「脚本賞も納得のストーリー」プロミシング・ヤング・ウーマン waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本賞も納得のストーリー
キャシー(キャリー・マリガン)は【明るい未来が約束された若い女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)】だと誰もが信じて疑わなかった。ある不可解な事件によって不意にその有望な前途を奪われるまでは。平凡な生活を送っているかに見えるキャシーだったが、実はとてつもなく頭がキレて、クレバーで、皆の知らない“もうひとつの顔”を持っていた。夜ごと出掛ける彼女の謎の行動の、その裏には果たして一体何が…、というストーリー。
男性目線からすると全編を通して、不安を掻き立てられるような不穏な雰囲気が漂い続ける。作中に行われているようなことをしていなくても黙認してないか、スルーしたりしてないかなどと色々考えてしまう。ストーリーについては隙がなく、登場人物の全ての行動、感情の動きに理由がありドロドロした感情を描いても鑑賞後はすっきりと納得できる。
復讐劇がメインではあるが、しっかりとテーマもあり、全ての大学1年生に見てほしいと思えるような作品。
ただ、展開自体はある程度読めてしまう部分はあるのが少しだけ残念。残り30分あってみんな笑顔で終わるわけない、むしろここから突き落とすなら…など時間を見ると大体の流れが予測できてしまうので、どんでん返しを最後にしてもらえたならさらに評価が上がったと思います。
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