「どんなに不条理であっても前を向いて生きていかなくてはならない」茜色に焼かれる 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
どんなに不条理であっても前を向いて生きていかなくてはならない
この世には誰が決めたか分からないルールや、理不尽なことに溢れている。
自分を何かに合わせて演じて誤魔化していかないと生きていくのがつらい。
でも、そんな息苦しい世の中でも誰かを愛することが生き甲斐になる。
空が茜色に染まるように、塞ぎ込みたくなる曇天模様でも一筋の光を差し込んでくれる。
人はなんのために生きているのか。という命の尊さを改めて見つめ直すことができる作品。
コロナ禍の社会や生活様式を自然と描いていて、この1年ほどでこの作品を書き上げ撮りきり上映した石井裕也監督は素晴らしい。
字幕でものごとの金額が出てくるが、お金に換算できない幸せとの対比を表しているか。
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