絶妙にコントロールされて…あ、ガラス破壊…いや『アオラレ』の主人公と同じで、あんなひどい悪態ついてたら自業自得なのだろうか(個人的にはそう思わないけど)。揺れ動く主人公にハラハラし通しで、喜怒哀楽ごちゃ混ぜの感情が湧き上がるエンディングまで、いいように弄ばれた感でいっぱいである。
個人的には生きててこそと思うのだが、捨て身(だからこそ)の反撃に正直スカッとしたのも事実。そして私がスカッとしてていいのか、という気もするしで思考がグルグル無限ループする。
直後に観たせいか何かパティソンバットマンと同じ匂いがする気が。自分から奪われた物はすでに取り戻せないのに、その空いた穴を埋めるために、自分のことは二の次で執着しているところとか。劇場で見逃していたのがつくづく悔やまれる。
コメントする