「自転車に乗って二人は行く」茜色に焼かれる 惑星さんの映画レビュー(感想・評価)
自転車に乗って二人は行く
ルールを破っても守られる者がいるのに、弱者は真面目に生きていてもこれでもかと虐げられる。交通事故の加害者、その弁護士、バイト先の上司、夜の客、その他の男たち。なぜこんな思いをして毎日生きなければならないのか。
ラストのシーン、茜空の下を、赤く古ぼけた自転車に乗って良子と純平が行く。スピードは速くないが、しかし前を向いて確信をもって進む。その進み方は、それでも強く自分らしく生きていくしかないという二人の生き方のようだ。
強い母を尾野真千子熱演。俺もがんばらねば。
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