「これが脚本賞?わからんなー。」プロミシング・ヤング・ウーマン バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
これが脚本賞?わからんなー。
僕は満足できなかったな。王道の展開にもかかわらず、味付けがイマイチ。どっちつかず、ツッコミ切らないし、詰め甘いし、とにかく作品の色が最後まで見えなかったです。
脚本賞って、どのあたりが評価ポイントだったのかな?わからん。人間関係と途中で立つフラグで、結末の展開わかってしまいますし、一番大事なキャシーの心情の描き方と、問題の出来事の描写が弱いので、彼女の行動の結末にいまいち納得いかないんですね。
え?何したいの?
それでいいの?
は?許すの?
じゃ、それ、やる意味ある?って。
結局のところ、ラストありきの途中展開だったなーって、クライマックスでガッカリしてしまった僕がいたのです。
本作の題材って、架空ではなくキャンパスナントカって言葉を聞くくらいに、明らかに問題になっているモノだと思いますから、僕としてはあくまで個人的には、ファンタジーっぽい味付けよりは、肝を冷やすくらいに仕上げて欲しかったな。
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バリカタさんのコメント
2021年8月4日
りっくんさん、コメントありがとうございます。ご指摘は理解しますが、おっしゃっていること自体本作のテーマの中に含まれていると思ってます。とても重要なテーマなのでファンタジーテイストで終わってほしくなかったなぁと僕は思った次第です。