「これは凄いもん観た」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
これは凄いもん観た
DC映画でも、フラッシュ単独映画でマルチバースがあり、同一設定の歴代ヒーローがワサワサ出るとの噂があるが、まさかまさかのスパイディで先に成されるとは。劇場予告ではヴィラン共がこぞって出てくるとは公開されてたが、まさかまさかの歴代スパイディが総揃いとは。ま、ネットで少しネタバレしてたからね。それは見所、ただしゲスト出演の数分出演かと思ってて。こんなに長時間、初代もアメージングも普通に出てるし。何コレ、諸事情とか大人事情とか無いの?と逆に心配してしまったw
初代は確かに歳とったが、ちゃんとあの時の根暗キモ男のまんま。アメージングのヤンチャさも変わらない。もうね、これだけで満腹なのに、ニヤリさせる癒しポイントや小ネタ満載で、全てのスパイディの完結のような見事な作品になってる。細かい違和感はどうでも良くなる、まさにスパイダーマンエンドゲームと言い切って良い。
トムホスパイディとしても極上の終わり方。このシリーズが始まって、アベンジャーズの流れとはいえ、従来のスパイディ作品と比較して常に明るく軽い感覚過ぎるし、仲間が多すぎて違和感ありありだったが、メイの死とこのラスト(スパイディが自らとった孤独になるという選択)は、最後にスパイディ作品になり切ったなと。
お祭り映画と言うなかれ。本作は今後のヒーロー映画作品で実施されるだろうマルチバース感覚をいち早く具現化した傑作であり、全てのモヤモヤを払拭する立派な完結作だ。見事と言うしかない。ありがとうソニー、マーベル 、ある意味ディズニー、歴代スパイディ&ヴィラン役の方々。
デアデビルが出たのはワオだったが、エンドクレジット中のヴェノムおまけ映像は邪魔だった。
エンドクレジット後に、ストレンジの最新作がチラッと。監督がサムライミ(初代スパイディシリーズ監督)だって、ここへ来ての流れで何かワクワクする。