「人引きつける春巻き」カムバック・トゥ・ハリウッド!! サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
人引きつける春巻き
オスカー俳優3人出演のコメディ映画ということで鑑賞。そんなに期待はせず劇場へ。
いやー、いいね笑
緩々な映画だけど、そこに3人の名優が出ているのですごく楽しい。ロバート・デ・ニーロ、最高笑
前作で大コケしてしまい借金まみれになった映画プロデューサー(ロバート・デ・ニーロ)は、多額のお金を出資してくれた映画マニアのマフィア(モーガン・フリーマン)にお金を返すべく、老いぼれた名優(トミー・リー・ジョーンズ)を新作映画の主演に迎えてある事を企む。
名優3人が本当にいい演技をしている。
追い込まれ弱々しく自分は正しいと思い込んでいるプロデューサーを演じるロバート・デ・ニーロ。表情や動きで何故ここまで情けなく見えるのだろうか。凛としたカリスマ性溢れる役もいいが、尽く上手くいかない不運な男もまたピッタリ。
映画をこよなく愛す強面のマフィアを演じるモーガン・フリーマン。違和感が仕事してません。威圧感が物凄く余計なことを言ったらすぐに殺されそうなんだけど、笑った時は見ているこっちまで笑顔になってしまう。
昔は西部劇で大活躍したが今となっては老人ホームに入居している元・名優を演じるトミー・リー・ジョーンズ。この年になっても、彼のアクションはめちゃくちゃカッコイイ。前世はカウボーイだったのか?と思うほど似合っている。
思ったよりも飽きずに楽しめた。
クスッと笑えるところが多くあり、予告からして中だるみしそうだなと思ったが意外とそんなこと無かった。これもまた、名優3人のおかげだろう。
雰囲気もすごく良くて、ずっと見ていられる。
ラストに全てが詰まっているなと。
もっとバラバラ所々で言った方が響いたと思うが、女性監督・黒人・レズなどあらゆる問題についてさりげなく触れており、浅いようで意外と深いのかも?と感じた。
ただ、飽きないが退屈してしまうところあり。
全体的に薄っぺらいので見応えはないし、気分が上がったりはしない。特にバーで馬の会話をするシーンは微妙だった。もっと上手く笑い誘えないの?
エンドロール直前のシーンは意味不明。
他にも頭の上に「?」が浮かぶシーンはあるが、特にあのシーンは何を言いたかったのかさっぱり。面白くもないし、必要でもない。蛇足に過ぎなかった。
まぁ、でも想像より面白かったので良しです。
こういうほんわかとした洋画もいいですね〜