「トム・ホランド版スパイダーマン、シリーズ最高傑作で終結」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ICCHIY69さんの映画レビュー(感想・評価)
トム・ホランド版スパイダーマン、シリーズ最高傑作で終結
ネタバレせずとも、予告編など宣伝ですでに過去ヴィランが出てくる、というところは明るみになっているものの、まだ見ていない人は予告編や、ネタバレを含まない記事やレビュー以外の情報は一切見ないで劇場へ行く事をお勧めします。
私自身はテレビを見ていて予告編がCMで流れているのをたまたま見て、それ以外の情報は一切触れずに楽しみにして観に行きました。
ストーリーとしては、ミステリオによって正体をばらされてしまい苦悩するピーターが、藁をもすがる思いで頼ったストレンジによって唱えられたある危険な呪文が原因となって、大きな災いをもたらすことになります。
ピーターがストレンジを頼らなければ起こらなかった問題であるとは言え、事態は深刻な方向へ進んで行ってしまう訳ですが、こういった類の話は映画のお約束なのかもしれませんね。
今作をもってトム版スパイダーマン、ホームシリーズの終結となります。
予告編で過去ヴィランの登場シーンが出てきた時には心躍りましたが、それを実際に劇場で観た時には一気にテンションが上がりましたが、とにかく一瞬たりとも目の離せない展開の連続でした。
恋人のMJや親友のネッドも奮闘しますが、ネッドは魔術も使います(笑)
シリーズ最終作であるだけに、素晴らしい出来だったと思いました。
今回でも、幼さなのか、ピーター自身の優しさが仇となって事態の深刻化へと繋がっていくわけですが、過去2作では、高校生であるが故のピーターパーカーの幼さが強く感じられましたが、本作では、ピーターが幼さを脱し、本当の意味で真のスパイダーマンに成長する過程が描かれています。
ラストの戦いは、スパイダーマンファンならば胸アツの展開だと思います。
ピーター自身で蒔いた種であるとは言え、最後の最後は事態を収束させるにあたり、ピーターはある決断を迫られます。
ピーターの大きな決断を経て描かれるラストシーンは、私は心で涙を流しました。
そしてエンドロールは最後までキチンと見ましょう。
場内の明かりがつくまで、しっかり見届けましょう。
最後に、
今作をもってホームシリーズは終結となってしまいましたが、真のスパイダーマンへと成長したトム版ピーターパーカーが、再び新たなストーリーで戻ってきてくれる事を願ってやみません。