「だいぶきつい」MIRRORLIAR FILMS Season1 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
だいぶきつい
表現する場を山田孝之が中心となって、36人の監督に提供し、4シーズンに別けて上映する企画の第一段。短編という制約があるので仕方ないのですが全作品多少の幅があるものの基本雰囲気だけか、内容が薄いかのどちらかになってしまっています。
「暴れる女」友近が出所したばかりの極妻を演じる作品。やさぐれた女を熱演していますが、リアルな役作りを笑いに変える芸風の彼女が演技の世界でどれだけ上手く演じてもいつものコントにしか見えないのです。しかも急に終わります。シーズン2で続きやります?やれないですよね?4人の監督でこの話だけ回すのかな?それならいいのですが。
「無事なる三匹プラスワン コロナ死闘篇」
オチが文章で出てるのですが、白い空に白い字で書くから全く読めないだろ!完成した後一回も試写してないのか!
「INSIDE」
なんの捻りもなかったオチ
「充電人」
今回一番バランスよかった作品。ただ、エンドロールはすべってると思いました。
「pet」
なんかよく分からんけど出オチは成功。こういうオチかな、と思っていたら上を行かれました。どうしてそうなったのか意味は分かりませんでしたが。
「B級文化遺産」
箸休めに気楽に観るにはいいのですが、設定とか整合性を考えるとイラつく作品。
「無題」
これもなかなか良かったです。主演の子が見たことある子で、名前なんだったけな、とエンドロールを待っていたら3秒くらいで超早回しされました。多分制限時間(今回参加にあたり制限時間の制約がある)に引っ掛かったのでしょうが、エンドロールって制作スタッフへの感謝のためのものなのですから、あれは良くないと思いました。映画とか芸術だって言えばなんでも許されると思ってるの?
「さくら、」
これが金沢でロケしたということで、安藤正信監督、山田孝之、森川葵が舞台あいさつにイオンに来ましたが抽選外れました。正直訳分からなかったので抽選に当たっていたら気まずかったと思うので外れてよかったです。ちなみに今日は貸し切り状態でした。写真の世界を映画にしたら大体退屈になります。
「inside you」
写真を映画にしても面白くないのよ第二弾。
という感じで文句なしが一作もなく、まあまあましが二作という厳しい結果に。