鳩の撃退法のレビュー・感想・評価
全303件中、201~220件目を表示
超インパクトのある台詞を期待してしまう^^;
久々auマンデー1本目は・・・
最近は、モノマネ芸人へのネタ提供的な台詞が多い藤原竜也主演『鳩の撃退法』
直木賞受賞した過去のある作家の新作は、フィクションなのかノンフィクションなのか!?
現実なのか小説の描写なのか困惑する編集者を土屋太鳳ちゃんが演じるのですが、小説を元に検証していくと・・・
いやぁ〜次々出てくる役者さんたちも豪華で、シリアスな中にも笑いもありで面白かったですが、そこまで偶然は重なるのかw
裏社会にも政治や医者の世界にも表には出て来ないドンっているんでしょうね。
ドラマスペシャル的でもって感じもしますが、CM入ると話に集中出来ないと思うので、劇場かVODがいいと思います。
ただ今回は、過去作のように超インパクトのあるお約束的な強烈なセリフは無かったです。
鳩の撃退法…?
原作の書評欄では「だらだらと書かれた時間泥棒」とか、「自己陶酔した作者による自慰行為」とか、散々に酷評されていたのであまり期待せず、それなりに覚悟して鑑賞しました。
結果、自分的には意外と好きな作品。KIRINJIのアレンジによる陽水の「氷の世界」も効果的に使われていて、ひとつの映像作品としてエンドロールまで飽きずに鑑賞できました。
それより自分は、「鳩の撃退法」という、奇妙で不思議に心引かれるタイトルが気になり、その真意を探りたかったのですが、(幸福の破壊という意味だとか、偽札の撃退法、とか、様々な分析がありますが)、残念ながら観賞後の今でも私にはうまく理解できておりません。そこだけ残念です。
TMIです
もう一度みると発見ありそう・・・と思わせる手法ではありますが
登場人物が多く、表と裏、昼と夜、現実と創作、時間の前後を混ぜこぜにすることで理解が追い付かないので、あとで考え返さないと構造が見えてこなくて見るものを翻弄します。
(喫茶店の店員とデリヘル嬢の見分けも付かない自分では序盤の誰が誰に何を貸した返したのやりとりだけでバッファ切れでした。)
恐らく本で読むとそういうところが面白いのかもしれませんが一発勝負の映画館では途中で見返せませんので難しいですね。
生存本能に訴える謎解きの誘導のようなものがあればモチベーションが続いたかと思いますが、グランドストーリーの把握にだいぶ時間がかかるので途中で飽きてしましました。
意味が分かると怖い話を観るぐらい緊張感をもって観ないとダメだったのかもしれません。
ピーターパンを読みたくなること間違いなし。
嘘(津田の小説)とホントが入り混じる謎解きエンターテイメント。面白かったです。
まずやっぱり藤原竜也は良いですね。演技力は勿論、彼独自の魅力があって。藤原竜也好きならこの映画を見て損はしないと思います。
見終わった瞬間はわけわかんない映画だと思いますが、自分なりに映画の内容を考えていくとなかなか楽しい映画です。是非ご覧ください。
藤原竜也と女優たち
ストーリーや構成上の仕掛けはそれなり ラストの『ジョーカー』風味でお話の信憑性が完全に吹き飛ぶ
それよりシーンごとの藤原竜也とキャストの絡みが面白い
特に度々登場し作品のリズムをつくりだすウェイトレス役西野七瀬、閉店した古書店で濡れ場を演じる不動産事務員役 石橋けい が印象深い
噛めば噛むほどよい
映画をみて津田の書いた小説がどこまで現実、小説かを考えるとこういうパターンもあるし、こうも取れるなと色々な物語を自分なりに補完して作る楽しみがある
私はハッピーエンドだと思った
ダムに沈んだ男女は晴山でも秀吉の妻でもない全く関係ない二人で秀吉家族は身を守る為に失踪していたのだと思う
倉田は秀吉を助けたのではないかな
たまたま車には秀吉と倉田だけが乗っていたけど秀吉の妻子は生きていると思いたい
どうしょうもない現実があっても考え方ひとつでハッピーエンドになりえる
ものは取りようだなと思う
それすらも虚構 なのでは?
小説家である主人公が自らを主人公とした小説を描くことで、登場人物でありながらストリーテラーの役割をこなしていく
この構造によって何が事実で何が小説の中のフィクションなのかが曖昧になり、虚実入り乱れた展開へ突入していく
劇中の出来事を素直に受け取れば鳩が籠から飛び出した、即ち偽札が流出したことから巻き起こるすったもんだ ということにはなるんだろうと思うけど、果たしてそれすら事実なのか
劇中では編集者との会話を基点として小説と現実が区別されていたものの、そもそもその編集者との会話すら小説の中の話 なのではと勘ぐってしまう
小説家なら起こってはならなかったことを起こらなかったことにでき、起こらなかったことを起こったことにも出来る
少し突飛な発想にも思えるものの、こういった言葉こそ作品全体を物語っているようにも思え、そういった考えを巡らせることもまたワクワクする作品だった
あとは特にキャリーの中身が辿る導線
この部分を巡る点と点が繋がり合う展開は非常にスピーディーかつ群像劇的な面白さがあり、なるほどど合点の行く流れが作品全体のテンポ感と絡み合う糸が解けていくような気持ちよさを押し上げていた
偽札の存在理由や目的などモヤっとする点はあるものの、あくまで偽札の背景ではなく存在するそのものを巡る話だとすれば正にTooMuchInfomation
そこを取り上げるのは冗長だってことになるのかな とも考えている
special thanks 加賀まりこ
富山で発生する一家失踪事件と金に纏わる事件、そして都市伝説ともいわれる顔役についての小説を書く小説家の話。
嘗ての直木賞作家で、数年作品を発表していない小説家が、3年ぶりに手掛けている作品を出版社の女性にに読ませる体で展開していく。
3万、3万、1万、5万、20万と小さい金に纏わるやり取りが飛び交う序盤、これだけ金の話題になればそこに何かと勘繰るよねwというわかりやすさもありつつの、富山に流れて来て半年、デリヘルの運転手をする自身を一人称に進行していく。
馴染みの古本屋とのエピソードや深夜にカフェで出会った男とのエピソード等、交わりそうに無いちょっと浮世離れした物語がミステリアスだし、この話がどう繫がるのか、もしかしたら繋がらないのか、そしてフィクションなのか事実なのか、と想像力を掻き立てられる。
また、ヤケに事情通の登場人物達や、ちょっとズレた様なとぼけたリアクション等、暗~くシリアスになり過ぎずに和ませてくれるアクセントが効いていて面白かった。
そういえば、最近は気にされない方もおられますが、実社会において「バーテン」は蔑称なのでちゃんと「バーテンダー」と呼びましょうね。
伏線の貼り方、回収の仕方、共に弱い
原作は未読なのですが、読む気も起きない映画だった。
もし、原作は面白いなら作者はブチギレて良いと思う😅
なんか、回収前提の伏線の貼り方で、特にあった驚くどんでん返しがあるわけでもなく、モヤモヤしか残らなかったです。
いくつか疑問があるのですが…
そもそも、自分の身に起こった事をそのまま書くやつが、直木賞作家?
で、その小説が出版されたとて面白い本になる?
最後のタイトルも鳩の撃退法って、撃退してないよね?
しかも、鳩のフレーズも人が考えたし。
そして、最大のミステリー。
デリヘル呼ぶために女の子に金を借りる男がいるのか⁈
まだまだ沢山ありますが、最後に一言。
映画館で見る必要なし。
でした〜
期待しすぎたかな。
番宣は良かったのよね〜
伏線も大して回収されないし、「どうして?」っていう疑問にも答えない。
現実か?嘘か?(小説か?)という最初の触れ込みだけが先走っちゃったかなぁ…
期待値が上がり過ぎて鑑賞したからかも。
総てにおいて中途半端だった印象。
モノ作りの目的
とりあえず Awichの声がエンドロールで聞こえてきてビックリしました...
原作未読です。
ちょっと 謎解き要素というかミステリー色を前面に広告打ち出しすぎかなと思いました。
『この男が書いた小説(ウソ)が見破れるか』というキャッチコピーに引っ張られて見に行きましたが、本質は クリエイターの創作欲の尊さ でした。
藤原くん演じる小説家が なぜ危険を冒してまで書かなければならなかったのか? そういうアーティスト特有の業についての映画でした。
まず、私も観てしばらく勘違いしていたんですが。
『この男が書いた小説(ウソ)が見破れるか』の本当のウソは映画 本編では まだついてないんですよね。
ウソは映画が終わってからつくんです。
劇中のピーターパンの本よろしく ネバーランドを虚構とした場合、大人になるっていうのはどういう嘘をつくことなのか考えさせられた映画でした。
結局何も解決してない
ラストに気持ちいいくらいに伏線が回収されるという噂を聞いたので見たんだけど、、、結局何も解決されてませんやん。
単に伏せられていた事実の一部がパラパラと判っただけで、なぜ鳩があらわれたのか、鳩の必然性など、何も判らないまま。
全然スッキリしないままエンディング。
この映画でカタルシス感じられる人って頭良過ぎですよ。
フィクション‥ですよ‥ね?
公開、ずっと楽しみにしていた作品。
騙し絵の牙とか、こういうストーリー展開好きです。
ちょっと気を緩めると訳わかんなくなってしまうので要注意。もう一回観たい。
伏線回収とかも面白かったです。
23 全て繋がった
最後に全てを回収した作品でした。
伏線が、全て繋がった瞬間は、ゾワとしました。
三万円が、色々回り回って、人生考えさせられる
シーンでした。ラストで、本を返す所は、言葉は必要がない
シーンでした。
私は最後スッキリしました。(考察)
小説未読・1度映画を鑑賞しただけの考察なので、違った見方があれば教えてください。
まず事件の夜、本当にヒデヨシは家族を救えたのか?
妻と子供を連れて逃げおおせることができたのか。
…違うのではないでしょうか。
あの夜、妻と子供、郵便局員の男は処分され、ヒデヨシはどうにもならない現実を目にしながら、誰かどうにかしてくれと、ピーターパンの小説に擬えて手と手を打ち鳴らすことしかできなかった。
津田はそれさえも読み解いたのではないか。
そして小説にて、その場面だけを意図的に改変(郵便局員の男が車に乗り込んで暴走する辺りからかと思います。)することで、小説家としてせめてヒデヨシを救ってやった。
最後にヒデヨシが津田に文庫本を返しにきたのは、小説の中だけでも理想の世界を創り上げてくれた津田に対して感謝を込めて。
最後のシーンで、ヒデヨシと共に車内にいたのが妻や子供ではなく、倉田だった違和感からこのように考察しました。
ヒデヨシを大切に思っている倉田は、津田が全てをノンフィクションで書き上げていたら制裁を加えていたのではないでしょうか。
裏切られても裏切られても、昔得られなかった"家族"というものへの憧れから妻を許そう、許容しようとしてしまうヒデヨシ…
ラストシーンでヒデヨシを見捨てず共にあることや、3000万円の使い道からも残虐なだけの男ではないこと・血は繋がっていなくても自分と同じ境遇で理不尽に虐げられる(た)子供達(ヒデヨシ)を愛していることが汲み取れる倉田…
今回は『何が現実で、何が虚構なのか』に注目することに注意してしまいましたが、また鑑賞することがあれば、次はこの不器用で哀しい男達に焦点を当てて物語を楽しみたいと思いました。
全303件中、201~220件目を表示