「前半30分を撮り直したら大好きになると思う。」茜色に焼かれる bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
前半30分を撮り直したら大好きになると思う。
オープニング画面に某新聞社のロゴが大々的に映し出された瞬間、思いましたがな。「ヤベ」。まった、あれか?社会性匂わせてミョウチクリンな政治ネタに強引に結び付けて「胸かきむしる」って言っちゃうんか?
この時点で、途中退席が脳裏によぎります。予定より早くYシネマさんに移動して、一本余計に観よう。冒頭の交通事故エピソードで、途中退席決定。だって、見るに耐えねー!
それがですよ。ケイちゃん登場で、良子と絡むあたりからギヤチェンジ。そっからは石井裕也節炸裂。最後は、「ハチャメチャだけど、やっぱりかーちゃんが大好き」で締め。
鑑賞後、フライヤーの裏書きを見ると、もうね。あれです。全開です。配給会社の恣意性が。ゼネラル・プロデューサーは川村光庸さんだしね。これを知ってたら、絶対見てないw
一方、製作に竹内力さんの名前を見つけて納得。竹内さん、「私をくいとめて」「名もなき世界のエンドロール」に続いての製作参加。外れが無い、と言うより、商業映画としては当たりばっかしですやん!
幸せから見放された女であるケイ。純粋さゆえ「こうすべきだ」と思う通りに、頑張って生きる道しか知らない良子。その狭間で思春期の階段を上り始めた純平。
空を染める茜色に色に焼かれる二人。茜色の空のもと、焼かれたケイ。と言う、生と死の対比の中で「かーちゃんが大好き」なんて、あれですよね。1970年代の手法だなぁ。なんて思いながら。
胸はかきむしられなかったけど、不思議な郷愁を覚える映画でした。
ただ。
長いってw
漁港の肉子ちゃんのほうが好き。10倍くらいw
しつこくてすみません!私、かなり長いこと夢の中で誰か、或いは何かを殴る(でも殴れない)夢を何度もみていました。それがボクシングジムに通うようになったら、そういう夢見なくなったんです。もちろん、男退散の為には色んな手段あると思います。でも、一番は、右利きなら右ストレートです。その大好きだったボクシングジム、コロナ、前に人出不足で閉店してしまいました。残念です。コロナ収束したらどこか別のジムを探したいです。私は小柄で力もありません。でも右ストレートは凄いです(と自分で言ってるだけ)。
bloodさん、本当にそうでした!後半からでした。よくわからないのですが、邦画は予告編大サービスで残念です。今日見たのも前半は既視感があって残念。ところが!Bloodさん仰る通りに凄く良くなりましたよね!キャー!です。すみません、一人興奮して。