「純平ー!」茜色に焼かれる talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
純平ー!
田中良子、シャー!!
田中良子の息子、純平。いい少年からいい男に育った。親子して貧乏ゆすりをする。かあちゃんの言うことも行動も芝居もよくわかんないけど、かあちゃん好きだ!と言う純平。
良子。心から愛せる男に出会ってしまった。愛した。子どもができた。その子どもには体さえ大事にしてもらえればどんな所にだって飛び立って欲しい。かあちゃんのこと気にしなくていい。それ以上素晴らしいことない。田中良子はわかってる(私もそう思う。良子と同じだよ)。新陳代謝、生命流転。老いたら消えて若い人に順繰り。若い人を蔑ろにする社会とか体制とか国は最低、日本のことね。
ケイちゃん良かった。家計簿つける田中良子を見ながら自分のことを話すケイちゃん、居酒屋で言いたいことを吐き出す田中良子の話に耳を傾けるケイちゃん。純平くんにデートを申し込むケイちゃん。理不尽過ぎて悲しい。永瀬正敏はいつも良い。
そして尾野真千子さん、やっとこの映画を映画館で見ることができました。右ストレート良かったです。こんな時代、この映画から力を貰えた、幸せ。
共感とコメントありがとうございます。
酷い客でしたね。
「ちひろさん」という映画の主役のちひろさんも元風俗嬢のお弁当屋さん
従業員でした。
客に刃物で刺された過去もあるのです。死線を超えてきた人の優しさも
持ち合わせていて、面白い映画でした。
見下す客。あるいは感謝する客、といろいろでしょうか?
仕事に出来る、それだけでもハードル高い気がしますね。
どんな試練もケロリと流せる強い人なのでしょうね、良子さんは。
キャリー・マリガンの映画へのコメントありがとうございます。
この作品、いつもならシャンテなどでやるような作品ですが、ミッドタウンになる前の日比谷の旗艦劇場、旧スカラ座でした。ご存知の通り、ディズニーや全盛期のジブリ作品や大作、話題作をかけるような大きなハコです。
たぶん、ブラックウィドウを止めた穴埋めですね🤣
今晩は
今作は、”マア、頑張りましょう”と口にしながら、世の不条理に立ち向かう女性を演じた尾野真千子さんの、渾身の演技に魅入られた作品でした。
私は、子供って、自分の親の姿を身近で見ている厳しき審美眼を持った存在だと思っています。ですので、良子さんが心から愛した男性との息子が、厳しい状況下でキチンとした男に成長していく過程は、沁みました。
talismanさん
ケイちゃんが良子に本音で問いかける時の眼差しや表情にグッときました。
頑張っている人、頑張ろうとしている人が救われる世の中になって欲しいですよね。
talismanさんへ
もうこれ、ケイちゃんが裏主役ですよね?居酒屋シーン以降は、社会性もへったくれも無い、「生き方の物語」を、ソコソコに生々しく描いて「純平の思春期ストリー」にしてしまうんですが、最初から、そのタッチを徹底してくれたら、もっと染みたと思います。後半戦だけなら90点です!