スペース・フォース 対エイリアン特殊部隊のレビュー・感想・評価
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自作自演のSF風カンフー映画
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香港のアクションスター、デレク・ティンが妻と立ち上げたRAW Mediaプロダクションで製作・脚本・監督・主演とまさに自作自演のSF風カンフー映画。
邦題がスペース・フォースとエイリアンの戦いのようで紛らわしいが、対エイリアン特殊部隊の方は副題、エイリアンに息子を殺された資産家が私財をつぎ込んで立ち上げた、対エイリアンの私設軍隊のこと。
エイリアンも昆虫系でなくインベーダー系、太古から地球に飛来し地球人の大半は洗脳済みと言う古典SF的設定。
ポスターにある円盤や戦闘シーンは出てきません、いわゆるポスター詐欺という日本の配給会社の誇大商法ですね。
主人公の謎の中国人は香港生まれの孤児でエイリアンの洗脳力にも耐性がある、どうやらエイリアンとの混血らしい。その特殊潜在能力を引き出してエイリアンと対決するのだが、映画の大半はその修行とサバゲーのような模擬戦闘シーンばかりでエイリアンが出てくるのは最後の15分程度、それもホームレスが毛皮を被ったような姿でカンフー対決だからチープ感が漂いまくり、まあ予算の都合なのでしょう。謎の資産家も気功を舞いながら無欲を説くしエイリアンのボスも愛は無力だと宣うなど胡散臭いスピリチュアルなセリフを吐いていました。まさに珍種の香港SFといったところでしょうか・・。
後で知ったのですが本作はエージェント3部作の2作目らしい、1部作「エージェント インテリジェンス」は未公開ですがYOUTUBEで鑑賞可能(自動翻訳字幕付き)ですので前日譚に興味のある方はどうぞ、3部目はまだですが香港で撮るらしい、本作の最後のドローンは中国に向かったのですね・・。
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