劇場公開日 2021年5月21日

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「理不尽に耐える」茜色に焼かれる りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5理不尽に耐える

2021年5月22日
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鑑賞方法:映画館

7年前、老人の運転する車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故で自転車に乗ってた夫を亡くした母の田中良子(尾野真知子)はひとりで中学生の息子・純平(和田庵)を育てている。あるこだわりにより夫への賠償金は受け取らず、施設に入院している義父の面倒もみて、夫の愛人の子供の養育費も払い続けている。コロナ禍により経営していたカフェが破綻し、花屋のバイトと夜の風俗の仕事を掛け持ちしても家計は苦しく、その事が原因で息子はいじめにあっているという話。
最初の交通事故は池袋の暴走老人を思い出した。そして一度も謝罪しない所もソックリ。腹たった。
コロナ禍を反映した脚本で、カフェが潰れた所も多くあるんだろうとも思った。
イジメや放火など、とにかく理不尽な事の連続なのに、よく耐えてたくましいな、と思った。きっと、今から良い事が有ると思いたい茜色の空が印象的だった。
尾野真知子と永瀬正敏はもちろん素晴らしかったし、息子の純平役の和田庵も良かった。それと、風俗嬢ケイ役の片山友希も胸を出しての熱演も含め、良かった。

りあの
りかさんのコメント
2023年12月9日

最後が〜、返信結構です。

りか