「ケイさぁーん!」茜色に焼かれる ☆沖ドッキー☆さんの映画レビュー(感想・評価)
ケイさぁーん!
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面白かったです。
不幸が寄ってくる体質の人の物語。
コレは運命めいたものがあるような気がしてならない。
内容はさて置いて、この女優さん
ケイさん役の片山友希さんの演技がヤバい
「なんかこんな女の人居そう」って思いながら観てて、気がついたら感情移入しまくってた。
とにかく自然…というか、演技とは思えなかった。
あれ…アカデミー助演女優賞取れるんじゃないかな?
言い過ぎかもしれないけど、まぁまぁ映画観てきた自分が、一押しする女優さんですね。
映画の内容も良かったな…
弱い者同士が力合わせて生きていく…
嫌いな話じゃない。
皆が皆、親が、その親の親がシッカリしてて、その子供で…護られて育って…って訳じゃない。
こんな人達も居る。
そんな人達に不幸が寄ってきて、人生を長期間足踏みさせられるような状態で…って、無い話じゃない。
しかし、人の道を大きく外す訳でもなく、地に足つけて生きていこうと頑張る。
しかし…付き纏ってくる死神的思考。
「何故生きる?」
コレが付き纏う。
付き纏ってくる。
本編後半で、3人で牛丼を食べているシーンがあるが、自分はこのシーンがお気に入り。
自分が思うに、あの瞬間、あの一時の為に人間生きてるんじゃないかな?
ただ…残念な事に…ケイさんは、それ以上に、自分の運命の重さに潰されたんだな…
自分にあの幸せな一時は、もう訪れないと感じたんかもな…
絶望だよな。
身近にある話だ。
こういう映画観るといつも思うのが、人間は皆、細い綱を綱渡りさせられていると思い知らされる。
落ちたら闇。
自分は…何とか最後まで渡り切りたいもんだ。
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