鳩の撃退法のレビュー・感想・評価
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自分の中ではうまく回収できず
書けなくなっていた小説家が、自分の周りに起こる出来事を組み合わせて小説を書いていく。
その話は、どこまで事件の真実に近づいていったのか?
逆に近づきすぎると、作家自身が事件に巻き込まれる事になってしまうのだが…。
伏線を回収していく物語ですが…
今作では、そこに面白さを感じられなかった。
私の頭が付いていけなかったのかな?
なんか必然性が薄く、辻褄合わせに思えてしまったんよね。
斬新な事をしたかったのだろう…
現実なのか?空想なのか?
それを小説という物に置き換えたんでしょう
結局はフィクションではなく
ノンフィクションという事で進むので…
タイアップ商品が無駄に目立つ
一本調子の映画というのは否めないです
本日、OLDを観た後なだけにテンポも悪く感じ
内容も、ほら どうだ!斬新だろ? みたいな
感じのイミフな展開と、そこに囚われて…
お金を出してまでは見る映画ではないかな…
TVか配信で適当に見るのが吉
特に映画館で観るメリットはないです
策士、策に溺れる みたいな映画です
藤原竜也ものだったので期待してたのですが…
演者達は良いんですけどね…
ど゛う゛し゛て゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ
藤原竜也が叫たびにカイジがよぎってしまうのが、藤原竜也への先入観が半端ないことに気づかされる笑
それはさておき、
前半は伏線が散りばめられており、観ていてここ伏線だろうなという点が分かりやすく、推理しながら観れるので言われてるほど退屈しなかった!
俳優陣は安定しているし、原作は長いみたいですが、映画のボリュームに合わせて上手くまとまっているのは脚本が素晴らしいんだと感じた!!
小説と現実の間に挟まれる
どうもこういうのは苦手って言うか頭がついていかないって言うか、なんとなく解るが1回観ただけでは駄目だ。もう1回観る気もおこらず、いずれテレビ放送を録画してじっくり復習するしかない。
ザッピングシステムから見ればこの主人公もひとつの駒
むちゃくちゃ面白いかといえば、地味に面白いという表現が最適な作品です。
特にザッピングシステムが好きな人には向いている話かと思います。AさんとBさんの会話の場面にCさんが現れることで、とんでもない方向に話が向かうというような。
原作未読ですが、恐らく、原作は相当面白いんだと思います。
星が3.5に留まったのは、単純に自分がそもそも『鳩』ってどうして作られたんだろう?っていう、主人公曰く「作品には不必要な」疑問を最後まで抱えてしまったからという理由。
あと、カフェ店員兼ドラマーの彼女が持っていたアレ。結局、何かの役に立ったんだっけ?
ざっくりとした内容↓
主人公の津田伸一は過去、直木賞も受賞したことのあるほぼほぼ廃業中の小説家。
過去作でフィクションがフィクションではなかったと誹られ、訴訟騒動に発展。以降、編集者達は彼の新作を待ち望みながらも、触らぬ神に~的な立場で距離を置いている。
そんな津田が久々に小説を書いたという。
ある読書好きの男と、その妻。そして都市伝説化している謎の『倉田』という人物。
様々な人々の姿が立体化された時、津田の編集者の女は呟く。
え?先生、これフィクションじゃなくね?―と。
これ、登場人物が何人もいますが、だいたい何らかの理由でみんな繋がってると思って差し支えありません。
なお、ザッピングシステムっていう表現はしましたが、基本的に津田のナレーションでAさんが動くというような仕組みなので、この手の映画にしては非常にわかりやすいつくりです。
時系列もそこまでぐちゃぐちゃじゃない。なので、某イニャリトゥ監督の作品で悲鳴を上げるようなタイプの方も、気軽に観られると思います。
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観終わってしばらくしてから思いましたが、これ、津田自身が気付いているかどうかはわかりませんが、秀吉にとっては津田の方が自分の人生に偶然に介入してきた『駒』なんですよね。
まあ、何度か観てみたら少し読み解き方も変わるかもです。はい。
色んな話が繋がって行く展開が面白かった!
序盤は小説なのか現実のシーンなのか理解出来ず作品について行けなかったけど、徐々に内容を理解して行けた感じ。
藤原竜也さん演じる小説家の津田が書き上げて行く小説のストーリー。
ぶっちゃけ6割程度しか理解出来ていなかった感じなのでもう一度観たくなる(笑)
とにかく西野七瀬さんがとっても良い!最近観たヤクザ映画の広島弁が良かったけど、本作の富山弁で喋る
沼本がとても可愛いい。
風間俊介さんも今までに無いキャラで最初は彼とは解らなかった(笑)
その他、豪華なキャストの方々が多いのにもビックリ。
リリーフランキーさんの床屋の役がお似合い(笑)
色んな偶然が重なっているのが本作のミソなんだけど、その偶然を振り返るシーンがとても親切。
観賞後、誰もが一万円札を見ると思います( ´∀`)
#73 オチがわからなかった〜😭
オール富山ロケって言うから富山の景色を楽しみにして観に行ったのに、ほぼジャーマンベーカリーしか映っとらんやん😡
まあそれはそれで良いとして、鳩とか2枚の万札とか全然意味がわかんなかったんだけど、もう一回観たらわかるのかな?
微妙に出てくる富山弁の役者の方たちのイントネーションが自由すぎて、あまりの斬新さに次からすべての方言演技はこの手法で良い気がした。
だってどんなに頑張ったって所詮ネイティブにはなれないんだからもう字面どおりで勝手にしゃべっていいんじゃない?
あと、藤原竜也さんが若く見えるのは顔が丸顔で童顔だからと今まで思っていたが、実はお腹の薄さが20代前半の若者並みなあのスタイルのせいだと判明。
これからも若さを保ったまま汚いオヤジ役とか演じて欲しい❣️
新しい手法?
現在進行形は間違いないが回想シーンや答え合わせが多く多少戸惑ったが最後は着地点に落ち着いた感じはする。藤原くんは勿論だが太鳳ちゃんや七瀬くんが自然体で特に良かったし豊川さんは渋さの塊で画が締まる。
小説と現実を行き交う津田に振り回される、その先に待つ結末とは…
いやー、まんまと転がされた…。予告通りに進みながらも、沈黙を貫いた秘密と小説家という意味を特と見せられた、鋭いエンタメ作だった。
序盤から蛇足なことを述べるが、藤原竜也は叫ぶのか?なんて思っていた。今回は小説家、だらしがないが書けば才能が光る。早口で淡々と述べていくスタイルは意外と見なかった姿。と思ったら開始1分で蹴られて叫んでた…!笑。いつもの半分くらいだけど。かれこれ藤原竜也でありながら、まだこんな引き出し有りますけど?というキャラクターを見事に体現していた。
この流れで他の人物にも触れると、確かに豪華なんだけど、そこまで固めなくても良かったんじゃない?というのが本音。過度に掻き回されるつもりでいただけに、多くがチョイ役。しかし、それが実はミスリードにつながっているのかもしれないと思うと、それもまた納得してしまう。
ストーリーはさっきも言ったが結構予告編通り。作品の核となるフレーズを携えて観れたのはプラスだったけど。途中、宙ぶらりんにされる様にポカンとしてしまったが、きちんと片付けてくれて何より。途中途中、説明口調で完結させてしまったことはあったものの、全体的に巻かれた謎を鳩の如く帰って落としていったのでスッキリ。
富山弁飛び交う本作。ロケもかなりそっちでやったみたいで、景色も含め色々新鮮。ちゃっかり富山旅行も兼ねて観るのもあり、かも?笑
※途中からネタバレ考察あり!
2021年9月10日 映画館にて2回目の鑑賞
レビューを残りわずかまで書いていたのにも関わらず、あまりの眠たさに寝落ちしてしまい、起きたら全て消えて朝からショックだったサプライズです。もう1回書きます...トホホ
8月公開作品...いや、ここ5ヶ月で1番楽しみにしていた映画。予告を見て映画癖にグサッと刺さりまして、何度も見返しては期待に胸をふくらませていました。
こんなに楽しみにするのは「騙し絵の牙」ぶり。どことなく雰囲気が似ているし、5文字&意味不明なタイトル、そして配給が松竹。何かと共通点が多い2つなので、やっぱりこの手の映画が好きなんだなとしみじみ感じます。という訳で、早速公開日に鑑賞。騙し絵の牙のように期待を裏切られるようにならない事を願って...。
これ...めっちゃくちゃ面白いじゃん!!!
予想を遥かに超える出来。予告詐欺なし!
これだよこれ!超超超楽しいです!!!
3年ぶりに新作を書くことになった小説家の津田伸一(藤原竜也)。担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)は彼の新作を読んでいたが、その話が妙に現実味があり疑問を持ち始める...。
まず、演者の凄まじさ。
豪華すぎるキャストだと言うことは見る前から分かっていたものの、ただただ使っただけではなく皆ちゃんと爪痕を残している。相変わらずの藤原竜也、サバサバした性格がお似合いの西野七瀬、変態教祖から裏社会の人間へと変身した豊川悦司、記憶に残るリリーフランキー...などなど俳優たちの活躍を見るというだけでも価値がある。
そして、脚本の巧妙さ。
緻密な設計で少しずつ面白さが際立っていき、後半30分なんてそういうことだったのか!の連続で、もう楽しくて仕方ない。何気ないシーンも伏線となり、要らないシーンがひとつも無い。ピースがカチッとハマった時の爽快感がたまらない。
音楽もまたいい。
一気に世界観に引き込まれ、今から何かが起こるぞと音楽がアラームを鳴らしてくれて、より一層映画に深みが出て面白さが増す。主題歌も雰囲気にピッタリで心地いい余韻。
予告でもあったようにこの物語の終止符は映画を見た〈あなた〉が決める。考察に考察を重ね津田のように最適な話へと作り替える。恐らく、苦手な人はかなり苦手だと思う。でも、好きな人はめちゃくちゃハマる映画だと思う。そんな攻めた映画。
この映画は明確な事が1つしか無く、どこからホント〈現実〉でどこからウソ〈小説〉なのか全く読めない。その唯一の明確な事というのはこの物語の主人公・津田伸一の存在、それだけである。
最初から最後まで訳が分からず、解決したと思いきやまた新たに疑問が浮かぶような、そんな不思議な作品なのだ。見終わった後もずっと考えてしまい、もう一度見たくなるし小説も読みたくなる。
誰かと語りたくなる作品。
でも、好き嫌いハッキリ分かれる映画だと思うので容易にオススメできない。今年の映画なら、「ジェントルメン」と「騙し絵の牙」が好きな人は多分ハマると思う。
絶対もう1回見に行くし、小説も多分読むと思うので一旦★4.5にさせて下さい。もしかしたら、これより上がるかも?と言うか、気持ち的にはもう★4.5以上あるんですけどね笑笑
そのくらい、個人的には大ハマりの最高傑作でした。あー、ネタバレありのレビューも別で投稿したい...
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という訳で行って参りました、2回目。
なんと1回目よりも2回目の方が面白い。
ネタが分かっているからこそ見えてくる視点と新たな考え。見え方が180度変わり、より深いところまで読み解くことが出来た。
次はこうなる、と分かっていると今の話が嘘か本当か見極めやすく、2回目でようやくこの映画がしっかりと楽しめる。もう1回見ようか迷っている方は必ず見てください。期待以上ですから!!!
ネタバレはしたくない主義...なんですけど今回に至ってはさせて下さい。ネタバレ注意を出していませんが、ここから先は内容に触れますので未鑑賞の方は見ない方がいいかと思います。
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注意しましたからね?大丈夫ですか?笑
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はい、ということで自分なりの考えをまとめていきたいと思います。
まず、どこまでが本当でどこからが嘘か。
「本当」の事であれば、津田自身が見たかもしくは新聞などで世に出回っている情報がどちらかでしょう。津田が知るはずもなく、報道されるはずもないことは「本当」ではなく「嘘」だと考えられます。
よって、本当であると予想できることは
・津田伸一は幸地秀吉にカフェで出会ったこと
・幸地秀吉は幼い娘と妻がいること
・爺さんに3万を借りたこと
・ピーターパンの本を買ったこと
・加賀まりこから3万を返してもらったこと
・晴山を無人駅まで送ったこと
・無人駅で晴山は見知らぬ車に乗ったこと
・津田が秀吉に再会したこと
これらは現実だと言えるでしょう。
偽札事件に関してはなんとも言えないなと。
津田は秀吉がバイトから「前借りで3万を貸してほしい」と電話でお願いされたことも、倉田から「今日届くものを預かっていて欲しい」とお願いされたことも知らない為、偽札の出先が分かりません。あくまでもこれは津田の小説の中の話。現実で起こっている話だとは断定出来ません。
新聞に関しても疑問が浮かびます。
かなこ先輩が見せた新聞は「男女の遺体発見」と書かれていますが、津田が見た新聞は「一家三人失踪」と書かれています。秀吉はラストシーンに登場するため、生きていました。よって、「遺体発見」では無いことが明らかになります。つまり、かなこ先輩の存在が危うくなる訳です。しかし、かなこ先輩がいないとしたらバーテンで働く津田も嘘になる訳ですから、秀吉と再会することも不可能となります。頭がこんがらがってきました笑
正直言いますと、自分もまだ明確な答えが出ていません(すいません...)。しばらく考えて答えが出たら追記したいと思います。それでは、また。
登場人物全てが謎に絡む秀逸なミステリー
ミステリーとしては秀逸で、面白い。
脚本もよく練られていて、見ごたえ十分。
冒頭から、ほんの端役と思ったすべての登場人物が重要に仕掛けに絡んでいくタイプの作品で、気が抜けない。
原作から端折った部分が多いのは気になるものの、本編の面白さを損ねるほどではなく、うまく映画としてまとめ上げていたと思う。
ただ、全てを説明してしまうタイプの作品ではない。
映像から意味を読み取り、想像力を駆使して楽しむ必要がある。
そこに少々ハードルがある気がした。
さらに現在の高円寺から、過去富山であったことを回想しながら推理するスタイルのため、時系列の往復が激しく、混乱する人も多いかもしれない。
また、登場人物に「人としてどうよ?」みたいに壊れた人格が多く。
まともな人は、沼本(西野七瀬)と、古本屋店主・房州(ミッキー・カーチス)くらい。
なので感情移入先が難しいのでは、という懸念も感じました。
それはそれとして、堀込高樹(KIRINJI)のPVと言えるレベルで、濃密なKIRINJIサウンドが充満していてかっこいいです。
カバーした陽水の「氷の世界」と、主題歌「爆ぜる心臓」は必聴。
見せ方が悪い
かつて直木賞を受賞した小説家の津田は編集者の鳥飼に次の作品の案を売りつけようとするが…。
同名小説原作映画。伏線を大量に張りその全てを回収していく物語は好きではあるが見せ方が悪くその場でスッキリ出来ない。最近色々な映画で見かけるので西野七瀬にハマってきました。
小説家の想像力が展開図を広げてくれる
おそらく原作がよく出来ているからだろうと思うが、本作品はよく出来ている。場面は2つに別れていて、ひとつは藤原竜也が演じた主人公津田伸一が実際に体験した場面、もう一つは津田が想像する場面である。観客は津田の更に後ろに立って、安全な位置からこのサスペンスを楽しむのだが、ときには津田に感情移入して痛い思いをしたり迷ったりする。恐怖に戦いたりもする。これは面白い。
藤原竜也はいつもどおりの演技だが、その自分自身さえ突き放したような淡々とした語り口が本作品にとてもよくマッチしていた。相変わらず上手い役者だ。
風間俊介は役に合わせてまったく違う演技をする。今回は肚が据わっていながらも、どこかに迷いを秘めている複雑な役柄である。台詞外の意味を伝えられる演技をする貴重な役者だと思う。
その他の役者陣も概ね好演。坂井真紀の加奈子ママは水商売の人らしい覚悟を感じさせてくれる。編集者の鵜飼なほみを演じた土屋太鳳は、豪快にカップ焼きそばを食べるシーンと、やけに大きく見える胸がゆさゆさと揺れるシーンが印象的だった。主人公のカウンターパートとしての彼女の存在が、小説が成立するかどうかの危うい瀬戸際をうまく表現する。
立体的で多重構造の作品だが、津田の小説家らしい想像力が、展開図をわかりやすく広げてくれる。トヨエツが演じた倉田健次郎の哲学が、作品に深みを与えていた。
原作を読んだ人を裏切らない!
というより、映画でクリアにしてくれてありがとうと言いたい。
映画の中でもいろんな場面が展開されて現在と過去を行ったり来たりしますが、原作はさらにあっちこっち行っててわけわからん感じなのです。だけども読み物としては絶妙におもしろいのです。
なので原作を読んだ者からすると、あーここはあの場面ね、この人こんな感じか、ふむふむなるほどね〜こういうことか〜とか楽しみながら観ることができました。
逆にこの映画が初見の人はどうだろう?宣伝で「謎解きエンター〜」を全面に打ち出しているけれど、そういう見方もありなのかな…
私は原作を読んだ時に謎解きとか全く考えてなくて、ただただ読んでておもしろくて最終的には余韻に浸って楽しんでいた感じなのですが、そういう意味では、津田とヒデヨシのラストシーンが腑に落ちて、とても心地良かったです。
個人的には岩松さんと竜也くんの掛け合いのシーンがいっぱいあって嬉しかったのと、太鳳ちゃんと竜也くんの相性もいいなと思って、また違う作品でも共演してほしいなと思いました。
あと、子分やってた浜野さんもよかったな〜
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