鳩の撃退法のレビュー・感想・評価
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事実は小説よりも奇なり
風間くんが俳優しているのを見るのは初めてかな?俺世代はもちろんのこと遊戯王の武藤遊戯の声優をやってたイメージが強いから違和感があるわ(;´ω`)いつもの藤原くんのリアクション芸を見れるかと思ったけど、全然そうじゃなかったわ!でも、底辺なクズ要素はあったけど(笑)あくまでも津田が見て聞いたことを元にした小説であり、本当のところはどうだったのかは当人たちしか分からないんだよな~フィクションなのかノンフィクションなのか……最後に秀吉とあの人が一緒にいたってことは察するに……奇跡は起きなかったようだな(´-ω-`)
構成のヒネリと鳩
テンポ良く面白かった
結局なんだったの
まず、予告から想像されるものと全く違う。予告では、「その作家の書く小説は現実になる」みたいな話だったのに、いざ本編を観ると「不謹慎作家が現実を基にフィクションと偽って小説を書く」みたいな話だった。
が、そこがサスペンス的にうまく活きていた。本人申告では一部が現実だ。しかしどこまでが現実で、どこからが創作なのか、そこがわからない。現実だとしたら一体何が起こっているのか、とうまくハラハラさせて、観客に次の展開を期待させるようにできている。
が、最後まで観て、結局何だったの?と思ってしまった。現実を基に一部フィクションとした小説を書きたいわけはわかった。「事実は小説よりも奇なり」をオチにしたいがゆえの『小説家が主人公』という設定も理解した。だが、そのふたつが同時にオチになっていただろうか。
自分が読み取れなかっただけかもしれないが、映画本編の方はともかく、作中小説の方が未完のまま終わったような気がして、中途半端な印象を持ってしまった。
まるで本を読んでいる感じ
元小説家(ダメ人間)が執筆中の小説と家族失踪事件と偽札事件が絡み合うちょいとハラハラするミステリー映画
思わせぶりな登場人物や過去の回想や作者の推測が入り乱れて最初はとっちらかった印象だったけど終盤スッとまとまっていく様が本を読みすすめているような感じだった
お気に入りは噂の倉田健次郎
都市伝説とまで言われるくらいだから存在感のある役者を使ってるんだろうねと思っていたら豊川悦司!
昔の爽やかなイメージとは違い噂にたがわぬド迫力!
おまけにかっこええ😃
社長もいい味出していた
ラストも余韻を残すよい終わり方だった
約束を守る人って好きよ😃
個人的にはとても好きなミステリー映画だった
最後に一つ疑問
地方紙に載っていた男女の遺体記事って誰なの?
やっぱりあのバカども?
余計な一言
誰かの滑舌が悪くて秀吉をひでお氏だと思っていた
これ僕だけ?(笑)
虚構と現実の絡み合い
先週末公開の期待作のうちの1本で楽しみにしていた本作。なかなか複雑に入り組んだ話で、十分に理解できた自信はないですが、それなりに楽しめました。
ストーリーは、かつて直木賞を受賞した人気作家で現在はデリヘル嬢の送迎運転手をしている津田が、コーヒーショップで出会った男をモチーフに執筆した新作を担当編集者に読ませるが、その内容がフィクションとは思えず、現実に起きた事件と照らしながら真相に迫るというもの。
主演の藤原竜也さんは良くも悪くもいつもどおりの演技ですが、風間俊介くん、西野七瀬さん、岩松了さん、土屋太鳳さんらがしっかりと脇を固め、作品の雰囲気を作っています。中でも、豊川悦司さんの貫禄と存在感はハンパなかったです。他にも多くの俳優が登場しますが、これがまた本作を複雑にする一因となっています。
本作では、津田が編集者の鳥飼に作品を少しずつ語る形を取りながら、現実に起きている事柄が断片的に語られるという構成になっています。そして、その内容が虚構なのか現実なのか、過去なのか現在なのかが把握しにくく、目まぐるしく変わる展開に振り落とされそうになります。
しかし、この断片が後半に一気にリンクし始めると、モヤが晴れるような爽快感が味わえます。本作は、この瞬間を味わうための作品だと言ってもいいくらいの気持ちよさです。
とはいえ、そこまでの展開が思った以上に地味なうえ、つながりがわかりにくく、作品世界にイマイチ入りこめなかったのも事実です。休日出勤帰りの鑑賞だったことも手伝って、睡魔に襲われて内容がしっかり頭に入ってこなかったのかもしれません。機会があれば、しっかり覚醒した状態で再鑑賞してみようと思います。
内容は思ったより良かったが予告が詐欺
不幸せの青い鳩が飛び回る
複数のエピソードが絡まり合って、やがて1つの物語につながっていく話が好きだ。それは映画でも小説でもマンガでも。群像劇だったり、短編集なのに実はつながっていた話なんてのもいい。
そういう意味で、この映画は好みのど真ん中を行く作品だった。予告編に車の中に藤原竜也が2人乗っているシーンがあったので、タイムスリップした津田がいろんな事件を操る話なんじゃないかと勝手に予想していた。当たり前だけど全然違っていた。
舞台である富山県の雰囲気や方言がうまく演出されていて(行ったことないけど…)、いくつかのエピソードが絡まることもありえそうな小さな町感が出ていた。そして身近な出来事の噂話が広まる感じも。
そして俳優陣がいい。藤原竜也の藤原竜也感はいつも通りであっぱれなのだが、脇を固める人たちがことごとくよかった。豊川悦司やリリー・フランキーはもちろん、風間俊介や西野七瀬もいい。特に西野七瀬は、孤狼の血では演技が背伸びしていた感じだったが、本作では自然体のヤサグレ感が出ていてよかった。
原作を読んでいないが、この面白さは原作自体の力なんだろう。たぶん省略したところも多いだろうから、今度読んでおかないと。
酷い作品。性描写が多く、学生や親子連れは見るな
本筋の善し悪しのことは置いておく。
この映画の問題は性描写の多さだ。暴力もある。
まず、冒頭から主人公の藤原竜也がデリヘル嬢の送迎を行う。
そしてこの主人公自体、色んな女と体の関係を持つ。かなりのクズ男だ。公然とセクハラするシーンは気分が悪かった。
更なる問題は出てくる母親が大体不倫をしていたり、男女関係が爛れていること。性描写のない女・ある女が半々くらいだ。
それもセックスの表現をそこそこ濃厚に(だが物語に必要ない程度には薄っぺらい)描かれている。
胸を揉むだけでなく、そこそこしっかり前戯はするわ、ブラとパンツだけになるわ、ハメ撮りするわ、挿入こそ見せないが確実に性描写を叩きつける。喘ぎ声もガッツリある。
昼ドラのエロいシーンを妙に長々と切り取っている感じ、といえば伝わるか。ディープキスでは留まらない。
それは物語に必要であるものの、だからといってそこに尺を割く必要はあったのだろうか。朝チュンで何とかできた範囲だと思う。
令和ではなく、昭和の空気が横たわっていた。
予告でもそんな雰囲気はなかったし、映倫の年齢指定もないが、PG15くらいの配慮は必要じゃないだろうか。
親子や中高生は本当に見ない方がいい。気持ち悪い。
ちょっと難しい
タイトルが決め台詞になる心地よさ
いやー面白かった。津田をはじめとするクズな連中が引き起こす数々の出来事は、一見、関係がないように見える。それがピースとして繋がっていき、全容を見せられた時の快感。ミステリー好きにはたまらない作品に仕上がっている。
藤原竜也演じる津田は、直木賞をとった有望な若手作家だったのに、地方都市でデリヘルの運転手に身をやつしてしまっている。周辺から愛されるクズな感じがよく出ていて、いい感じに仕上げてきてるよね。元々、藤原竜也は、コワモテの人にボコボコされる姿が似合っていることもあって、津田はまさにハマり役。
そんな津田の周辺には、如才ないデリヘルの社長や、男に騙されるデリヘル嬢、こけおどしで威嚇するチンピラなど物語を面白くしてくれる人間がいっぱい。その中でも、沼本(ぬもと)さんは特に印象に残るキャラクター。西野七瀬のぶっきらぼうな表情がすごく良くて、そこからブラックなユーモアをかましてくれるし、津田との掛け合いがたまらない。
津田が語っていることは、どこまでが本当のことなのか、倉田という闇のボスは存在するのか、最後まで興味が尽きることなく、グイグイ引き込まれた満足の一作でございました。
タイトルもぴったりすぎる。
観る回数や原作を読んでると感想変わるかも
多少混乱するも、劇場で観る価値あり
原作は、直木賞作家・佐藤正午の小説である(佐世保出身・在住)。結局のところ「あれ、どこからが虚構でどこまでが現実だったんだっけ?」といった感じで、まさにミステリーの世界に引き込まれた(映画の中の現実が主人公の書く小説の内容とリンクしている、というか意図してそうさせている)。それゆえに、ミステリーに慣れていないと多少混乱するところではあるが、完璧にストーリーを理解しきっていなくても、登場人物一人一人の個性がすでに見どころたっぷりであり、俳優陣めあてでも十分に観る価値がある。主演・藤原竜也の情けない(クズっぽいところもありながらどこか憎めない)キャラは、友達に一人いると面白いだろうな、などとも思った。予告編では、土屋太鳳がもっとストーリーのカギを握っていそうな感じがしたが、実際はそうでもなかった。
答え合わせ
冒頭から立山連峰を背景にして富山弁での会話が聞こえる・・・あ、富山ロケの映画だったんだ。と驚き、やがてその富山弁が徐々に不自然に思えてくる。8番ラーメンの店舗がスクリーンに映されると、なぜか場内では笑いが・・・あれはどこ、ここはそこ、と、観客はそれを楽しんでたみたい。
とにかく、それ以外ではまったく楽しみも緊張感もなく、偽札事件と一家失踪事件が実際はどうなっていたかの答え合わせ待ちだけのストーリーでした。そもそも、小説にはモデルがいるのかいないのか、過去の事件も気にせず実名で登場させた新作に疑問符だらけの担当者(土屋太鳳)。展開は楽しみかもしれないけど、映画的には面白くない。
思うに、風間俊介演ずるヒデヨシの生まれ育った境遇や、妻が自分以外の子を宿すことになっても子どもを愛する理由が矮小化されすぎ。ヒデヨシの心象風景を中心にするほうが文学的にもなるし、ダイナミックな展開になるはず。帯封の100万円での三千万円とバラの三万円という違いも古書店の老人が渡してくれた理由を考えないお粗末さも相まって、主人公が単なるバカにしか見えなくなってくる。
無駄な時系列いじりもあったせいか、終盤に向けては「なるほどね」と感じるだけで、ハラハラもドキドキもしなかったのは残念。編集次第でもうちょっといい作品になった気もします。
脚本とセリフはゴミレベルです‼️❓
楽しめた。豪華過ぎなのが良かったかどうか。
豊川悦司が出てるからかなぜか中島らも原作中原俊監督BONNIE PINK音楽の『lie lie lie』を思い出したり。
原作未読。とても面白い設定とストーリーテリングをうまく消化してるのではないでしょうか。これだけスジを押す邦画あんまりない。どこに話が着地していくのかとても楽しかった。
主演が主演なんである意味幅を決めていたと思うけど、開き直って予告や宣伝含めて全体がハッタリかましてる感じで潔い。ただ、はりめぐさられた伏線が繋がった時、意外と「そうか!」という快楽には至らない。なんでだろう。個人的に富山舞台で方言までしっかりやってるのに衣装もメイクもキャストもキメキメ過ぎてそれが本来東京を離れ、地方都市を舞台に展開されるささやかな発端のビッグサプライズを薄めてる気がする。まあ、豪華キャスト共演映画にするには致し方ないか。いつでもこの手のミステリーではロバートアルトマン『ロンググッバイ』的なやるせない男のロマンを求めてしまう。
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