「混ざり合う才能の海を泳いで、ピンキリあるオムニバス」MIRRORLIAR FILMS Season1 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
混ざり合う才能の海を泳いで、ピンキリあるオムニバス
バーチャルシネマによる試写会で鑑賞。このアプリがめちゃくちゃ重いので、全然楽しめなかった。しかし、捻りの効いたアイデアを感じさせる作品も(僅かだが)あった。楽しめていないことによる感想であることを承知していただきたい。
この企画は、監督を本業とする人、俳優、新人までが顔を揃える短編映画プロジェクト。だから、テーマも表現の仕方もイコールではない。そうすると、必然的に作品の合う合わないはいつもより出てくる。全体的に試行錯誤を重ねた意欲作が多く、芸術性のみを追う作品が連ねた印象だった。
好きな作品で言えば『Petto』と『充電人』の2つ。『Petto』は枝優花監督らしい儚げなコントラストを用いながら不穏で衝撃的な世界へと導く作品。また、『充電人』は意欲をすごく強く感じる作品で、オチまで秀逸。これは一本取られた。他は見辛い環境もあってあんまり入れず。ちゃんと観れるならもちろん観たほうがいい。笑
Season1なので、まだまだやっていくつもりなのだろう。ただ、オムニバスは馴染みが薄く、イオンシネマの限られた劇場でしかやらない状況を考えると、次があるか微妙なところ。劇場が少ないので、配信に来たらまた観ようかなと考えている。
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