映画:フィッシュマンズのレビュー・感想・評価
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よかった
フィッシュマンズの評伝を読んで、この夏はずっとフィッシュマンズを聴いており、とても楽しみにしていたのだが、『メロディ』も『いかれたベイビー』も掛からない。茂木さんは亡くなった佐藤さんのことを思い出すことで言葉が詰まるのか思っていたら、ずっとその調子でたっぷり間を取って話すので長いなーとしか思わなくなる。
新潟でこんなにフィッシュマンズを好きな人がいるのかと驚くほど満席。貴重な映像が見れたのだけど長くてお尻が痛くなる。
『ひこうき』は全然好きじゃなかったけど、佐藤さんのギターソロがめっちゃかっこよくて、すごく魅力的な曲になっていた。
ただ本当に長い。
何といっても当時の記録が観れるのがいい
フィッシュマンズの記録映画としては良くできてるんじゃないかと思った
ただ、わかるんだけど佐藤氏を持ち上げる方向で話が進んで
祭り上げようとしてる感じがしたのはちょっと好きじゃないかな
もちろん唯一無比な雰囲気を持ったボーカリストだし
ただのレゲエとかポップスだとかに収まりきらなかったスタイルはとても好きなんだけど...
映画としては終わりの方のまとまりに欠いてた気がするかな
ちょっと長く感じた
それでもフィッシュマンズの音楽を映画館の音響で聴けたりして良かったのだが
その割には音楽かかるところが少し少なかったかな?
いっその事膨大な資料をタルベーラの作品みたいに
10時間くらいでライブもガッツリ入れたようなのが観たかったかも
でも、色々な人の想いを感じられたのは
フィッシュマンズが好きな人間には嬉しいかぎり
フィッシュマンズの歴史を堪能した作品でした
FishmansはいかにしてFishmansであるか
この映画は、ドキュメンタリーとしてただ過去の出来事を並べるのではなく、Fishmansというバンドを解釈することで、過去から現在を再構成している。だからこそ私たちは「Fishmansとは何だったのか」ではなく、「Fishmansとは何なのか」を少なからず映画の中に見つけるのだ。つまりこの映画は、単純に過去を回想するのではなく、80〜90年代を生きたFishmansから、今を奏でるFishmansを説明する。エンドロールの後に、茂木欣一の「一生モノであるFishmansという宝物を生かし続ける」というセリフを挿入したのは、きっとそういう意味を含ませたかったからだろう。
そのように考えるならば、私たちはFishmansにある一つの運命を感じ取る。Fishmansという大きな枠組みの中で、佐藤伸治が仲間と出会ったこと、バンドがなかなか売れなかったこと、メンバーが一人また一人と抜け、関係者がバンドを離れたこと、佐藤が突如いなくなってしまったことなどは、全て「そのようになっていた」のではないか。その運命の中で、彼らは音楽を奏で続けているのではないか。
説明不足(HONZIのサポート加入や「宇宙 日本 世田谷」の制作など)や、構成の退屈さ(インタビューとライブ映像の繰り返し)という問題点もあったが、多くの新しい視点を提供してくれたこの映画と、製作者の努力には率直な拍手を送りたい。
貴重な映像盛りだくさん
しばらく封印していたフィッシュマンズ 愛が炸裂です!初期のライブ映像、佐藤くんが笑っているのがとても自然で楽しそうで、当時の曲と歌から想像する人物像のまんまでした。売れなかった悔しさとか、焦りとか、あきらめ、葛藤が、晩年まで精力的な音楽制作へと鋭く没頭させたのでしょうか。生き急いじゃったな。
改めて佐藤くんが大好きです。優しいメロディ、心地よいリズム、気分剥き出しの鋭い歌詞を聴くと涙が止まりません。カッコいい音楽をありがとう!
フィッシュマンズの音楽は、逝ってしまった佐藤くんだけのものではなく、当時のメンバーの演奏が本当に素晴らしかった。
この映画を通して、もっと多くの人にフィッシュマンズの存在を知ってもらいたい。そして常に明るく前向きに大きな愛を持って、フィッシュマンズの未来を創り上げてくれている欣ちゃんこと茂木欣一さんには感謝しかない。
切なく苦しい、でもファンにとっては救われる映画でした。
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