ホーム >
作品情報 >
映画「エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち」 エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち
劇場公開日:未定
解説
日中戦争下の上海で、中国軍の守備隊が繰り広げた5日間の激戦「四行倉庫の戦い」の実話をもとに描き、中国で大ヒットを記録した戦争ドラマ。1937年、第2次上海事変末期の上海。中国軍第88師第524団の兵士たち約400人は、河沿いに建てられた巨大倉庫「四行倉庫」を防衛拠点とし、日本軍からの総攻撃に耐えていた。仲間たちが次々と命を落としていく中、兵士たちは決死の覚悟で激戦を生き抜こうとする。その勇姿は、戦況を見守る多くの同胞の心を突き動かしていく。出演は「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」のオウ・ハオ、「SHADOW 影武者」のワン・チエンユエン、「山河ノスタルジア」のチャン・イー。日本軍司令官役で中泉英雄が出演。「愛しの母国」のグアン・フー監督がメガホンをとった。
2020年製作/149分/PG12/中国
原題:八佰 The Eight Hundred
配給:ハーク
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2021年11月13日
Androidアプリから投稿
このような人たちがいるから、中国が偉い国になった。そうじゃないと、中国の領域が日本に奪われたかもしれないね!
2021年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
ネタバレ! クリックして本文を読む
ストーリーのベースとなる「四行倉庫の戦い」については全くの無知。倉庫を間に挟んでの天国と地獄の構図はまさにドラマチック。
特筆すべきは、抗日映画に付き物の、野蛮かつ暴力的な日本軍描写が皆無な点。誇りと名誉をかけて戦いを挑む日本軍大佐役の中泉英雄が儲け役。
それどころか、同じ中国人ながら国民党と共産党との緊張関係や、それに準じた兵士間の摩擦が根底に描かれるのが興味深い。『フューリー』でも見られた、敵も味方も関係なく、見敵必殺精神を叩き込まれる軍隊の狂気が描かれる。
群像劇だけあって登場人物が多く、顔と名前を覚えられるのかと思うも、観ていくうちにその懸念は無くなる。もっとも、主要人物は次々と戦死してしまうからだが…
これでもかとヒロイックな描写を詰め込んでいるあたりは戦史物かつ中国映画のお約束とも言えるが、その分2時間30分にも及ぶランニングタイムが冗長。一番カタルシスが上がってもおかしくないはずのクライマックスが一番尻すぼみに感じたのも、それまでの阿鼻叫喚の戦闘シーンが多すぎた反動ゆえかも。
本国中国では、コロナ禍の影響以外にも、国民党(中華民国)の国旗を死守するシーンが問題になって上映が幾度となく延期になったとか。
やはり国家間のデリケート事情はそう簡単に癒えるものではないのか。